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株式会社 城南村田

株式会社 城南村田 デパ地下を歩けば、自社製の洋菓子箱/トレイがまず見つかる<br>洋菓子の化粧箱/トレイを生み出す技術を生かし、“異質”な『こびとづかん』のソフビ人形づくりにも挑戦

株式会社 城南村田

デパ地下を歩けば、自社製の洋菓子箱/トレイがまず見つかる
洋菓子の化粧箱/トレイを生み出す技術を生かし、“異質”な『こびとづかん』のソフビ人形づくりにも挑戦

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輝く技術 光る企業

株式会社 城南村田

デパ地下を歩けば、自社製の洋菓子箱/トレイがまず見つかる 洋菓子の化粧箱/トレイを生み出す技術を生かし、“異質”な『こびとづかん』のソフビ人形づくりにも挑戦

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  • 社名:株式会社 城南村田
  • 設立年月:1965年(創業:1949年4月)
  • 資本金:4000万円
  • 従業員数:28名(2011年10月末現在)
  • 代表者:代表取締役 青沼 隆宏
  • 本社所在地:東京都大田区蒲田本町1丁目9番7号
  • 電話番号:03-5744-3555
  • 公式HP:http://www.jonan-murata.jp/
  • ・売上の柱は洋菓子等の化粧箱や仕切りトレイ。ソフビ人形や花束ケースも開発
  • ・なだらかな曲線多用のトレイ量産に必要な木型。削り出すのは職人の手
  • ・「一番身近なパートナー=社員」とともに成長したい。社内勉強会を積極開催
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業種

●洋紙・板紙事業
●パッケージ事業
●金型事業

事業紹介

【紙器・トレイ、トータルパッケージ事業】
様々なご要望に応じ、トータルで企画・製造しています。
●贈答用化粧箱・詰め合わせ仕切りトレイ
贈答用お菓子に代表される「化粧箱」「詰め合わせ用トレイ」
●工業用トレイ
機械部品、工業用大型トレイ、各種電気部品、各種自動車部品、レンズなど
●ブリスターパック
プラスティックのコンビネーションによる化粧品・文具・電化製品など
●嵌合容器
フタと本体に嵌合(かみ合わせ)を持たせ、内容物を閉じ込めるお惣・お弁当容器など

【フラワーブリスターケース】
もっと日常的に、もっと身近に、”花”のある生活を楽しんでいただけるよう「欲しい」「手にしたい」と思っていただけるパッケージになっています。

【原型製作事業】
真空成形金型製造に必要な成功な技術を持つ「木型師」が常駐し、以下の事業も実施しています。
●原型製作事業
クオリティの高い原型は、各方面から好評をいただいており、人間等身大フィギュア原型等、様々な作品づくりに対応しています。
●uchouten商店
株式会社城南村田の「楽しさ」「ワクワク感」を大切にした事業を展開するため、木型師による「原型」を用い、当社でソフトビニール人形を企画・製造・販売。その中でも『こびとづかん』のソフトビニール人形は、そのクオリティに対して子供から大人まで年齢問わず好評いただいているシリーズです。

何を作ってる?

デパ地下の洋菓子売場に並んでいる、お菓子を詰め込んだ贈答用化粧箱。その化粧箱と、お菓子を収める箱内の仕切りトレイを製造しているのが城南村田だ。デパ地下を歩けば、同社製化粧箱・トレイがまず間違いなく目に入ってくる。 もう1つ、城南村田にとって売上の柱になっているのが工業用のトレイ。例えば自動車は何万点もの部品で組み上げられるが、それだけの部品を工場から工場へと運ぶ必要がある。その際、部品をなくしたり、傷つけたりしないよう、トレイを使用して運搬するのだ。 そうした基盤となる事業を持った上で、新しい事業への挑戦にも意欲的だ。絵本『こびとづかん』のキャラクターをソフトビニール人形として製作・販売。持ち運びに気を使う花束・ブーケをプラスチックケースに収納し、手軽に持ち運べるようにした「フラワーブリスターケース」を企画・製造・販売するなど、自社商品の開発にも乗り出している。

03.jpg 真空成型金型の加工
04.jpg なだらかな曲面なども木型で自在に形作る

会社の強み

城南村田にとって中核となる技術の1つは、真空成型金型。熱せられたシート状のプラスチックを金型に乗せ、金型の内側を真空に近づけることでシートを吸引。金型にピチッと貼り付けることでトレイを形取り、量産していく技術だ。 真空成型金型を作る技術を持っているのは、国内に20社ほどしかない。きれいにトレイを製造するには、形状・金型にあける吸引用真空口の大きさ・数・位置などが決め手になる。トレイの形状、使用するプラスチックの種類などによって、どのように真空口をあけるのが正解なのか。その答えをノウハウとして蓄えてきたのが同社の強みだ。 そして真空成型金型を作る上で、よく使用されるのが木型。なだらかな曲線を多用するトレイでは、CAD等を使用して設計・製作すると作業量が膨大になってしまう。顧客から届く「こんな感じで」という感覚的な指示の意図をくみ取って、まずは人の手で木型を形作る。その木型を使って、金型を作っていくのだ。 木型を生み出す木型師の腕は、ソフビ人形の原型づくりにも活用。職人の技をほかの事業にも生かせないかと模索もしている。

05.jpg 木型師が木型を作る
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職場としての魅力

城南村田の理念は「可能性を追求し、パートナーとともに成長し、社会に貢献します」というもの。「一番身近なパートナーは社員。社員みんなが会社と一緒に成長することを目指しています」と青沼隆宏代表取締役は語っている。 社員の成長を促すため、「講座やセミナーを受講したい」という希望が社員から届けば、授業料を支援。さらに、社内勉強会も積極的に開いている。勉強会のテーマは講師役を務める社員の特技から決定。人に教える経験を積ませることで、社員の自信・自主性を伸ばそうとしている。 「スケッチの勉強会では、美大で油絵専攻だった社員が講師です。いつか、近所の人たちも巻き込んだ勉強会に発展させていきたいですね。 さらに『新しいことに挑戦する』といった会社の考え方を、社員に理解してもらう目的でも勉強会を開いています。そういった大事な考え方も、勉強会を通じて共有していきたいですね」(青沼社長)

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社長メッセージ
異質なものも「当たり前」と感じられる組織に

代表取締役
青沼 隆宏さん ――城南村田はもともと、洋紙販売の城南洋紙店、板紙を扱うムラタ洋紙店、真空成形金型のノウハウを持つトーマックの3社が合併してできた会社だそうですね。合併したことで得られたメリットは?
当社の主な顧客は、お菓子メーカーなどに化粧箱やトレイを納品している企業です。これまでは化粧箱なら化粧箱だけ、トレイならトレイだけを顧客に納めていました。それがどちらも対応できるようになったことで、化粧箱だけを納めていた顧客にはトレイも、トレイだけを納めていた顧客には化粧箱も売り込めるようになり、商談の機会が増えてきました。営業担当者を増やさなくても売上が増えることになりますから、利益率は改善してきています。 また、「化粧箱とトレイのどちらもできる」というのは、当社顧客にとっても商機が増える話になります。化粧箱だけを扱っていた顧客は、お菓子メーカーにトレイも売り込めるようになりますし、逆もまた然りです。当社だけでなく、顧客にとっての商機も増やせているのが、一番うれしいところですね。 ただ、「どちらもできる」ことを顧客に知っていただけるようになってきたのは、ここ3年くらいのことです。まだまだ当社が「どちらもできる」と認識いただけていない部分もあります。もっと営業に力を入れる必要性を感じています 社会的に、紙・化粧箱を使って包装することが少なくなってきています。紙・化粧箱の売上は今後さらに減っていくはずですから、落ち込みをカバーできるように、トレイを製造するための真空成形金型の売上比率を増やしていきたいですね。 ただ紙の特性として、「環境に対して優しい」という点があります。短期的には紙・化粧箱の売上は減るでしょうが、将来的にはエコの観点から、紙を使った包装に再び光が当たるはずです。金型を使って紙でトレイを作るといった新しい取り組みにも挑戦していきたいと考えています。 そうです。ただ、同時にソフビ人形のような“異質”なものも持っていたいと思っています。 というのも、例えば社員10人に多数決を取ったとき、10人全員が「イエス」と賛同するような組織は危険だと私は考えています。全員が同じ考え方でいる必要はありません。ある程度は同じ方向を向いていてほしいのですが、常に異質なものが存在していて、みんながその状態を「当たり前だ」と感じられるような組織でありたいのです。 事業にしても同じことです。紙・化粧箱だけに頼っていたら、社会的に紙の包装が少なくなってくると、会社自体が危うくなってきます。けれどそこに異質なものがあれば、生き残れる可能性は高くなります。 そうは言っても、当社の源泉にあるべきなのは、やはり技術です。真空金型や木型といった技術から派生してソフビ人形が生まれたように、確かな技術を常に社内に持ち続けられるような組織にしたいと考えています。

09.jpg 代表取締役 青沼 隆宏さん

先輩メッセージ
ゆくゆくはおもちゃの企画・製造にかかわり、子供たちの感動を生みたい

営業部
寺田さん ――どのような就職活動を過ごしましたか。
「おもちゃメーカーで働きたい」と思っていました。大学では社会学を専攻し、特に子供のことについて学んでいました。アルバイトやボランティアでも子供と接する機会が多く、「子供たちに感動を与えられるような仕事をしたい」と考えるようになったのです。 就職活動もその考えを軸に会社を探しました。城南村田と出会ったのも、ソフトビニール人形を扱っていたからです。 城南村田には、紙という商材と金型という商材、そしてソフトビニール人形などの新商材もあります。そうしたそれぞれの商材の可能性を追求することが企業理念になってもいます。そこに共感し、面白みも感じまして、入社を決めました。 入社後まず半年間ほどは、紙の営業を経験しました。今は技術的なことも分かる技術営業職になるべく、製造関連の業務を1年ほど担当しています。機械の操作方法や、もともと興味があったCAD/CAMの扱い方について勉強しているところです。 技術営業ができるようになれば、例えば「今まで紙で仕切っていたところをトレイに変えれば、いくら安くなりますよ」「見た目がこんなにきれいになりますよ」といった提案型の営業ができるようになります。 紙の営業を経験していたときに「扱える商材が紙だけだと、価格だけの勝負になってしまう」と感じていました。ですが、真空成形金型でトレイを作れる技術力が当社にはありますから、別の選択肢も用意できます。 ある先輩は、「当社ならこういうこともできますよ」「こうした方が見栄えがよくなり、売れ行きもよくなるのでは」と提案型の営業を実践しています。お客様に価格以外のところに価値を見出していただける営業スタイルに感動し、その姿に憧れて「自分も技術営業ができるようになりたい」と思いました。 すごく風通しがいいところですね。社長と話をする機会もありまして、とても気さくに接してもらえます。 もう1つ、私はまだ3年目なのですが、入社1年目からいろいろなことに挑戦させてもらいました。外部研修にもかなり参加しましたし、最近は社長と私、もう1人の若手で進めるプロジェクトも動き始めています。 若い社員にも門戸が開かれている企業だと思います。若くても活躍の場があるというところに、すごく魅力を感じていますね。 あとは、バレンタインのときなど、店頭でお菓子を販売しているのを見ると、「箱・トレイが当社のものだ」と気付くことがよくあります。自分の仕事が目に見える形で世に出て、それをお客様が手に取られる場面を実際に見ることができるというのは、すごく感慨深いことですよ。 私はやはり、おもちゃメーカーで働きたかったわけですから、おもちゃの企画・製造にゆくゆくは関わっていきたいですね。 そしておもちゃを販売するには、ラッピングなどの包装も考えないといけません。そこも自分で考えられるようになって、中身も包装もどちらも自分で企画した商品を世に送り出したいです。その商品が、子供たちの感動を生めればすてきですね。 私自身、バリバリの文系でした。ですが今では、CAD/CAMも何とか扱えるようになりました。文系・理系問わず、モノづくりに興味があれば挑戦してみてほしいです。 そして日本のモノづくりの技術力は、海外の技術力と比べても、本当に素晴らしい水準です。日本の技術力は、世界に胸を張って勝負できるものだと思います。モノづくり企業で働けば、世界で勝負できる機会は必ずあります。自分の目でしっかり企業を見て、いい会社を見つけてほしいと期待しています。

10.jpg 営業部 寺田さん
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先輩メッセージ
行列ができるお菓子屋さんのトレイを自分が設計。多くの人の手に渡り、感動

営業部
風呂田さん ――どんなきっかけがあって城南村田のことを知ったのでしょうか。
私は生物学を専攻してきまして、エコに興味を持っていました。就職情報サイトに登録してみたところ、エコ関連の企業として、城南村田が紙を扱っているということで紹介されました。 会社説明会に参加してみたところ、紙だけではなく、真空成形金型やソフトビニール人形など、いろいろな事業を展開している会社だということが分かりました。「面白いな」と思って面接に進んだところ、最終的に内定をいただけました。 当社では、新商品の企画開発が盛んです。例えば、プラスチックのトレイを作るとゴミが出てきてしまいます。そのゴミを捨てるのではなくて、資源として再利用する方法はないかと当社では挑戦しています。そういう姿勢に共感し、魅力を感じました。 もう1つ魅力に感じたのは人のよさです。社内の先輩・同僚と気が合わないと仕事が辛くなってしまいます。当社の社員はすごく人がよく、大変な仕事であってもがんばれると思いました。 最初は紙の営業をする部署で半年間ほど、電話応対などを担当してきました。次に製造の部署に移りまして、1年半ほど金型の設計やCAD/CAMの使い方を勉強してきました。現在は営業部に配属となり、今後は技術営業として活動していく予定です。 当社は洋菓子用の手のひらサイズのトレイも作れば、クレーンでつるさないと動かせないような工業用の大型トレイも作ります。洋菓子用トレイは曲面が多くて見栄えに気を使いますし、工業用トレイは部品がしっかりと収まるように設計しなくてはいけません。ただ、どちらも形になると「パソコンの中で設計したものが、できた!」とうれしい気持ちになりますね。 洋菓子用のトレイといえば、私の設計したトレイを使用されているお菓子屋さんが非常に人気店で、たまたまそのお店の近くを通ったとき、行列ができていました。中身にはまったく関与していないわけですが、「自分の担当したトレイがこういう形で使われていて、多くの人の手に渡っているのか」とちょっと感動してしまいました。 これまでに、製造のことを学ぶだけでなく、社外研修に参加して、商品開発やマーケティングのことについて勉強する機会ももらえました。当社は新商品開発に挑戦していますが、まだ新商品を販売していくノウハウを積み上げている段階です。社外研修で学んだことを会社のために役立てたいですし、「環境にいいものを作りたい」という私自身の目標を実現するためにも、がんばっていきたいです。 やはり社員の人柄でしょうか。 人間が仕事をしている以上、ミスは付きものです。一人一人が仕事に対して責任を負わなくてはいけない部分は当然ありますが、ミスしてしまったときに助け合える基盤ができているのがすごくいいなと思います。 そうですね。新商品を次々と企画開発していけるようになっていたいです。自分たちでノウハウを蓄えて、新しいものを作っていけるようになっていたいですし、私がしっかりと貢献できるようになっていたいですね。 仕事を探す際には、楽しめる仕事を探してほしいです。 私もそうでしたが、「何がしたいかが分からない」人の方が多いのではないでしょうか。だからといって、「どんな仕事でもいいや」と思わず、入社したところでしっかりと自分が楽しめる仕事、がんばれる仕事がある会社を見つけてほしいです。 万一、「この会社は違ったかも」と思うことがあっても、すぐにあきらめるのではなく、その会社の中で何か楽しいことを探してがんばってほしいですね。 注)掲載している情報は、取材日(2013年6月)時点のものです。

12.jpg 営業部 風呂田さん
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