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株式会社 青木精機製作所

株式会社 青木精機製作所 高品質な少量多品種の製品が未来を創り上げる<br /><br>航空宇宙産業の未来を支える町工場の技術は整備された環境によって確立される

株式会社 青木精機製作所

高品質な少量多品種の製品が未来を創り上げる
航空宇宙産業の未来を支える町工場の技術は整備された環境によって確立される

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輝く技術 光る企業

株式会社 青木精機製作所

高品質な少量多品種の製品が未来を創り上げる
航空宇宙産業の未来を支える町工場の技術は整備された環境によって確立される

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  • 社名:株式会社 青木精機製作所
  • 設立年月:1959年(昭和34年)4月
  • 資本金:20,000,000円
  • 従業員数:15名 (平成22年10月現在)
  • 代表者:取締役会長 青木祐寿
    代表取締役社長 青木健一
  • 本社所在地:東京都練馬区谷原一丁目13番12号
  • 電話番号:03-5393-2211
  • 公式HP:http://www.aoki-seiki.co.jp
  • ロケットや飛行機など航空宇宙や防衛関係で使用される部品の加工は徹底した品質と精密度が要求される。そこで要求される精密部品加工は日本のものづくり企業の最も得意とする分野であり、世界に誇れる分野と言えるだろう。株式会社青木精機製作所は主にそういった航空宇宙関係で使われる金属部品の精密加工を行っている中小企業である。こうした高度な技術力は徹底した職場環境の整備によるものだという。
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業種

半導体関連ユニット製造
専用機・専用治工具設計製造
航空エンジン用治工具製造
その他精密部品製造加工

事業紹介

青木精機では、

航空機分野 各航空エンジン用パーツ、治工具の製作
半導体分野 精密加工部品等、各ユニットの製造
自動車分野 自動車用試験装置の製作
精密分野 工作機械等の各ユニットの製作
を柱に、最先端技術を駆使した事業活動を行っております。 現在では、製造関連業務だけでなく、オリジナル製品の企画開発にも力を入れております。

航空宇宙関係を主体とした精密加工を柱に

青木 健一さん
株式会社 青木精機製作所
代表取締役 社長
昭和34年に創業した青木精機製作所は数十年前から航空宇宙関係の加工を手がけているという少数精鋭の企業。社長の青木健一さんは三代目社長。当然ながら航空宇宙関係の部品は精度、品質が徹底される分野であり、精密で難解な加工を可能にするための高い技術力が要求される。青木精機製作所がそういった高い技術力を有するに至った経緯を青木社長からお話しいただいた。 「創業当初は、光学機器の穴あけ機を改良して、そこから板に穴をあけるという加工から始まった会社でした。その後、お客様の要望によって電線の接合部を成形・加工する依頼がありました。その時、加工精度を100分の1〜1000分の1という精密なものにするために、成形研磨機というものを使って、部品同士を研磨しつないだ部品をつくりました。そこから派生して航空機の部品や、宇宙・観測・衛星機器をつくるようになっていきました。『宇宙観測機器関連』といった製造に携わったのが40年前くらいですね。もう一つの柱として、防衛関係があります。装備機器関連、部品の加工ですね。こういった精密部品は、始めた当時は売り上げ全体からすると数%程度しかありませんでした。というのもその当時から1個や2個しか物を作らなかったからです。」
「半導体装置メーカーさんとの付き合いが始まってから数物が増えて売り上げが伸び始めました。半導体は売上に波がありまして、最近では3年間ぐらい下がっていたのですがそこからV字回復といいますか、需要が増えてきましたね。今の現状では全体の売り上げのパーセンテージとして「宇宙」「航空」「観測」「衛星」「防衛」この5つが3割です。これらの製品は民間の製品とくらべると景気に左右されず安定しています。残りの4割が自動車の車両検査設備と半導体事業となっています。大学や企業の研究所から依頼されることもとても多いですね。」
「最近では、大学と共同開発で、水上飛行機のフロート(浮輪)の試作も行っています。この水上飛行機は医療機関の整っていない離島などで活用されるものです。波打つ海面にも停泊、離着陸出来るように工夫して作られています。実験を繰り返しながら試作を行い、現在では実用化の目処が立っています。多品種少量で臨機応変に、お客様の求められる仕様をどれだけ満たせるものが作れるのかということを常に考えています。」

aoki-17.jpg 代表取締役 社長 青木 健一さん aoki-03.jpg aoki-05.jpg aoki-19.jpg 水上飛行機のフロート

質のよい製品を作り上げる基礎となる5Sの徹底

青木精機製作所では製造業の「5S」に特に力を入れている。「5S」とは、整理・整頓・清潔・清掃・躾の頭文字を取ったもので、職場環境維持改善で用いられるスローガンのことである。とくに近年は、従来3Kと言われるような環境が多かった日本の製造業において、品質管理や作業効率の点から見ても「5S」の徹底が重要視されるようになっている。精密加工、高品質がコアな部分である青木精機製作所では「5S」の徹底はものづくりの基本であり、強みでもあると青木社長は語る。 「私が代表になった時、ちょうど5年前ですね。国家技能検定の勉強会を担当している先生から5Sは大事ですよと聞いて管理を始めました。ものづくりの原点ですね。いらいろなシステムの取り決めをしていったら社内が良くなってきたと実感しています。 また、工場内の整備を徹底していますので、当社の営業スタイルとして自分から行くのではなく、お客様に来ていただき営業を現場で行うというスタイルをとっています。ものづくりの原点となる職場がどういった場所なのか、と見に来ていただいたお客様からは、だいたい仕事を依頼していただけます。そういう職場であり続ける事を念頭に置きながら5Sの推進をやっております。当社の社員のモチベーションを保つものの一つは、もの作りをする準備として環境を整えていくという事ですね。徹底した5Sを行う事によって一人一人が責任を持って行動出来るようになってきました。(5Sの徹底は)誰にも負けないとまでは言えないですが、世の中にたくさんある会社の中でも、そこそこアピールできるポイントかなと思っています。」

aoki-11.jpg きれいに整理された工具 aoki-14.jpg 細かい管理票によって環境が整えられている

知識の有無は関係ない。大事なのは「やる気」と「忍耐力」

最後に、青木社長の考える会社の展望や人材についてお話を伺った。 「人材育成は、作業に携わる上で様々な知識が必要になってくるので、外部から講師に来ていただいて勉強会をやっています。また、行政の主催するセミナーなどにも参加していますね。新人の採用については、高校や高専、大学また男女や年齢を問わず募集しています。当社の仕事は、専門的に学んできた人でなければ駄目なのかと言われるとそうではないのです。知識の有無はいっさい関係ありません。重要なのは『やる気』と『忍耐力』ですね。応募された方には工場を直接見てもらいます。実際に見てもらって「こういった仕事だったらやりたい」というのを感じてもらい、それが『やる気』に繋がっていけばいいですね。また、当社のこれからの展望としては、景気の波にあまり左右されない経営というのが好ましいと感じています。難しいことなのですが、『5S』を元にきちっとした『品質管理』『納期管理』『コスト管理』のできる『QCD』の整った会社作りを目指したいです。そして若い世代がものづくりを始められる基盤作りと、ものづくりをする人が仕事に誇りを持てるような新しい事業分野への展開もしていきたいと思います。」

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先輩メッセージ
誇りを持ってやればどんな事でもきっと楽しい。文句を言うのはやってから!

朽木 理さん
入社11年目
朽木さんはもともと宇宙などに興味があり、大学では機械科を専攻。合同説明会で青木精機と出会い面白そうだと思い入社したという。入社11年目のベテラン技術者である。 --入社した当初はどう感じましたか? 「学校でも今やってることを学んでいたのですが、学校で2〜3時間かけて学んでいた事が、ものの数分で終わってしまう。学校と実際に働きに出る事のギャップを感じました。先輩からはしっかり優しく教えてもらえましたね。そのかわり、どうにもならない事をしたときは厳しく怒られましたね。」 --今の仕事内容について教えてください。 「今は主にNC旋盤を担当していますね。無垢の材料から部品をひとつひとつ作っています。当社は特注品が多いので、多くても十個ぐらいの物を作っています。リピート品が少ないので毎回違う事をやっている感覚がありますね。自分が以前やった事を(頭の中の)引き出しにしまって、いかに似たような事をその引き出しから出せるかが勝負ですね。製品が何に使われているかというのはあまり関係ないです。ただその図面の指示を満足にこなせるようにやるだけです。今までで大変だったことは、半導体関連の仕事で、通常は月に2〜3台のところ、月に40台製造しなければいけない事が半年も続いた時期ですね。休みの日も出勤して、ヘトヘトになりながら作業をして、残業が月に100時間を超えた時は辛かったですね。」 --仕事をする上で心がけていることはありますか? 「怪我をしない事を一番注意していますね。場合によっては命に関わることもありますので。他には、スピードと正確性をどこまで両立できるかという点を重視しています。納期とか精度とかを神経をすり減らしてこなしている状態なので、肉体的にももちろん疲労するのですが、精神的な部分の疲れの方が多いです。ただ、この仕事は好きで常に楽しいですね。作ったものが世の中で機能しているのを見ると嬉しいですね。」 --会社の特徴を教えてください。 「小さい会社なのでみんな気が知れた感じで、休憩中は仕事の話もすれば、前日のテレビの話とか今度飲みに行こうとか何でも話をしてますね。学校の延長みたいな感じでもありますね。仕事ばかりしていても息詰まってしまうので。」 --ありがとうございました。最後に、ものづくりを志す後輩へメッセージをお願いします。 「私たちは何かを作って世の中の人を幸せにしようと思って働いています。誇りを持ってやれば、たとえどんな小さいものかもしれないけどきっと楽しいと思うんです。これから就職する方も、たとえ希望とは違う道に進むことになっても、諦めずにもっと自分の可能性を広げてみて、ちょっと違うけれどこんな事もやってみようかと覗いてみれば意外と楽しかったりするかもしれない。どんなところに行っても一生懸命やれば「道」は見えてきます。世の中のせいや経済のせいにするのではなくて、とりあえずやってみることですね。やってみてから文句言えば、という感じですね。」

aoki-15.jpg 朽木 理さん
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先輩メッセージ
やるべき事を分かっている人達と一緒に仕事ができるところが魅力です

岩波 絵理子さん
入社9年目
岩波さんは事務担当であるが、社長の補佐としてお客様とのやりとりも任される立場である。少人数の製造業において営業では製造部とお客様とのパイプ役。加工の知識はもちろん、納期の管理などのマネージメントの部分が多い重要な役割である。 --担当されている仕事について教えていただけますか? 「事務を担当しております。内容的には営業事務といった感じですかね。今は社長が営業を一人でやっていて、その補佐を兼ねております。当社でどんな加工が出来るのか、どんな材質ができるかといった知識は必要ですね。お客様から図面をいただいて、材料の見積をしたり、工場に見積回答を出してくださいと伝えたりです。加工できないものの場合は、すぐに外注さんに出すなど、そういった感じで毎日色んな図面を見てますね。似たような形状の図面や製品が多いので、管理には細心の注意を払っています。お客様から指示された納期の調整が上手く言った時は達成感はありますね。」 --専門的な知識も必要なので大変ですね。図面を読めるようになるまでどのくらいの期間を要しましたか? 「今でも分からないものはありますが、大体3〜4年くらいは掛かると思いますね。どうしても分からない事があれば、今はインターネットで調べたりもします。物作りが元々好きだったので、図面を見ると楽しいなと思ってじっくり見入ってしまい、どんな形になるのかと想像するのが楽しいですね。最初の1〜2年は図面を見て自分が想像していたものと出来上がった物が全然違うものだった事が多かったですよ。」 --会社の雰囲気を教えてください。 「2ヶ月に1回くらい全体の勉強会がありまして、そこで工場の社員達と会いますが、みんな真面目に頑張っている会社だなと思いますね。自分がやるべき事を一人一人が分かっているので、そういった方達と一緒に仕事ができるところがこの会社の魅力ですね。」 --ありがとうございました。最後にものづくりを志す後輩へのメッセージをお願いします。 「自分が関係しているものが形になっていくというのは、実際に加工に携わっている方だけでなくて、私のように図面に触っているだけでも面白いと思います。今つくっているものがどう変わっていくのかを考えることが出来て、それが未来に繋がっていくというのが面白いですね。製造業の魅力はそこですね。」

aoki-21.jpg 岩波 絵理子さん

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