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エーエルティー株式会社

エーエルティー株式会社 レーザープリンターから次世代ウェアラブル端末、ヘッドアップディスプレイまで、レーザー応用製品の開発<br>光学・機械・電気の3分野を横断する専門性が強み。大企業からも頼りにされるレーザー製品の検査装置メーカー

エーエルティー株式会社

レーザープリンターから次世代ウェアラブル端末、ヘッドアップディスプレイまで、レーザー応用製品の開発
光学・機械・電気の3分野を横断する専門性が強み。大企業からも頼りにされるレーザー製品の検査装置メーカー

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輝く技術 光る企業

エーエルティー株式会社

レーザープリンターから次世代ウェアラブル端末、ヘッドアップディスプレイまで、レーザー応用製品の開発 光学・機械・電気の3分野を横断する専門性が強み。大企業からも頼りにされるレーザー製品の検査装置メーカー

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  • 社名:エーエルティー株式会社
  • 設立年月:1992年8月
  • 資本金:2,200万円
  • 代表者:代表取締役 髙野 裕
  • 本社所在地:東京都練馬区豊玉南1-21-10
  • 電話番号:03-5946-7336
  • 公式HP:http://www.alt.co.jp/
  • ・レーザー応用製品が正常に動作するかを調べる検査装置を開発
  • ・光学・機械・電気の3分野で、専門性を横断的に深める
  • ・メッセージプロジェクターで検査以外の分野に挑戦
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業種

電子計測機器、光学計測機器およびその周辺機器のハードウエア、ソフトウェアの開発、制作ならびに販売 前号に関連する技術ノウハウ、工業所有権の販売

事業紹介

当社は以下の3つの事業を主体に、レーザ応用関連製品の開発、製造を行っている会社です。

【レーザ光源ユニット】
計測や各種分析用の高性能レーザ光源ユニットの設計から製造、販売までを当社で一貫して行っている為、お客さまのニーズに合わせた製品を提供できるところが当社の強みです。3次元計測用のランダム、格子パターン光源やリング光源など特殊な製品も取り扱っており、各種OEM製品も提供しています。

【スキャナ計測システム】
ポリゴンスキャナなどの計測システムの開発・製造も行っており、現在はレーザプロジェクターやヘッドマウントディスプレイなどに応用が期待されている光MEMSスキャナ計測システムを中心に販売しております。国内シェアはNo.1です。

【各種受託開発】
お客さまのご要望に応じて、光学、機構、電気、ソフトの各設計、及び総合的なシステムや製品開発を受託しています。JAXAや産業技術総合研究所などの研究機関からの仕事も多いため、最先端の技術に触れる機会が多数あります。

【事業内容】 レーザー応用製品が正常に動作するかを調べる検査装置を開発

レーザープリンターや、レジにあるバーコードスキャナー、DVD・ブルーレイプレイヤーなど、私たちの身の回りにはレーザーを使う製品が意外と多い。 そうした製品で使われるレーザーが、指定の場所をいつも通過するか、設計どおりの速度でビームを移動させているか、ビーム形状は歪んでいないか、と検査する装置を設計・開発しているのがエーエルティーだ。レーザープリンター関連のある検査分野では、同社製品が世界シェアの半分近くを占めている。 最近ではレーザーやセンサー、機械、電子回路などを集約した光MEMSという小型部品に注目。メガネ型の情報表示を行うウェアラブル端末や自動車や航空機の前面ガラスやコクピットなどに各種情報を映し出すヘッドアップディスプレイなど、未来をつくる製品の検査装置開発に力を入れている。

03.jpg 注文が増え始めている光MEMS計測システム

【独自戦略】 光学・機械・電気の3分野で、専門性を横断的に深める

レーザープリンターのように、レーザーを照射するだけでなく、指示どおりに動かす必要もある製品になると、光学だけでなく機械・電気分野の知識も求められる。 しかし大学などでは、「機械工学」「電気工学」と専攻が分かれ、3分野を横断的に学ぶ人は多くない。大手企業で働く技術者も、どれか1つの専門性を深めることが会社から期待されるため、横断的な知識を持つ人材はほとんどいない。 一方、エーエルティーの技術者は、光学・機械・電気のどれかに偏らず、3分野の知識を習得していく。「光学的にはこの設計が最高だが、機械のことも考えるとあの設計が最適」と総合的に考えられる同社の技術者は、大手企業からも頼られる貴重な人材だ。

04.jpg レーザー光源の検査中。光学・機械・電気の
3分野の知識が求められる上に、携わる業務内容も
設計・製造・検査と多岐にわたる

【プロジェクト】 メッセージプロジェクターで検査以外の分野に挑戦

これまで検査装置を中心にモノづくりを進めてきたエーエルティーが、新たな挑戦として世に送り出すのがレーザーメッセージプロジェクターだ。 夜間300m先にも「救助中」といったメッセージをはっきり映し出せるこの製品は、東日本大震災の際、救助現場から「救助中だということを被災者に知らせたい」という要望が寄せられて開発した。 警備会社などから「侵入者を発見したときに警告メッセージを表示するのに使えないか」といった相談も入っているが、従来の検査装置の販売先とはまったく別の相手に売り込んでいくことになる。これから販売先を新たに開拓する苦労はあるが、それでも社会に役立つ用途で広めていきたいと期待を込めている製品だ。

05.jpg これまでとは別の顧客向けに売り出そうとしている
レーザーメッセージプロジェクター

社長メッセージ
「より賢く、より深く、より速く」仕事をしてほしい

代表取締役
髙野 裕さん
――光学・機械・電気の3分野に詳しいという貴社の強みは、どのように生まれたのでしょうか。 われわれはもともと、会社を立ち上げる前に、高精度のレーザープリンターを開発する仕事に就いていました。その時に得た計測ノウハウを生かして起業し、現在の事業を築いてきたのです。 一緒に働いてくれている社員にも、3分野の専門性を横断的に深めてもらおうと努めています。業務の一環として特許や学会の論文を調べて技術を深めることを認めていますし、必要なことであれば、業務時間中であっても積極的に勉強することを推奨しています。 また当社の開発製造部は、光学・機械・電気の3つのグループに分かれていますが、他グループも交えて意見交換する場を週に何度か設けています。そこで「過去にこんなことをやってみたことがある」といった情報を共有したり、他グループから改善提案してもらったりすることで、社員1人1人の知識を広げようと試みています。こうした取り組みが、若手社員の成長を促しているのではないでしょうか。 また当社の取引先には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)や産業技術総合研究所、大学などの研究機関もあります。共同研究として一緒に発表した案件もありますし、大学の先生方の研究をお手伝いして論文に協力者として名前を載せていただいたこともあります。そうした学界などとのつながりからも、専門性を深められているのではないでしょうか。 2つあります。1つは光MEMS関連の事業を伸ばすことです。「光MEMSを使った製品が売れるようになる」と何年も前から言われていましたが、技術的な課題などもあり、当初の予測よりも2~3年は市場の立ち上がりが遅れていました。それが今年に入って、ようやく各社が光MEMS関連の開発に力を入れるようになり、当社への依頼も増えてきています。この分野が今後の当社事業の柱の1つになると考えています。 もう1つはレーザーメッセージプロジェクターです。従来とは販売先が異なるために少々苦戦しているのですが、社会に貢献できるように広めていきたいです。 当社の社員には「より賢く、より深く、より速く」仕事をしてほしいと願っています。 今後、ますます多くの新しい製品が出てくるでしょうから、そうした動向をいち早く把握して、できるだけ“賢く”時流に乗った仕事をしてほしいです。 また、当社にはさまざまなお客様がいらっしゃいます。それぞれの分野で専門家であるお客様と一緒に仕事をしていくためには、当社の社員にも技術的な“深み”が求められます。 最後の“より速く”には、「より短期間に製品を納品してほしい」という意味もありますが、それ以上に「速く仕事を終わらせて、自分の好きに時間を使えるように、効率よく仕事をしよう」という意味を込めています。 日本には資源がありません。そんな環境でもここまで経済的に成長できたのは、先輩方のさまざまな技術があったからだと思います。 そうした技術を生かしていくことが、これからの日本の課題になってくるはずです。理系・文系を問わず、技術に興味を持ち続けてほしいです。 あとは、学生のうちに海外を経験してみてください。日本にいると日本の仕組みしか分かりません。日本で常識だったことが海外に出れば常識ではなくなります。そのように既成概念が壊れる経験をすることで、新しい発想ができるようになると思うわけです。学生でいる間に、少しでも見識を広めておいてほしいですね。

06.jpg 代表取締役 髙野 裕さん

先輩メッセージ
世の中に出ていない製品・技術に触れられることに、技術者として面白さを感じる

開発製造部 設計開発課
藤田さん
――貴社のことを知ったきっかけを教えてください。 大学時代に光通信関係の研究をしていまして、そのときに学んだことを生かせる転職先を探していました。当社も光学関係の製品を扱っていますので、そんなつながりから当社の求人情報を見つけました。 以前勤務していた会社では、さまざまな企業の開発現場へ応援に入る技術者として働いていました。そうした働き方よりも、「1つの会社で腰を据えて技術を磨いたり、自社製品の開発に携わったりしたい」という希望が強くなってきました。それで転職を希望するようになったのです。 入社当初はとても緊張していましたが、職場で一緒に働く先輩方は、優しい方ばかりです。少しずつ緊張もほぐれてきまして、仕事がしやすい環境だと感じるようになりました。 設計と製造です。入社して7年目になります。装置をただ設計したり組み立てたりするのではなく、最終的にそのまま使える製品として、検査で得られたデータを分析できるシステムを開発する仕事が多いです。ですから、センサーで得られた情報を処理するプログラムまで開発しています。 大学のころ、近しいことは勉強していましたが、レーザーに関する専門的な知識は、入社してから覚えていく必要がありました。まだまだ覚えなくてはならないことはたくさんありますが、成長してもっと難しい仕事も任せてもらえるようになりたいです。 私は親しくない人とコミュニケーションを取ることが苦手だったのですが、当社はそれほど規模が大きくなく、普段からいつも会っている仲間とする仕事ばかりです。分からないところがあっても質問・相談しやすく、働きやすいですね。 また、大学などの研究機関との仕事も多く、新しい技術に触れる機会もたくさんあります。まだ世の中に出てない製品・技術に触れられる今の仕事には、技術者として面白さを感じています。 設計の技術をもっと学んでいきたいと思っています。それ以外にも、プログラムで集積回路の構成を設定できるFPGA向けの言語も勉強しています。機械制御もできるように、ファームウェアのことも学んでいます。そうして勉強を続けていくことで、業務に必要な知識を身に付けていきたいですね。 私が就職するときは「とりあえず就職できればいい」という気持ちで会社を選びました。しかし、そんな気持ちで会社を選んだことで、入社してから後悔しました。「やはり、やりたいことをできる会社で働きたい」と思い直して、今の会社に転職してきたという経緯があります。 もし、やりたいことがあるのなら、妥協しないで会社を選んでください。やりたいことができる会社で働くことで、後悔しない人生を歩めると思います。 私自身、転職して今の会社に入ってからは、希望していた仕事を任されていますし、満足感もあります。時間が経つのも早く感じますし、業務の中でいろいろなことを学んで吸収していけるので、楽しく仕事ができています。

07.jpg 開発製造部 設計開発課 藤田さん
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先輩メッセージ
専門の機械のことだけでなく、光学や電気のことも学べて3倍楽しい

開発製造部 設計開発課
富樫さん
――どんな縁から、この会社と出会ったのでしょうか。 転職先を検討していたとき、ある人から薦めてもらったいくつかの企業の中に、当社がありました。 私は大学で機械工学を専攻し、モノづくりには少なからず関わっていたので、「将来は設計の仕事をしたい」と考えていました。ただ、大手企業で働いていると、与えられる仕事の範囲が限られていて「モノづくりに携われている」という実感が湧かないだろうと考えました。一方、当社くらいの規模の企業なら、社員1人1人に割り当てられる仕事量が多く、設計から組み立て、さらに完成品をお客様に納品するところまで、一連の流れに携われます。 入社を決めた理由は、そんな達成感といいますか、「自分が作った製品をお客様に使っていただける」と喜びを感じられるだろうと期待できたことが大きかったからです。 そうですね、製造に関する一連の流れを担当しています。当社の製品はオーダーメードのような装置が多いため、お客様ごとに設計の細部を変える必要があります。 そのため、案件ごとに装置の設計や、組み立ての手順、使用する部品などが異なります。装置の大きさもお客様の用途によって大小さまざまです。大きな装置になると、組み立てなどの作業量が増えて大変ですね。 過去に担当した装置の中で難しかったものといえば、大型工場が稼働を続ける中で、配管の内側の摩耗を検査する装置を作ったことです。配管といっても、計測する管の直径が6mほどもありました。それだけ大きなものにレーザーを当てて調べるとなると、少しの歪みがあるだけで大きな差になってしまいますし、管の内側の画像データを取得して処理しようにも歪みがあったりデータ量が多くなったりしてなかなかうまくいきませんでした。工場に導入するとき、細かな調整をするのに、相当苦労した思い出があります。 検査装置を作るには、光学・機械・電気の知識が必要です。私は機械が専門なので、光学については知識が少なく、分からない部分が多いです。しかし、製品を開発するためには自然と機械以外の分野にも携わることになり、いろいろな知識を学ぶことができます。 一般的な会社で機械だけを自分の専門にしていたら、1つの分野のことしか学べません。それが当社なら、光学や電気のことも学ぶことができます。ある意味、3倍楽しい職場といえます。そんなところがこの会社の魅力でしょう。 もっと難しい案件になってくると、光学・機械・電気すべての専門性を今よりも深めていかないと対応できません。 機械以外の分野についても、自分なりに努力して参考書を読むほか、担当中の案件以外にもできるだけ関わるようにして知識を深めようとしています。そうして努力を続けていって、当社にいる各分野の専門家に劣らないところまで専門性を身に付けることを目標にしています。 仕事をしていると、楽しいときもあれば苦しいときもあります。苦しいときは逃げ出したくなることもあるでしょう。けれど苦しい状況でも、自分ができる範囲で克服しようと努力したり、あるいは先輩に相談するなどして解決できたりすると、楽しく感じられるようになるものです。 そのように、できるだけ前向きに仕事に向き合って楽しく感じられるように、自分の目標に向かって努力していってください。 注)掲載している情報は、取材日(2014年6月)時点のものです。

09.jpg 開発製造部 設計開発課 富樫さん
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