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秋山精鋼 株式会社

秋山精鋼 株式会社 時計、プリンタ、ハードディスク、自動車等、多様な製品の基礎となる金属製品<br /><br>“2次” 鉄鋼メーカーとして、「そのまま最終部品として使えそう」な精度で、顧客からの注文どおりに金属を加工

秋山精鋼 株式会社

時計、プリンタ、ハードディスク、自動車等、多様な製品の基礎となる金属製品
“2次” 鉄鋼メーカーとして、「そのまま最終部品として使えそう」な精度で、顧客からの注文どおりに金属を加工

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輝く技術 光る企業

秋山精鋼 株式会社

時計、プリンタ、ハードディスク、自動車等、多様な製品の基礎となる金属製品
“2次” 鉄鋼メーカーとして、「そのまま最終部品として使えそう」な精度で、顧客からの注文どおりに金属を加工

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  • 社名:秋山精鋼 株式会社
  • 設立年月:1952年6月(創業:1927年4月)
  • 資本金:1億円
  • 従業員数:204名(2013年4月現在)
  • 代表者:代表取締役社長 秋山 繁
  • 社員平均年齢:39歳
  • 初任給:総合職(大学卒)230,152円(2013年度実績)
  • 主な勤務地:東京(本社/販売・管理部門)、大阪(販売)、名古屋(販売)、諏訪(販売)、埼玉工場(八潮)、石岡工場(茨城)、東莞秋山精鋼有限公司(中国)、AKIYAMA-SC.Co.,Ltd(ベトナム)
  • 休日:日曜・祝日、年末年始、夏季休暇など112日、他に慶弔、特別有給休暇など
  • 本社所在地:東京都中央区日本橋小伝馬町15-17 ASK日本橋ビル
  • 電話番号:03-3663-0311
  • 公式HP:http://www.ask-akiyama.co.jp/
  • ・最終製品を作りやすいように金属を加工。「快削鋼」で省設備、加工時間短縮
  • ・10年でようやく本当の1人前。長年経験を積んだ技術者の多さが強み
  • ・部署間の垣根をなくして、働きやすい開かれた職場をつくる
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業種

精密機械、電子機器の構成部品に使用される特殊鋼(快削ステンレス鋼、快削鋼、中炭素鋼、高炭素鋼など)の2次加工品メーカー

事業紹介

【鉄鋼業界での位置付け】
 鉄鋼業界は大きく分けて「普通鋼業界」「特殊鋼業界」の2つに分けられます。
 生産工程によって分けた場合には「一次製品メーカー」「二次製品メーカー」となります。一次製品メーカーには「高炉メーカー」「電炉メーカー」「専業メーカー」があります。 また、二次製品メーカーは「鋼板加工メーカー」「線材加工メーカー」の2種類に分けられ、さらに線材加工メーカーは「磨棒鋼メーカー」「精線メーカー」に分けることができます。 当社は鉄鋼業界のなかにあって、特殊鋼の二次製品メーカーで、線材加工分野の磨棒鋼業界に属し、そのなかでも「快削鋼」専門のメーカーです。
 つまり、わが国でも数少ないユニークな企業なのです。

【秋山精鋼の製品】
 実は、皆さんの身近なところで大活躍しているのが当社の製品です。時計やカメラ、家電製品、自動車、通信機器、健康機器、アミューズメント、ロボット、コンピュータ等の実に幅広い産業分野で、当社製品は使われています。 「快削鋼」とは削り易いはがねであり、加工時間の短縮、工具寿命を延ばし、精度の向上・維持に役立ち設備の省力化で製造原価の低減に寄与しています。

何を作ってる?

時計の秒針軸、プリンタのローラー、モーターの軸、或いはタオル掛けの取っ手など、「元になる棒状の金属の精度がしっかりしていれば、切断とわずかな加工だけでそのまま最終製品に組み込めそうな部品」を、いくつか思い浮かべることができるだろうか。 鉄鋼などの金属を、そうした加工しやすい棒材へと2次加工するのが秋山精鋼の役割の1つ。製鉄所が対応しきれない細かな要望をメーカーから聞き、細いものでは直径0.3ミリ、太いものなら25ミリといった注文に応じて鉄鋼を加工。「真っ直ぐで断面が真円」な形状へと形を整えていく。 秋山精鋼が得意とするのは、高精度な加工。例えば、回転して用紙を送り出すプリンタのローラーは、わずかでも曲がっていると用紙が正確な位置に運ばれず、印刷が微妙に歪んでしまう。秋山精鋼の加工した品はどれも、メーカー指定の寸法から誤差1000分の2~3ミリ以内。そうした高精度な加工の依頼が大半を占める。 そうした2次加工と共に、秋山精鋼は「快削鋼」という削りやすい金属の専門メーカーとして、長年にわたり製造業の基礎といえる部品加工に貢献してきている。ステンレスなどの削りにくい金属の成分比率を工夫して、一般的なステンレスと同程度の強度を持ちながら、半分程度の時間で切削できる金属を生み出した。その販売にも同社は力を入れている。

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会社の強み

「真っ直ぐで真円状の金属へと加工するのに、大きく2つの手法が考えられます。1つは大型の装置で圧力を掛けて、1度に真っ直ぐ・真円の形状に金属を整えるやり方。もう1つは装置で金属を真っ直ぐに伸ばした後、表面を研磨することで真円に近づけていくやり方です。 当社は特に、後者のやり方を得意としています。加工精度の高さ、対応できる量の両面で、日本で1番の技術力があると自負しています」(秋山繁代表取締役社長。以下、同) それほど自慢の技術力を支えているのは、技術者の経験だ。同社には勤続年数の長い社員が多く、会社としても社員に安心して長く勤めてもらえるように終身雇用を約束している。 「ある工程を何とか1人でできるようになるまで早くても1年、よく起きる不具合に対応できるようになるまで3年、安心してすべて任せられるようになるまで10年はかかります。得意不得意、仕事に取り組む姿勢などにもよるでしょうが、技術は長年の経験によって磨かれるものだと考えています」

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職場としての魅力

そうした長く働き続けてくれる社員を増やすため、秋山社長が心掛けているのは部署の垣根のない開かれた職場づくりだ。 入社した社員が業務に慣れてきたら、事務職の社員には製造現場の見学を、技術職の社員には営業職の社員に同行して顧客との打ち合わせに参加することを勧める。そのように自分の部署以外の業務を1日だけでも経験させることで、社員1人1人の視野を広げ、部署間の垣根をなくそうと試みている。 「働きやすい職場にしようと、社員たちから提案してくれることもあります。先日、業務効率化のために工場を1カ所に集約したときには、旧工場から異動してきた社員を歓迎する納涼パーティーを開きたいと社員の方から提案してきてくれました。そうした前向きな姿勢、働きやすい環境をつくろうという思いを持った社員が、もっと増えてほしいと願っています」

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社長メッセージ
数多くの製品に使われるけれど、表には出ない。縁の下の力持ちとして不可欠な製品

代表取締役社長
秋山 繁さん
――今後の経営方針について伺えないでしょうか。 当社は今、「オンリーワン鋼種(オリジナルブランド品)・品質ナンバーワン」という目標を掲げ、より多くの付加価値を生み出せる会社になろうと努めています。 鉄鋼の業界は、お客様との取引が長く続く傾向があります。多くのお客様と非常に長い期間にわたって取引させていただいていますし、「新製品」と呼ばれる製品であっても開発されたのが10年前ですとか、古いものでは50年以上も前からずっと注文いただいている製品もあります。 それだけ長期間にわたってご利用いただく製品になりますから、中途半端な製品を送り出せません。それぞれの製品の品質を高めて、十分な付加価値を加えていく必要があります。 品質や付加価値にこだわるのは、海外との競争を視野に入れているからでもあります。質よりも値段が優先される案件ではまだ海外のメーカーに勝つことは難しいです。しかし、いつか質を求める海外企業も増えてくるはずですから、当社の高品質な製品がより多く求められる時代が来るはずです。また、当社独自開発鋼種の製品によってお客様のニーズにお応えしたり、お客様の高付加価値化に貢献したりしており、このようなオリジナルブランドでは価格競争にも巻き込まれにくくなっております。そこで今後もこのようなオリジナルブランドの鋼種開発を進めていきます。 ――貴社が社員として採用したい人物像は? 当社の製品は、表に出るものではありません。ですが、本当に数多くの製品に使われていて、縁の下の力持ちとして不可欠な製品です。そうしたモノづくりの仕事に喜びを持てる人が、当社には向いていると思います。 もう1つ、当社には「人の和」「創意工夫」「仕事に興味を持つ」といった社訓があります。信頼できる仲間たちと一緒に、いろいろなことに挑戦する姿勢を重視しているのです。受け身の姿勢ではなく、自分から提案して働き掛けてくれる人を歓迎します。 能動的に仕事に取り組むためには、まず仕事に興味を持つことです。やはり好きでないと、本気で仕事と向き合うことができませんから。 そう考えるからこそ、当社が面接時に見ようと思っているのは、過去に自分が好きなことに一生懸命取り組んだことがあるかどうかという点です。部活動でも、音楽活動でも、何でも構いません。何かに興味を持って、自分なりに工夫をして、周りの仲間と協力して目標を達成した経験は必ず仕事でも役に立つことでしょう。

09.jpg 代表取締役社長 秋山 繁さん

先輩メッセージ
クレームを調査して、原因を分析。課題を突き止めて改善するところまでが私の仕事

蒲原さん ――モノづくりの仕事に興味を持った理由を教えてください。 父方の祖父も母方の祖父も、鉄鋼メーカーで働いていました。鉄鋼に関わる仕事に興味を持つようになったのは、そんな縁からです。文系でしたので、就職先として商社とメーカーを考えました。両者を比較した結果、物を動かすことが中心の商社よりも、自分の手で物を作り出せるメーカーの仕事の方が、自分には合っているだろうと考えました。 そのような経緯から、就職活動では鉄鋼関連のメーカーを何社か受けてみました。そのうちの1社が当社です。面接などで社員の方と話してみたら、「人間性を見てくれる会社だ」と感じられました。面接で聞かれたことだけではなくて、それ以外に私が話す勉強のこと、部活動のこと、趣味のことなどにも耳を傾けてもらえる。そう感じられたので、「この会社で働こう」と決意しました。 ――今の仕事は、どのような内容でしょうか。 お客様から届くクレームの内容をまとめて、報告書等を作成する仕事をしています。 当社の製品が高精度・高品質という点を評価して注文してくださるお客様が多いものですから、わずかでも傷が付いていると期待を裏切ってしまうことになり、クレームの対象になります。クレームを報告書にまとめる際、「どんな傷が付いていたのか」「なぜ傷ができてしまったのか」と調査して、当社のどの工程に問題があったのか、それともお客様のところに納品してから傷ができたのかと原因の調査も担っています。 そうやって報告書をまとめていけば、当社の製造ラインのどこで問題が起こりやすいかと把握することができます。どこに課題があるかと突き止めたら、そこを改善するところまでが私の業務となっています。 ――文系出身と伺いました。モノづくりの仕事に携わってみて、感じたことは? 私は学生のころ、化学や物理といった理系教科は得意ではなかったので、勉強せずに逃げてきました。それが仕事をするようになって、傷の付き方を分析するにしても「どんな向き・強さで力を加えると、このような傷になる」と三角関数などを使いながら分析しています。必要に迫られて、嫌々ながらも化学や物理を勉強するようになったわけです。 すると、少しずつではあっても化学・物理のことが分かるようになり、だんだんと好きになってきました。「理系に進んでもよかったかもな」と今になって思いますね。 ――働いていて感じる会社の魅力は? 当社には海外子会社なども含めて約200人の社員がいます。中小企業の中では、大きな規模の会社だと思います。それでも、社長や取締役の方々は身近な存在で、普段の業務中や社内ですれ違ったときなど、気さくに声を掛けてくださいます。 また、若い社員にも大きな仕事を任せてくださいます。そうしたところに魅力を感じています。 ――これから、どんな社会人になっていきたいですか? 職場の先輩たちは、若手の私をよく飲みに誘ってごちそうしてくれるなど、いろいろと世話を焼いてくださいます。もう何年か経つと、今度は私が後輩や部下を持つようになるでしょう。そうなったとき、後輩や部下が悩んだら私を頼ってくれて、「飲みに行きませんか?」と気軽に相談してくれるような上司・先輩になりたいですね。 ――社会に出る前には、どのような力を身に付けておくべきだと思いますか? 私は学生のころ、勉強が嫌いであまり勉強してきませんでした。世の中は「学歴社会で勉強が大事だ」と耳にすることが多いでしょうが、いざ社会に出てみると、勉強ができることよりも、人と接して上手く話ができることの方が大切だと感じました。社会に出てから苦労しないように、人との接し方、コミュニケーションの取り方について、経験を積んでおいてください。

10.jpg 生産部 石岡工場 テクニカルサポート室 蒲原さん
11.jpg 生産部 石岡工場 テクニカルサポート室

先輩メッセージ
鉄鋼をもっと真っ直ぐに。改善を積み重ね、成果につながったかと分析

生産部 イノベーション推進室
森さん
――どのような就職活動を送られましたか。 就職活動を迎えたころは何となく「製造業で働きたい」と考えまして、就職情報サイトを使ってさまざまな企業の情報を調べてみました。 もともと鉄鋼関連のことを学校で学んでいましたから、「鉄鋼メーカーで働けば、学校で学んだ知識が生かせるかな」と思い、鉄鋼関連の企業をいくつか探し出しまして、その中に秋山精鋼がありました。 複数社の選考を受けていた中で、最初に内定を出してくれたのが秋山精鋼でした。それで「この会社でお世話になろう」と思いましたね。 ――「イノベーション推進室」とは、どのような部署なのでしょうか。 新しく開発した製品の製造方法や、今までよりも高精度の製品を製造する方法を、現場の担当者と力を合わせながら考えていく部署になります。 最近取り組んでいる課題は、鉄鋼をより真っ直ぐにすることです。ぴったりの寸法にすることや、できる限り真円にする技術では当社がナンバーワンと自負しています。しかし、真っ直ぐさでは当社よりも鉄鋼を真っ直ぐ加工できる企業がありますから、その会社に追いつき、追い越せるように製造方法を工夫しています。 製造現場は納期までに製品を仕上げるのに手一杯ですから、なかなか精度の改善にまで手が回りません。そこで私が代わりに「この工夫によって、どれくらい精度が向上したか」と評価して、その結果を製造の担当者に伝えるようにしています。 そのように改善策を試してみては、結果を分析して、次の手を考えるという取り組みを積み重ねていくことで、製品の精度を向上させようとしているのです。 ――会社のどんなところが好きですか? 優しくて親しみやすい人が多いところです。そこまで大きな会社ではありませんから、毎年の入社人数も5~6人ほど。新入社員も、すぐに顔を覚えてもらえます。 イベント好きな社員が多いのか、夏には納涼パーティーを開くなど、親睦を深める機会は多いです。お酒を飲んで素の自分を出しながら話をすることで社員間の距離が縮まり、その後の仕事がやりやすくなっていると感じます。 ――仕事面で、現在の目標は? 品質管理の面など、現場で何か困ったことがあったら、まず私のところに相談に来てもらえるようになりたいです。 そのためには信頼されることが必要です。現場の人から信頼されるようになるには、自分の腕を磨くことが大切だと思います。経験を積んで、技術を身に付けていきたいです。 ――最後に、就職活動についてアドバイスをいただけないでしょうか。 実際に働くようになると、学歴などは関係ありません。実力勝負になります。もし、自分の学歴に自信を持てなくても、うつむかないでください。「会社に入ってからが勝負だ」と思って、前を向いて立ち向かってほしいですね。 注)掲載している情報は、取材日(2013年12月)時点のものです。

12.jpg 生産部 イノベーション推進室 森さん
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