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英弘精機 株式会社

英弘精機 株式会社 太陽電池評価機開発の最前線<br>気象観測の分野で培ってきた技術、海外ネットワークを活かし、自社開発の太陽電池評価計測製品で世界に打って出る

英弘精機 株式会社

太陽電池評価機開発の最前線
気象観測の分野で培ってきた技術、海外ネットワークを活かし、自社開発の太陽電池評価計測製品で世界に打って出る

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輝く技術 光る企業

英弘精機 株式会社

太陽電池評価機開発の最前線 気象観測の分野で培ってきた技術、海外ネットワークを活かし、自社開発の太陽電池評価計測製品で世界に打って出る

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  • 社名:英弘精機 株式会社
  • 設立年月:昭和2年
  • 資本金:4,000万円
  • 従業員数:70人
  • 代表者:代表取締役社長 長谷川 壽一
  • 本社所在地:東京都渋谷区笹塚2-1-6
  • 電話番号:03-5352-2911
  • 公式HP:http://www.eko.co.jp
  • 英弘精機は、太陽の日射を計測する「日射計」や、赤外放射や紫外放射等を計測する「放射計」といった気象計測機器のトップランナー。開発した気象計測機器は国内外で広く利用されており、例えば特許製品でもある回転式日照計は気象庁のアメダス観測網へ導入されている。近年では環境分野に深く取り組んでおり、気象計測の分野で磨いた技術を太陽電池評価の分野に生かし、製品開発に注力している。どれだけの日射量が、どれだけの発電量を生むのか、太陽電池の実力を測るのである。この分野の製品を取り揃え、既に国内シェアは大幅にアップ。さらに世界に打って出ようとしている。
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業種

科学機器製造・販売

事業紹介

理化学機器、計測機器、光学機器の製造および輸出入販売

世界に通じる技術力について
長い歴史の中で磨いた気象計測機器開発の技術、近年は環境問題へ取り組む

長谷川 壽一さん 代表取締役社長 創業は1927年という英弘精機。三代目社長の長谷川さんに、英弘精機の歴史、主な事業についてお伺いした。 「創業当初は、顕微鏡など、いろいろな科学機器を扱うドイツ企業の輸入代理店としてスタートしました。科学機器の輸入という事業は現在でも継続していますね。今では世界各国の科学計測機器メーカーと販売・技術契約を結び、日本での“技術の入口”としてお客様に導入からアフターサービスまでをサポートしています。 また、輸入だけでなく、自社計測機器の開発にも取り組んできました。おかげさまで、1955年に国内初の全天日射計を開発、1990年に世界初のUV-B紫外放射専用測定器を開発、というように、日射計・放射計などの気象測定器開発の分野で多くの成果を残しています。開発した機器は、気象庁や環境省での日射放射観測など、いろいろなところで活用されているんですよ。ニッチな分野なので、日射放射測定関連の機器では国内で弊社がシェアのほとんどを占めています。」 今後は、自社開発した製品の海外への輸出を強化したいという。 「21世紀のキーワードのひとつに『地球環境問題』があります。これからは、太陽光や風力といった再生可能エネルギーを利用した発電がより重要になってくるでしょう。太陽電池の研究開発には、どれくらいの日射量で、どのくらいの電力が発電されたのか、といったデータを長期間、正確に計測することが大変重要です。この計測に弊社の技術を生かせます。今後はこの分野の自社製品の開発により力を入れて、国内だけでなく海外への販売を増やしていきたいですね。」

eko-a01.jpg 長谷川 壽一 社長
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最初からグローバルなものづくりを志向することが大切

英弘精機では、海外への自社製品の販売に力を入れている。アメリカ支社で自社製品の販売を行っていたが、2008年4月にはオランダのライデン市に新たにヨーロッパ支社を設立している。海外の計測機器マーケットへの展望について長谷川社長にお聞きした。 「日射放射計測機器、太陽電池評価機器の開発は、いってみれば特殊な、限られた分野のものです。弊社は現在、高い国内シェアを占めてはいますが、この分野でさらに成長していくためには、より一般的なものづくりをして、グローバルに展開していかなければと思ったのがヨーロッパ支社設立のきっかけです。現在、EUを中心に太陽電池周りの分野では需要が増しており、追い風は吹いています。しかしながら、日本で作ったものを海外に持っていっても、そのままでは使えないことが多い。ですので、最初からグローバルなものづくりを志向することが大切です。ヨーロッパ支社では、販売だけではなく、グローバルなものづくりを目指して日本の技術者との共同研究も行っています。」 世界を狙う上で、これからは太陽電池の計測事業に特化して行きたいという。 「気象観測機で培った技術を活かし、PV評価機器、全天日射計、直達日射計、分光放射計といった製品を幅広く取り揃え、世界中で売っていくのが目標です。グローバルな知名度さえ上がってくれば、それも十分に可能だと考えています。海外展開する上で重要なのは、コストと信頼性。海外では信頼性がないと一発でアウトですから。そのため海外向けの事業を確立させないといけない。今はそこの部分で頑張ってます。」

eko-x11.jpg ヨーロッパ支社
eko-x12.jpg 長谷川社長とヨーロッパ支社のスタッフ
eko-x13.jpg アメリカ支社

世界に進出するために、技術者の採用・育成には特に力を入れています

また、採用や教育についてはどのように考えているかお聞きした。 「世界を狙うのですから、技術者の採用・育成には当然力を入れないといけない。今後は新卒を積極的に採用して育てていきたいですね。やはり現場を知らないとダメということで、入社したら中心的な4部門(営業、製造ライン、品質管理、技術)を3ヵ月ごとでローテーションして、一年間は研修してもらいます。その後、最終的にその人にあった部署に配属する、というかたちですね。専門的な分野なので、営業部門でも技術者が多いですが、採用については、理系文系は問いません。文系の方でも興味があれば面白いのでやっていけると思います。意外と文系の方のほうが後々伸びることも多いですよ。」 他にも社内の教育体制は非常に充実している。 「また、大気放射の研究者の方に月に一回講義に来ていただき、営業部門も含めた社員25〜30名で受講、といったことも行っています。大学の有名な研究者、または大学の有名な教授と普通に話せたりするんですよ。海外に行くチャンスもあります。支社に行ってもらう事もありますし、海外の現場に行ってもらって現地での作業を通じてコミュニケーションを学んできてもらう、といったこともあります。海外を視野に入れないと更なる成長はできないので、頑張って人材育成しています。」

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先輩メッセージ
お客様に満足して頂けるものづくりを目指して

蓑田 光博さん
1996年入社
入社14年目


蓑田さんは、英弘精機の海外進出を支える技術者。どのような経緯で入社し、現在はどういった仕事をされているのか、具体的な話を伺った。 インタビューでは、いろいろな製品の説明、事業の内容をとても分かりやすくして下さったので、その部分も少しご紹介したい。 --入社のきっかけは何だったのでしょうか? 「私は熊本出身で、学生時代は熊本の大学で太陽電池の計測についての研究をしていました。太陽電池の計測事業を強化したい英弘精機の方と学会で知り合い、その縁で就職活動の際に強く誘われたこともあり、新卒での入社を決めました。現在の会長、社長、常務がそれぞれ熊本まで会いに来てくれてまして。。(笑)」 --今担当されている仕事の内容を教えてください。 「基本的にはお客様のニーズをヒアリングして、満足して頂けるようなものをご提案するのが仕事です。お客様のニーズに合った太陽電池、計測器を組み合わせて装置セットをつくり、設置納品まで行うイメージですね。売りっぱなしではなく、ご提案、サポートまで含めて行うところがポイントです。システムエンジニア、システムインテグレータと呼ばれる方たちの仕事に近いかもしれません。」 --海外の仕事もあるそうですが、具体的にはどのようなものになりますか? 「日本のみならず世界各地に日射計を設置して暴露試験を実施しています。太陽電池を実際の利用環境に近い状態で長期間暴露し(30年以上のところもあります)、詳細なデータを取ることで、より正確な実力を測るわけです。場所は、山梨県にあるメガソーラーを始めとして、沖ノ鳥島、宮古島、北海道、オマーン、オーストラリア、タイ…等いろいろです。取得されるデータは、大きなシステムの場合はネットワークを介して送信されますが、小さなシステムの場合は月に一度、人の手によって回収します。オマーンの例では、大学の敷地内に置かせてもらって、回収も大学の方にやってもらっています。」 --入社前後で不安だったこと、自信になったことなどありますでしょうか。 「新卒で入社したばかりのときは、やはり不安はありました。でも、自分で作ったものをお客様に納品し、評価して頂いたことをきっかけに解消されていきました。それがいい評価であれ悪い評価であれ、経験、時間が不安を解決するものだと思います。お客様のご要望をお聞きしてご提案し、納品したものを喜んでいただけること、これは本当にやりがいに繋がりますよ。」 --ありがとうございました。最後に、ものづくりを志す後輩たちへのメッセージをお願いします。 「英弘精機は世界的にも数少ない日射を扱っている会社です。最近太陽電池が注目され始めていますが、日射の知識が太陽電池には重要です。そういう分野に興味がある方、是非入社を考えてみてください。一緒にものづくりをしましょう!」

eko-b06.jpg 蓑田 光博さん
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先輩メッセージ
一年間も研修させてくれるので、その分期待に応えたい

柴山 和範さん
2010年入社
入社2ヶ月


柴山さんは、4月に入社したばかりの新人技術者。フレッシュな柴山さんに、入社までのきっかけ、研修の内容などを中心に話を伺った。 --大学ではどのようなことを勉強されていましたでしょうか? 昔から太陽電池には興味があって、これから太陽電池の時代がくると思っていました。この分野の技術を勉強したいと思い、大学・大学院時代は太陽電池関連の研究室に所属して、MPPT(マキシマムパワーポイントトラッカー)といわれる装置の開発に携わりました。太陽電池の最大電力点を追尾するシステムです。英弘精機で開発しているI-V(電流電圧特性)測定器や日射計にそのまま繋がる研究をしていたことになりますね。」 --入社のきっかけについて教えてください。 「研究内容をそのまま仕事に生かしたかったので、太陽電池関係の企業を全国から探しました。大学で英弘精機のソーラーシュミレーターを使っていたので、その関係で教授が紹介してくれて就職が決まりました。英弘精機は大学とのコネクションが強いので、学生としても接触しやすかったです。」 --現在は研修中ですよね。研修内容を教えていただけますか? 「気象・環境・新エネルギー事業部を一年間かけて回っています。今は最初の3ヶ月で、製造実習に就いてます。次は営業を3ヶ月で、お客さん(おもに大学)とのやり取りを勉強します。その後カスタマーサポートで修理・メンテナンスなどを経験し、部品を買いつける購買課をへて、最後は技術研究(製品開発)に行くことになります。私の希望は製品開発ですが、最終的にどこに配属になるのかはまだ分かりません。ただ、いろんな部署を経験することで、それぞれの立場が理解できるようになるので本当にためになります。一年間も研修させてくれるので、その分期待に応えたいですね。」 --会社の雰囲気はどのように感じていますか? 「環境が整っていて、不満を感じることは全くないです。学生から社会人になるということでやはり不安だった部分もありますが、困っていると先輩方が声をかけてくれたり教えてくれたりして助けてくれて、これならやれると思っているところです。」 --ありがとうございました。最後に、ものづくりを志す後輩たちへのメッセージをお願いします。 「今までものづくりに関わっていない方でも、興味があれば進んでいけると思います。頑張って前向きに突き進んでみてください。」

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