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電化皮膜工業株式会社

電化皮膜工業株式会社 『お得意様という電化皮膜工業ファン』を増やす<br>「めっき」という日本古来の技術を伝承するのは手作業の匠の技なのです。

電化皮膜工業株式会社

『お得意様という電化皮膜工業ファン』を増やす
「めっき」という日本古来の技術を伝承するのは手作業の匠の技なのです。

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輝く技術 光る企業

電化皮膜工業株式会社

『お得意様という電化皮膜工業ファン』を増やす 「めっき」という日本古来の技術を伝承するのは手作業の匠の技なのです。

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  • 社名:電化皮膜工業株式会社
  • 設立年月:1973年(昭和48年) 創業昭和22年2月吉日
  • 資本金:10,000千円
  • 代表者:秋本 恭伸
  • 所在地:東京都大田区矢口3丁目5番10号
    【本社・矢口工場】東京都大田区矢口3丁目5番10号
    TEL:03(3758)3321(代) FAX:03(3759)9666
    【関連工場】
    電析工房/東京都大田区大森西1丁目19番19号
    大和工場/神奈川県大和市下草柳822番地3号
  • 公式HP:http://www.dhk.co.jp/index.html
  • 「めっき」という言葉が日本語であることを知っている人は少ないと、電化皮膜工業の秋本社長はおっしゃいます。燦然と輝く「奈良の大仏」も、実は金めっき。その当時は電気ではなく、金を水銀に溶かした金アマルガムを青銅製の大仏に塗布し、これを焼いて水銀を蒸発させ、表面に金のみを残すという方法(焼成法)でした。この方法から、水銀が金に溶けて消滅したようにみえたことから“滅金=めっきん”と称し、“めっきん=めっき”と変化、めっきは、立派な日本語なのです。 刀剣や仏具、かんざしなどを金や銀で飾る伝統的な装飾技術として、めっき職人は腕を磨きました。そして、現代の電気めっきの雛型も江戸時代末期にはオランダより伝来、明治中期には電気めっきを看板に掲げる町工場も出現、その1つが、電化皮膜工業の原点なのです。
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業種

金属表面処理(鍍金業)

事業紹介

アルマイト、クロメート、硬質クロム、化成処理、めっき等、表面処理化工(金属表面処理)など金属表面処理(鍍金業)全般

資格取得をすれば給料を上げるという約束を果たす

「中小企業にとって一番いいことは、時間があること。だから、人を育てることにひたすら注力しました。」電化皮膜工業では、社員が資格を取得することを会社が支援しています。その目的は、従業員の技術力の向上を目指し、お客様に満足して頂ける、よいサービスと確かな品質を提供することです。「創業期からの従業員の中には、現代の名工に選ばれる者も出てきました。さらには、技術に関わる人間の評価としては最高の栄誉とされる黄綬褒章を頂いた社員も。これも、従業員に対して、うちのような小さな会社に来てくれたことになんとか報いたいと考えたからかもしれません。」と秋本社長は言われます。 資格取得の費用を会社が負担したりするのは、色々な会社でもみられますが、電化皮膜工業では、資格を取得すると、その分給与が上がります。それは取得した以降も継続していきます。 「有資格者が増えることで、会社の人件費(固定費)は確実に増えていきます。でも、同時に会社の技術力も向上し、社員もたくましくなっていくのですね。結果としてお客様から高い評価も頂き半導体の製造装置や金型のめっきから表面処理加工にいたる最先端産業のキ―となる部分の受注も増えてきました。今のところ、経営者として資格を取得し、技術を身につけることができれば給料を上げるという従業員との約束は果たせています。そのことが私の幸せでもありますね。」量産工場ではできないこと、人の感性とこだわりというヒューマンスキルに裏打ちされたマイスターや名人を多く輩出した資格取得推奨という人材育成が電化皮膜工業の品質を支えています。

denkahimaku_ph01.jpg 秋本 恭伸社長

「温かいクレーム」が各々の匠の技量を高めています。

さらに電化皮膜工業には、温かいクレームが飛び交うといいます。そのクレームは、秋本社長自らがつけることもあります。 「社内では名人といわれるベテランでも、担当した製品で不具合が起きてしまうことがあります。その時にはあえて言ってやります。『本当に名人なの?本当は“迷人”なんじゃないの?』ってね。」秋本社長のクレームにベテラン社員はくやしがりました。でも、決して諦めなかったのです。なぜなら、ベテランが起こした不具合というのは、高いレベルの加工要求が求められたものなのです。「資格を取ると、各々にとっては実は大変です。要求が高くなるわけです。それはお客様からのものでもありますが、それ以上に大切なのは社内。不具合品が起きた時、ベテランがその原因を突き詰め改善するための研究をします。その結果を情報共有し、社内の技術レベルを向上していきます。そのようにしてベテランがよい見本、若手の目標となることが自然とできているのです。」温かい愛情あふれるクレームが、電化皮膜工業のベテランにも若手にも良い刺激となり、各々の技量を高めています。

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その人に、そして電化皮膜工業にしかできない技を、世代を超えて伝承する

「当社の発注内容は、『前と同じ加工を』というものが多いのですが、その多くは、特殊加工で限られた人でしかできないものなのです。」電化皮膜工業は、自動化した機械で加工する量産品のめっきやアルマイト皮膜は請け負っていません。全て手作業にこだわり、めっきから高度金属表面処理加工までをこなしています。したがって『前と同じ加工』は、それに携わった職人でしかできないというものも多かったといいます。「でも、それは『電化皮膜工業の技術力』ではないと、ある日気が付いたのですね。職人の誉れとなる黄綬褒章や現代の名工、マイスター等が沢山いても、後に続く若手を育てて、どの従業員でも確実にできるようにしてこそ『電化皮膜工業の技術』となるのですから。」秋本社長が心がけているのは、技の伝承とチームワーク。「現場のことは全てベテランに任せています。なぜなら、当社には定年を過ぎても、本人が希望すれば仕事ができる環境があります。今でも、60代・70代の従業員が元気に仕事をしています。その『当社の名工』達が若手の教育係も兼ねています。『この加工の時はこうした方がいいよ。この素材ならこの点に気を使うべきだ。』ってね。そのような先輩の姿を見て、ベテランも若手に丁寧に仕事を教える。ありがたいことですね。」 自動化された機械での量産品ではなく、匠の技にこだわる電化皮膜工業でしか出来ない技が世代を超えて広がっています。

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40年以上の雨風にさらされても腐食していない銀座通りのカンバンは当社の『作品』です。

「銀座にいったときに必ずみるものがあります。『銀座通りの丁目を示したカンバン』。あのめっき加工も当社の製品なのです。」銀座に所用で立ち寄ったら、カンバンが腐食していないかどうか、真っ先にチェックしていると秋本社長は言われます。「私たちの仕事というか、『作品』には万博の時の『日本政府3号館入口のゆりの花の噴水』や『人工衛星ひまわりのめっき処理』があります。これは代表的なもので、最近では半導体部品の金型や国立天文台の台座等のめっき処理・金属表面加工処理等もやっています。常に目にする『作品』として時間的も環境的も苛酷なものの代表が銀座通りのカンバンです。きちんとした仕事をしていたから、40年以上もの長い間、雨風にさらされていても大丈夫。うれしいですね。」 秋本社長にめっき加工という仕事とは何かと質問しました。 「私たち、めっき屋にとっては、モノを造るわけでもありませんし、金属の表面を加工するだけなのです。でも、それは、実はお客様に確かな仕事と技術を通じて、要求された性能や機能を保持した表面加工を施すという満足と信頼を提供することだと私は考えています。」

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お客様(カスタマー)をお得意様(ファン)に変えていく夢に参加してくれる人が欲しい

「お客様とお得様の違いってわかりますか?」秋本社長は質問。その答えは「お客様とは、注文をしてその通りできなかったら、他の加工業者に行ってしまう人たちです。発注して下さるお取引先のほとんどは、このような『お客様』。でも、その中で、少しだけ待って下さるお客様のいらっしゃるんですね。『なんでできないんだ。こうすればできるのではないのか?』とか言ってちょっとだけ待っていただけるのです。このようなお客様を、私たちは社内で『お得意様』とお呼びしています。厳しくも温かく見守って下さる『お得意様』が増えてくれば、当社の技術力もさらに高みに行くことができるのではないかな。そのような関係を築くことができると、本当に幸せですね。」 『お得意様という電化皮膜工業ファン』を増やしていくこと。これは秋本社長ひとりでできるわけでなく、従業員全員で匠の技を磨き続けて、その成果を地道に積み上げていくことでしか達成できない夢です。その夢をいっしょにゆっくりと着実に追いかけてくれる人。そのような人との出会いを、秋本社長は心待ちにしています。

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先輩メッセージ
文系の自分が職人になりたいという夢を実現できた会社です。

西田 昌史さん 私は、大学で考古学を専攻していました。勉学が高じてというか、目一杯大学に在学してしまいました。その後就職もしましたが、徐々に沸き起こってきたのは、少年時代から心に秘めていた「職人になりたい」という強い思いでしたでした。考古学も細かい作業が多く、職人的な要素もあるのですが、私は漠然と、モノづくりに携わりたいなぁと考えたのです。 そう考えたら、やはりそのような職場で仕事がしたいと思い、ネットで検索をしていたら、電化皮膜工業にヒットしました。それまでは、めっきという仕事自体、ほとんど知りませんでしたが、職人になりたいという自分の熱意を真剣に聞いてくれたので、ここで職人としての夢を追求しようと決めたのです。 めっきの仕事の魅力は、その都度仕上がりがわかることですね。初めての加工で、冶具を選択し、めっき液を調整し、接点・通電の状態等を検討するという1連のめっき工程を検討するのに10分程度しか時間をかけることができないのですが、それで、自分のイメージした通り、注文された通りにめっきがついた時は、やっとついた、がんばったなオレという気分になれます。最近では、半径50cmの円盤型の製品のめっきを担当しました。それは他社ではできなかったといって、お客様が持ち込んできたもの。大きさもあり大変でしたが、やり終えた時は、なんともいえない達成感がありましたね。 将来、取り組んでいきたいのは、やり直しのきかない半導体の金型です。それは、1つで数百万円もする高価な代物。極限の緊張の中で確かな仕事をこなす先輩達を見ていると本当に職人冥利につきるよな!とうらやましくなります。早く、その隣で、自分も同じように、やり方を議論しながら、仕事ができるようになりたいと考えています。 当社は、初心者であっても、丁寧に仕事を教えてくれる先輩がいて、非常に働きやすいという環境が良いと思います。それに、私は、これからどうしていきたいかという自分の思いを素直に受け入れてくれたというのが非常にうれしかったのですね。ですから、これから就職活動をする皆さんにも、マニュアルにあるような模範解答をつらつらと書きならべるよりも、自分がやりたいと思うこと、これまではこのように生きてきて、これからはこう生きたいという思いをぶつけて欲しい。当社は、それを受け止めて華を咲かせてくれる会社だと思います。

denkahimaku_ph08.jpg 西田 昌史さん

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