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富士精器 株式会社

富士精器 株式会社 時代に対応する旋盤加工業<br>職人集団から企業組織へ、時代に対応する旋盤加工業

富士精器 株式会社

時代に対応する旋盤加工業
職人集団から企業組織へ、時代に対応する旋盤加工業

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輝く技術 光る企業

富士精器 株式会社

時代に対応する旋盤加工業 職人集団から企業組織へ、時代に対応する旋盤加工業

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  • 社名:富士精器 株式会社
  • 設立年月:昭和11年 2月26 日
  • 資本金:1,000万円
  • 従業員数:17名
  • 代表者:藤野 雅之
  • 本社所在地:東京都目黒区碑文谷1-12-15
  • 電話番号:03-3715-5401
  • FAX:03-3792-0484
  • 公式HP:http://www.fujiseiki.co.jp
  • 富士精器は旋盤加工による金属切削加工、精密部品製造の会社である。大きな円柱状の金属を回転させながら削っていき、さまざまな精密部品を作り上げていく。旋盤加工というと昔ながらの職人によるものづくりというイメージであるが、富士精器はそのイメージを打破しようとこの数年で大きな変革を試みている。
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業種

精密部品製造業

事業紹介

NC複合旋盤・マシニングセンタ-による金属切削加工

高い技術と利便性で取引先からの急な要望に対応出来る。

藤野 雅之さん
富士精器 株式会社
代表取締役
目黒区の閑静な住宅街。意外な場所に富士精器は工場を構えている。 旋盤を専門にしている企業としては独特な個性を持つという富士精器。 藤野社長に会社の特徴を伺った。 「通常、旋盤加工というと輪切りにした素材を加工するのですが、うちは大きい棒材から加工していくところが特徴ですね。その分他よりもコストを抑えられています。   また、都心の近くに工場があるところが大きな利点ですね。東京に本社がある取引先の急な要請にも迅速に応えられますから。あとは、比較的若い技術者が多いですね。」 「うちの製品は自動車、ポンプ、半導体、医療機器など、本当に多種多様な機械の部品として使われています。特に半導体の部品などの高い精度が要求される製品に対応出来る加工技術を持っているのが強みです。また、精密加工の技術を使って新しい分野に製品が利用できないか、というような事も常に考えています。」

fujis-a04.jpg 代表取締役 藤野 雅之さん
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fujis-x09.jpg 金属を加工して作ったファーストフードの紙コップ

地域の小学生たちにものづくりの現場を知ってもらいたい

富士精器では10年以上、目黒区の小学生の工場見学を受け入れている。今までに延べ2688名の小学生が見学に訪れたという。 そのため、工場内の整理整頓、安全性には特に気をつけている。金属加工を専門にしているにもかかわらず、富士精器の工場内は整然としていて破片などのゴミが散らかっていない。 「工場が少ない地域なので地元の子供たちにものづくりの現場というのを知ってもらいたいんです。また、見学を受け入れる事で安全できれいな工場にすることが実現できています。社員のみんなも自分の仕事を説明するといきいきしていて、仕事にやりがいが出てきます。」 藤野社長の考える富士精器の社会貢献とは、地域への還元、若者への可能性の提示である。

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良い会社にしていくためには人にどれだけ注力するかが重要

藤野社長は製造業から営業を経て社長に就任してから今年で三年目。社長になってから会社は大きく変化してきたという。 「うちの会社は自社製品を作っているわけではありませんので、お客様には品質でアピールするしかない。ところが、以前は寡黙な職人ばかりでしたからコミュニケーションも少なくて、不良率が高かったんです。そこで私が社長になって外部から品質管理の講師を呼んで月に一回指導してもらうようにしました。コストはかかるんですが、それまでみんな実践以外で勉強する機会がなかったので、会社としてすごく良く変わっていきました。そこで初めて、人にどれだけ注力するかが会社の向上に重要なんだと気づきました。」 「それから工場内でもさまざまな改善を進めてきました。その一例として、社内でトリプルRというスローガンを掲げています。RESPECT is paid to others:(私たちは常に)他の人の考えや感情に敬意を払います。REAL opinion:(私たちは常に)本音で意見を出し合います。Improvement of RELATIONSHIP:(私たちは常に)よりよい人間関係作りに注力します。というもので、これを社員全員に実践してもらいたいと思っています。最終的な私の考えは、トップダウンではなくボトムアップというかたちにしたいということなんです。上からこうやれと言って、やってもらうだけではなく、現場の人たちから意識が生まれればいいものが出来てくる。大変ですけどそうしていきたいですね。」 工場内には至る所にチェックシートや方針が貼られ、月に一回全体の業務会議を行うようにもなったという。 「人材育成に関しても、以前と変わってきています。何より今必要なのは技術よりもコミュニケーション能力。技術はやっていれば自然と身につきますから。 それと、社員全員に同じ意識を持ってもらうために月に一度業務会議を行うようにしたんです。全員集まってそれぞれが作業の報告をして、プロセスを情報共有してもらうんです。大変なときは半日がかりのときもありますが面白いですよ。聞いていてもらうだけでもかなり勉強になってると思います。 さらに専門的なことは大手加工機械メーカーなどに研修にいったり、講師に来てもらったりしてます。」 まさに職人たちの集団から企業組織へと変化を遂げつつある。 最後に、藤野社長は富士精器の今後についてこう語ってくれた。 「地味な会社でもいいので、社員からここの会社で働いていて良かったと言ってもらえる会社にしていきたいですね。社員とは人生のほとんどの時間を一緒にすごすわけですから。アットホームというと簡単で生ぬるいですけど。そういう会社を作るのには本当に大変で、ものすごく時間もかかりますよ。」

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先輩メッセージ
ものづくりをすると心も作ることが出来ます

津野 博之さん
営業担当
入社5年目
津野さんは商社の営業マンから転職したという経歴の持ち主。 入社のきっかけから現在の業務の事まで、話していただいた。 --入社のきっかけは何だったのでしょうか? 「もともと商社で営業をやっていました。会社が向いている方向(ビジョン)が自分とは明らかに違っていることに気がついて転職を決めたんです。同じ営業職とはいっても、製造業は初めてでしたので何だかワクワクしてきて、面白そうだと思って富士精器に入社しました。」 --今担当されている仕事の内容はどのようなものですか? 「営業を担当していて、顧客を数社任されています。納品するものの管理や、納期の調整など、いわゆるお客様と工場とのパイプ役です。」 --仕事をする上で特に気をつけている事はありますか? 「納期もそうですが、図面だけからでは拾いきれないユーザー要求など、個人レベルで情報を抱えているとリスクが発生します。お客様と打合せたことは、SPS(作業ポイントシート)に反映させて、全員が情報を共有できるように気を配っています。」 --津野さんは入社5年目ということですが営業の経験はとても豊富だと思います。若手の社員の育成などはどのようにされていますか? 「営業にはもう一人いまして、この会社では私よりも先輩なんですが、営業経験年数は私の方が長いので、お客様とのやり取りの中での言い回しなど、気がついたらアドバイスしています。また、常に言っていることは、営業は期待させないことが大事だということです。 出来るという裏付けや確信がないのに出来ますと言って、結果出来なかったら、お客様からの期待を裏切ることになりますし、それよりも、お客様の立場がなくなってしまいます。 厳しいことは厳しいと、まずハッキリお伝えして、それから、どれだけ“Win-Winの関係”に近づけていけるかを本気で頑張るんです。 格好付けしーのイエスマンになってはいけないという事を伝えています。」 --ありがとうございました。最後に、ものづくりを志す後輩たちへのメッセージをお願いします。 「今、うちの社内で掲げているトリプルRを実践していけば、いい製品が作れると思いますし、周りの人ともうまくやっていけるんじゃないでしょうか。良いものづくりが出来ていると、ものだけではなく心も出来てくるんです。」

fujis-b02.jpg 津野 博之さん
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先輩メッセージ
一歩一歩進んで行くっていう気持ちで、ものづくりに取り組んでほしいです

村田 秀毅さん
製造技術担当
入社11年目
村田さんは入社11年目。社長を含めて先輩はもう3人しかいないという。製造の業務は一通りなんでもこなせる、ベテランの域の技術者である。 --入社のきっかけは何だったのでしょうか? 「僕は中学生の頃から自転車が好きで、部品とかを自分で作るのが面白くてそういう仕事をしてみたかったんです。実際にやってみたら、『これって商売としてやっていけるのかな?』と思いましたけど。(笑)入社してからも会社の機械を使って練習がてら自転車の部品を作ってみたりしてました。」 --入社当時は不安はありませんでしたか? 「入社前の不安はなかったですね。期待の方が大きかった。入社してみて専門用語の多さに驚きました。本当に先輩たちが何を話しているのかさっぱり理解できなかった。当時は調べるのも大変だったんで、図書館に行ったり会社の本を借りたりして勉強しました。先輩も歳が離れている人ばかりだったので、完全に技術は見て盗めっていう世界でした。めげずに食らいついていったのがよかったですね。」 --今担当されている仕事の内容はどのようなものですか? 「今はひととおり全工程こなせるので、これが専門というものはありません。しいて言うと加工機のセッティングが多いですね。一番得意なのはやはりNC旋盤(加工物を回転させながら削っていく装置のこと)関連です。あとは購買です。部品や工具を買ったりしています。プログラミングをやるときもありますね。」 --仕事に手ごたえを感じ始めたのはどういう時でしたか? 「最初の一年目は何がなんだか分からなくて大変でしたけど、三年目くらいになって徐々に自分で技術を覚えていくうちに、先輩の言ってることもすこしずつ理解できるようになってきました。そうしたら先輩との距離が急激に近くなっていったり、逆に改めて凄いなと思えたり、いろいろ気づいてきて面白くなりました。」 --会社の雰囲気はどうですか? 「独特な会社ですね。もともと職人気質の人が多かったので、現場ではみんなピリッとして緊張感を持っています。機械が相手なんで、油断すると命に関わるんですよ。僕も以前小指を大怪我したことがあります。そんな緊張感の中で、社長がアットホームな雰囲気を作ってくれています。」 --社長は気さくな人なんですね。 「はい、今の社長になってから会社は大きく変わりました。全てにおいてスピードが速くなりましたね。社長は迅速に決断してすぐに対応してくれます。」 --後輩への指導はどのようにされていますか? 「誰でもそうですが、最初は出来ないのが当たり前ですし、教えるほうも出来ると思って接していません。初めのうちは専門用語が多かったり、機械の扱い方が難しかったりしてすごく大変だと思うので、なるべく分かりやすいような例えで説明するように努めています。」 --ありがとうございました。最後に、ものづくりを志す後輩たちへのメッセージをお願いします。 「製造業は今日来て明日出来るような仕事ではありません。毎日の積み重ねが大事です。一歩一歩進んで行くっていう気持ちで、ものづくりに取り組んでほしいです。そのプロセスは凄く辛いかもしれませんけど、出来るようになれば気持ちのこもったものが作れると思います。」

fujis-c04.jpg 村田 秀毅さん
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