<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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株式会社 マサダ製作所

株式会社 マサダ製作所 自動車修理の必需品。国内唯一の自動車用油圧式携行ジャッキメーカー<br>わずかな力で自動車・重量物を持ち上げる油圧ジャッキを製造。改善を重ね、月間3万個を量産する体制を整える

株式会社 マサダ製作所

自動車修理の必需品。国内唯一の自動車用油圧式携行ジャッキメーカー
わずかな力で自動車・重量物を持ち上げる油圧ジャッキを製造。改善を重ね、月間3万個を量産する体制を整える

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輝く技術 光る企業

株式会社 マサダ製作所

自動車修理の必需品。国内唯一の自動車用油圧式携行ジャッキメーカー わずかな力で自動車・重量物を持ち上げる油圧ジャッキを製造。改善を重ね、月間3万個を量産する体制を整える

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  • 社名:株式会社 マサダ製作所
  • 設立年月:1946年2月
  • 資本金:1億5,552万円
  • 従業員数:140名(パート、派遣含む)
  • 代表者:代表取締役会長 正田容章
    代表取締役社長 鈴木久之
  • 社員平均年齢:39歳
  • 主な勤務地:本社・工場
  • 休日:当社カレンダーによる(土日祝日)、夏期・冬期休暇、有給休暇
  • 本社所在地:東京都あきる野市二宮東2-1-1
  • 電話番号:042-559-1111
  • 公式HP:http://www.masada-j.co.jp/
  • ・自動車の修理、重量物の移動、がれきの撤去などに使う油圧ジャッキ
  • ・専用設備を独自に開発し、26秒に1個のペースでジャッキを量産
  • ・QC検定などの教育に注力。改善提案を考え出す力を育む
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業種

各種油圧ジャッキ、自動車車検用機械、自動車整備用機械器具、油圧シリンダーに関する製造販売

事業紹介

自動車用油圧式携行ジャッキのメーカーとして、さまざまな分野に製品を提供しているマサダ製作所。
その歩みは1946年から始まります。新しい技術やアイデアを取り入れたジャッキ・整備機器を先駆的に開発し、創業以来、常に業界の一翼を担ってまいりました。
製品開発において、何よりも重視しているのが “使いやすさと安全性” それを使う人の立場に立ち、誰もがそれぞれの場に応じて扱える製品づくりを心がけております。またそれ以上に大切にしていることが安全性の追求、製品の目的や用途から、人命にまで関わることが少なくないため、信頼できる製品づくりに最大限の努力をはらっております。
マサダ製作所の各製品は今日、国内外の幅広い分野で使用され、各方面から高い評価をいただいております。これからも今まで以上に質の高い製品を開発・供給し、皆様のお仕事を力強く支援していきたいと思っております。

何を作ってる?

竹筒でできた水鉄砲を思い浮かべてみよう。細い竹筒と太い竹筒、同じ力をかけて水を押し出したとき、水の出る勢いが強いのはどちらだろうか。答えは「細い竹筒の水鉄砲」。自動車のブレーキなど、この原理を利用して作られている工業製品は数多い。 自動車がパンクしたときに使われる油圧ジャッキという製品も、この原理を利用した製品。わずかな力でも大きな力に変える仕組みを持ち、自動車・トラックなどの重い物でも持ち上げられるようになる。自動車・トラックのパンクなどを修理するときに使われるほか、工場内で工作機械を移動させるとき、災害時にがれきを取り除くときなどにも役立っている。 実は、日本で自動車に搭載するジャッキを作っているのは、1社しかない。それがマサダ製作所だ。国内のトラックメーカー全社にジャッキを納め、ガソリンスタンドに行けばほぼ間違いなく同社製品が置いてある。 海外製のジャッキと比べ、同社製ジャッキが圧倒的に優れているのは耐久性。海外製品は1~2年で壊れてしまうことも多いが、同社のジャッキは手入れを間違えなければ20~30年も使い続けることができるのだ。

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会社の強み

1946年の創業から間もなく、油圧ジャッキの製造を始めたマサダ製作所。当初は1カ月に10~20個程度しか生産できなかったが、現在では1カ月に3万個もの油圧ジャッキを量産することができる。 「他社と同じ設備を使って製品を作っていては、差を付けることができません。より効率よくジャッキを製造できるように、当社はすべての工程で専用の製造装置を独自に開発して、生産効率を上げてきました。長年の努力が実り、現在では26秒に1個のペースでジャッキを作ることができます。 10年前と比べると、油圧ジャッキの値段は10%ほど安くなっています。今もお客様から『もっと安くしてほしい』という要望が届いていますから、今後も効率的な製造方法を編み出して、品質改良を進めていく必要があると考えています」(横溝修常務取締役。以下、同) そのために同社では、会社を挙げて改善活動を展開。全社員から品質改善・費用削減につながる提案を募り、毎月社員から寄せられる80件前後もの提案を1件1件検討する。効果が出そうな提案を取り入れていくことで、もっと効率的に、もっと安くジャッキを製造できるように今も努力を続けている。

04.jpg 塗装の工程。独自に製造設備の開発・改良を進めてきた

職場としての魅力

改善提案を考え出す力を身に付けてもらおうと、会社としてしっかりとした教育計画を立て、社員に成長する機会を提供しようとしている。 その中でも特に力を入れているのは、品質管理検定(QC検定)の資格取得だ。年に2回、試験対策のために研修を実施するなど、資格取得を後押し。その他の専門知識・技術についても、適切な社外研修・講座を社員に薦め、さまざまな資格取得を促す方針だ。 「当社で働く社員は、若いころから裁量権を与えられて、自由に仕事を進めることができます。その分、その場その場で考える力が必要になるわけです。ただ自由を与えるだけでなく、社員1人1人が適切に判断できるように教育にも力を入れていきたいと考えています」

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役員メッセージ
「社会に貢献できる会社」を目指し、「従業員の幸福」を追求したい

常務取締役
横溝 修さん
――国内で唯一のジャッキメーカーということで、比較されるのは海外メーカー。どうやって海外メーカーよりも魅力的な製品を開発しようとしているのでしょうか。 当社製品よりも中国・台湾製のジャッキの方が、やはり価格は安いです。ただ耐久力で比べると、当社製品が20~30年は使えるのに対して、中国・台湾製は1~2年しか使えません。ですから、ガソリンスタンドなどの使用頻度が高いところでは、当社のジャッキが支持されています。 ただ、自動車に載せるジャッキを使うのはタイヤがパンクしたときくらいです。50回も使えれば十分でしょう。壊れやすいジャッキでも、中には「安ければいい」と判断して海外製品を選ぶ顧客もいます。 そこで当社としては、もっと小型で軽量なジャッキを作ろうと製品設計を改善しています。小型・軽量になれば、材料費を抑えて安く生産することができますし、自動車に載せても場所を取りません。そのように改善していくことで、価格重視の顧客にも、当社製品を選んでいただけるようになろうと考えています。 「社会に貢献のできる会社である」ことを目標にしています。自動車の整備などに役立つ製品を開発・生産していくことで、世界中のより多くのお客様に、信頼して使っていただける製品を生み出していきたいと考えています。 もう1つ目指しているのは、「従業員の幸福」を追求することです。突き詰めて考えると、給料を増やすことが従業員を幸せにする近道だと思います。そのためには、まず会社が利益を出すことです。われわれとしては、会社の体質をもっと利益を出せるように改善していき、従業員に支払う給料を多くしたいと努力しています。 やる気があることですね。向上心を持ち続けることができれば、人間として成長していきますし、会社により貢献できるようになります。 また当社の場合、改善活動について提案した件数を人事評価に取り入れています。提案件数が賞与や昇進にも影響しますから、やる気を持って働ける人材であれば、きっと報われる職場です。

07.jpg 常務取締役 横溝 修さん

先輩メッセージ
「この新しい機構は使いやすい」と設計した製品をほめられたときが一番うれしい

営業部 技術課 設計係 主事
植松さん
――モノづくりの仕事を志すようになったのは、いつごろからでしょうか。 就職活動前から決めていました。ただ、大学時代に勉強していたのは、ジャッキとは別の分野。最初はそちらの分野のメーカーに就職しようと考えていました。 結果的にその分野のメーカーに就職しなかったのは、会社説明会や面接に参加してみて「本当にモノづくりをしている会社は、ほとんどない。商社のように製品を企画・販売しているだけの会社ばかりだ」と感じてしまったからです。もっと本当の意味でモノづくりをしている会社で働きたいと思いましたから、「他に、どんな分野なら楽しく働けるだろう」と見つめ直し、思い付いたのが趣味のバイクでした。自動車・バイク関係のメーカーに視野を広げて探してみたら、実家に近い場所にマサダ製作所があることを知りました。 会社を初めて訪れたときの印象は、正直なところ「古い工場だな」と思い、決してよいものではありませんでした。ですが、工場で働いている社員はみんな明るくて、和気あいあいと楽しみながら働いていました。その様子を見て「この会社で働いてみたい」と思うようになり、入社したいと思ったのです。 私は入社して15年になりますが、しばらくは検査の工程を担当していました。設計を担当するようになったのはここ6~7年です。 製品の設計は、基本的にお客様と打ち合わせを重ねながら進めていきます。簡単な改良で半年~1年、完全な新製品を開発する場合は2~3年ほどかかります。設計担当者の人数があまり多くありませんから、1人で常時2~3件ほどの設計を受け持っています。 1人で製品の設計をすることになりますから、製品への愛着はひとしおです。完成した試作品をお客様に使っていただいて「この新しい機構は使いやすいね」など、自分の設計した製品をほめてもらえたときが一番うれしいです。お客様に使ってもらえて、しかも喜んでいただけるというのは、技術者としてこの上ない喜びではないでしょうか。 入社前に感じていたとおり、和気あいあいとした職場です。私はスノーボードが趣味で、冬になると部署関係なく十数人の社員が集まって、みんなでスキー場に出掛けます。何人か年代の近い同僚で集まって、忘年会など、よく飲みに行くこともありますね。 ただ、引き締めるべきところは引き締めています。仕事上で甘えが許されない場面は、上司との間に張り詰めた空気が流れますね。メリハリのある職場だと思います。 もっと多くの製品を設計できるようになりたいです。まだ私の自動車に関する知識が足らず、「この車種の構造を詳しく知っていないと設計は難しい」という判断から、設計を任せてもらえない製品もありました。 さまざまな知識を吸収して新しい製品を設計できるようになり、それがお客様の手に渡って喜んでいただければ最高ですね。 「中小企業で働く面白さ」は、皆さんが思っている以上に大きいものです。例えば私の場合、真っ白な状態から自分の力で図面を作り、その図面から作られた製品がお客様に使われることを考えると、「この製品は全部、自分で設計したものだ」と思えて、楽しい気分になります。 大企業で働いていたら、この感動は味わえなかったでしょう。そういった中小企業の魅力に共感してもらえる方は、中小企業への就職を検討してみてください。

08.jpg 営業部 技術課 設計係 主事 植松さん
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先輩メッセージ
改善提案活動の事務局を担当。過去資料の分厚さに驚き、67年の歴史の重みを感じた

総務部 総務課 主任
岩渕さん
――就職活動でこだわった点は? 職種ですね。総務部や管理部と呼ばれている部門の仕事を希望していました。「事務系の仕事」とでも言うのでしょうか。ただ、純粋な事務職を希望していたわけではなくて、総務・管理系のさまざまな業務経験を積むことで、社会人として成長していける会社がいいなと考えていました。ですから、業種は製造業にこだわっていたわけではなく、業界にとらわれず、幅広く企業を探しました。そうして見つけたのがマサダ製作所です。 驚いたことに、当社に応募してから、身近なところに当社製品があったことを知らされました。私の父はタイヤの販売や取り付けなどの仕事をしていまして、自動車を上げ下げする際に当社のジャッキを使っていたのです。就職活動中に父からその話を聞いて親近感が湧きまして、当社への入社を決めました。 主に社会保険の事務手続きです。あとは庶務の業務を担当しています。 新入社員が入社してきたら保険に入れたり、退職したら保険の資格を喪失させたりといった手続きが中心です。年金・雇用保険・健康保険といった家族や定年後の人生にもかかわってくる大切な制度の手続きですから、間違いは許されず、責任の重い仕事になります。保険について疑問に思うことがある社員から、相談を受けることもあります。例えば両親の介護のために仕事を休みたいけれど、生活費に不安があるという社員に対しては「このような手続きをすると介護休業給付という給付金を受け取れますから安心ですよ」といった助言をすることもあります。 庶務としての業務内容はさまざまですが、会社として推進している改善提案活動の事務局の担当者になったことがあります。改善提案活動が円滑に進むようにいろいろと手配する中で、過去の改善提案の資料に目を通す機会がありました。膨大な量で、とにかく驚きました。当社は設立から67年の歴史があるわけですが、それだけの期間にわたって積み重ねてきたモノづくりのノウハウの重みを感じましたね。 仕事を進める上で、大きな裁量を与えてもらえるところです。 私は効率的な仕事の進め方を考えるのが好きですから、自分なりに効率のよい仕事の進め方を考えて、そのとおりに進められる環境をありがたく感じています。 社会保険に関する知識をもっと掘り下げて身に付けていきたいです。社会保険について、社員に分かりやすく説明できたときや、適切に助言できたときは、私自身うれしい気分になります。もっと知識を身に付けて、うれしい瞬間を増やしていきたいです。 自分の適性が分からず、職業選びに悩んでいる人も多いと思います。私の本音としては、働きもしないうちに「これが私の天職だ」という職業を見つけることは、非常に難しいことだと思います。でも、どんな職業でも探究心を持って突き詰めていけば、いつかその職業に誇りを持てるようになり、「これが私の天職だ」と思えるようになるのではないでしょうか。 まずは向き不向きをあまり深刻に考えず、多少なりとも自分が興味を持てる職業があるのなら、その職業で働いてみたらどうでしょうか。 注)掲載している情報は、取材日(2013年11月)時点のものです。

10.jpg 総務部 総務課 主任 岩渕さん
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