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EDOKKO project「江戸っ子1号」プロジェクト

協働 一緒に働いてみて感じた中小企業で働く人の魅力

相談したら明日か明後日には結果が出る。大学教授が驚いた対応の速さ

深海でも無線通信できるようにするゴムを開発してみせた杉野ゴム化学工業所。同社をはじめ、それぞれ専門性を持つ中小企業と一緒に働いてみた人たちは、中小企業に対してどのような印象を持ったのだろうか。

「どんなことでも相談すると、快く「やってみます」とこたえてくれて、明日か明後日にはやってみた結果を伝えてくれます。社長と社員の間の情報伝達も速かったです。大企業と一緒に働いていたら、こうは進まなかったでしょう。大企業なら会社として動くためには、稟議書という書類を作成し、部長や役員などの承諾を取る必要があります。小さなことでも動き出せるようになるまで、1~2週間かかることもあったと思います。一緒に働いてみて「中小企業は本当に仕事が速い。さすがだな」と感じました」と語るのは、芝浦工業大学の青木孝史朗教授だ。 青木教授の研究室は、探査機の本体に当たる躯体と呼ばれる部分の設計・開発を担当した。開発を進めていると不測の事態が次々に起こり、期日に間に合わせるため、非常に短い期間での対応を強いられることが多かった。それでも無事に形にできたのは、中小企業の対応の速さがあったからだろうと青木教授は振り返っている。

芝浦工業大学 工学部機械機能工学科教授 青木孝史朗氏 芝浦工業大学
工学部機械機能工学科教授 青木孝史朗氏

その道を貫きたいのなら中小企業を選べ。まずは自分の価値観を見つめよう

教授として、学生たちの進路選択に助言する立場でもある青木教授。江戸っ子1号プロジェクトを通じて、あるいはそれ以外の活動を通じて中小企業の実情を見てきた経験を踏まえ、学生たちにはどのような助言をしているのだろうか。
「中小企業で働く道を選べば、会社の中で自分が果たす役割がはっきりしています。仕事の流れも分かりやすいので、働いていて充実感が得られやすいでしょう。そして「これをやりたい」といった思いがあっても、大企業に入るとそう簡単には実現できません。対して中小企業に入れば、優れた考えであれば採用してもらえる可能性は高いと思います。そうした点が中小企業で働く魅力でしょう。
別の観点から考えると、職業にこだわる人は、中小企業を選んだ方がいいでしょう。江戸っ子1号のプロジェクトでも、長年にわたって自分の選んだ仕事を続け、現場で叩き上げられることで、「その道の専門家だ」と思える中小企業の社員さんに出会いました。尊敬できる方でしたし、学生も一緒に働いていて大いに刺激を受けていたようです。一方、大企業にはさまざまな部署がありますから、「どうしても設計の仕事をしたい」と思っても、やりたい仕事に就けるかどうかは分からないのです。
大企業を選ぶべきなのは、仕事内容ではなく「この会社が好き」「この製品が好き」といったこだわりを持っている人でしょう。自分がどんな価値を大切にして働きたいのか。まずはそこを見つめるように学生には助言しています」(青木教授)

中小企業に抱いていた先入観。話してみたら社員1人1人が広い視野を持っていると気付かされた

江戸っ子1号の開発には、学生からもかなりの人数が参加している。青木教授の研究室に所属し、躯体の強度解析や組み立てなどを担当した肥澤さんもその1人だ。肥澤さんの目には、中小企業はどのように映ったのだろうか。

「江戸っ子1号を一緒に開発するまでは、漠然と「中小企業で働く人は、テレビドラマに出てくるような“町工場の頑固親父”ばかり。自分の気に入った仕事しかしない」といった先入観を持っていました。
ところが実際に話をしてみると、「今の中小企業が置かれている状況はこうだ」「自分の会社はこの分野が得意だから、こちらの方向を目指すべきだ」といった意見を持っていました。社長だけでなく、社員の方々、1人1人もです。自分でしっかりと考えて、広い視野を持たれているのだなと考えを改めました」(肥澤さん)
そのような経験を積んだことで「中小企業」と言っても、さまざまな企業があることを知った肥澤さん。自分が考えを改めたように、もっと多くの人に中小企業に対する偏見をなくしてほしいと次のように語っている。
「中小企業といっても、社員数が300人近くいる会社もあれば、十数人くらいの大きさの会社もあります。多くの人は「中小企業」と聞くと「頑固な職人さんが……」と連想するかもしれませんが、中には他の会社がまねできないような最先端の技術を持ち、レーシングカーに使う部品など、どこにも作れないような製品・部品を作っている会社もあるわけです。

株式会社浜野製作所 代表取締役 浜野慶一氏 株式会社浜野製作所
代表取締役 浜野慶一氏

そんな東京都でモノづくりを続けるには、「東京でしかできないこと」を考える必要があります。それは何かと考えてみたら、「世界的に見ても研究機関が密集しているところ」ではないかと気が付きました。
東京にある最大の資源である大学などの研究機関との関係を深め、最先端の製品開発にたずさわる「モノづくりの上流」での経験を積んでいくことができれば、当社にとって何よりの資産になります。
江戸っ子1号プロジェクトへの参加を打診いただいたときには、「モノづくりの上流」にたずさわるため、絶対に参加するべきだと思いましたね」(浜野社長)

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