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三鷹光器 株式会社

三鷹光器 株式会社 「NASAが数十分で導入決定」「ライカが認めた」などの逸話が多数<br>天文・宇宙関連で培った光学技術を、部品検査、脳神経外科の手術用顕微鏡などに応用した研究開発型企業

三鷹光器 株式会社

「NASAが数十分で導入決定」「ライカが認めた」などの逸話が多数
天文・宇宙関連で培った光学技術を、部品検査、脳神経外科の手術用顕微鏡などに応用した研究開発型企業

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輝く技術 光る企業

三鷹光器 株式会社

「NASAが数十分で導入決定」「ライカが認めた」などの逸話が多数 天文・宇宙関連で培った光学技術を、部品検査、脳神経外科の手術用顕微鏡などに応用した研究開発型企業

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  • 社名:三鷹光器 株式会社
  • 設立年月:1966年5月
  • 資本金:1000万円
  • 従業員数:54名
  • 代表者:代表取締役会長 中村 義一
    代表取締役社長 中村 勝重
  • 社員平均年齢:39才
  • 初任給:高卒:18万~  大卒:19万~20万
  • 主な勤務地:三鷹市野崎本社工場
  • 休日:週休2日制
  • 本社所在地:東京都三鷹市野崎1-18-8
  • 電話番号:0422-49-1491
  • 公式HP:http://www.mitakakohki.co.jp/
  • ・主力は医療機器事業。脳神経外科用の手術装置は北米で70%のシェア
  • ・技術を“必要とするところ”に届けるという姿勢が画期的な技術・製品を生む
  • ・今でなく5~10年後重視で採用。社員の成長のため「最高の材料を与える」
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業種

精密光学機器製造・販売

事業紹介

昭和 41年5月、三鷹光器株式会社として創立以来、常に創造と信頼をテーマに歩み続けてまいりました。宇宙観測機器の設計製作において、創業以来培い続けてきた技術力を生かし、高精度天体望遠鏡をはじめ、光学測定装置、医療機器等、各界のお客様各位に高く評価されてまいりました。今後、日進月歩、要求される製品は変化してゆくものと思われますが、私共は常にお客様のいかなるニーズにもお応えし、絶えずお客様が求める製品の変化を捉え、より優れた製品開発に鋭意努力する所存です。


営業品目
【手術用顕微鏡装置】
【手術支援装置】
【非接触三次元測定装置】
【大型天体望遠鏡】
【太陽熱集光装置】
【ロケット・衛星搭載用観測装置】
【製造技術のライセンス業務】

何を作ってる?

天文や宇宙関連の機器開発で培った光学技術を基盤とし、部品検査用の測定装置や医療機器、そして太陽熱エネルギーを有効活用するための集光装置を作り出す――。社員数50人ほどの規模の会社でありながら、多様な分野で他社がまねできない高度な独自技術を持つのが三鷹光器。「オゾンホールやブラックホールを発見した観測機器を作った」「数十分話しただけでNASA(アメリカ航空宇宙局)が技術力を認めて導入が決まった」「カメラで有名な国際企業のライカが『三鷹光器の技術はすごい』と認めて提携を結んだ」など、技術力のすごさを伝える逸話には事欠かない会社だ。 現在の主力事業は、売上の約60%を占める医療機器だ。脳神経外科の手術に使う顕微鏡を開発。装置を動かしたり振動で揺れたりしても顕微鏡の焦点がずれないように工夫したことで、手術が圧倒的にやりやすくなったと好評を博した。医師の間で三鷹光器の評判は一気に広がり、北米でのシェアは70%ほどにも達している。

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04.jpg 脳神経外科手術用の顕微鏡など、医療機器が主力製品

会社の強み

代表取締役社長の中村勝重氏は、「技術は“必要としているところ”に届けると一番価値が出ます。でも、そのことを忘れてしまっている企業が多い」と指摘。技術本位ではなく使い手のことを考える姿勢から、同社の技術・製品は生まれているのだと話している。 同社は常に現場の声を意識。脳神経外科向けの手術用顕微鏡にしても、医師の使いやすさを考慮した。手術中に邪魔にならないように装置自体は医師の背後に置き、アームを頭上から回り込ませて顕微鏡をのぞきこめる設計にした。 あるいは400キロもする重い装置を病院内で看護師が複数人で動かしている光景を目撃。宇宙用の機器にも使う軽量で頑丈な素材を使って作ることで、重量を半分の200キロにまで減らしてみせた。 部品検査用の測定装置にしても同じこと。微細化が進む半導体が良品か不良品かを検査する方法に苦慮していたメーカーに「新星発見で使うやり方を導入してはどうか」と提案した。 昔と今の写真を照らし合わせ、何億個もの星の光の中からわずか1個の光の違いを見つけ出せる天文の技術を利用。半導体が良品か不良品かで通電時の光り方が違うところに着目し、光り方がおかしい不良品を検出する装置を作り出したのだ。

05.jpg スペースシャトル「コロンビア」に搭載された高感度カメラ
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職場としての魅力

「採用する時に見ているのは、5~10年後にどうなるかです。面接の特訓をしてきた子は確かに良いことを言えるでしょうが、興味はありません。特訓しても変えられない見所のある子を採用するようにしています」と中村氏が語るように、同社の採用方針は独自路線だ。 試験前にはどのような課題に取り組んでもらうかを事前に告知。試験後の提出物だけでなく、課題に取り組む姿勢を評価することで「この子はどんな子か」と本質を見抜こうとする。 採用が決まってからも、詰め込み型の教育はしない。「教育は教えてはいけない。材料を無駄にさせると覚えるのが早いし、良い材料でないと良い刺身は作れません」と考える中村氏は、社員の成長のためなら「最高の材料を与えますよ」と投資を惜しまないことを約束している。

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社長メッセージ
望遠鏡の技術を医療へ応用。次はエネルギー問題のために役立てたい

代表取締役
中村 勝重さん
――医療機器の事業が主力になっているのはなぜでしょうか。 当社の技術はNASAにも認められたものです。大手企業との競争でしたが、当社の技術についてわずか数十分ほど話しただけで、「そんなすごいことをやっていたのか。その技術は前々から気になっていたのだ」とすぐに認められ、スペースシャトル・コロンビアに当社の特殊カメラが載ることが決まりました。 ですが国内では技術力よりもブランド重視。すごい技術力があっても、なかなか認められません。 そこで医療分野に注目したのです。医療機器なら良い製品を作れば、製品を気に入ってくれた医師が論文を書く時に紹介してくれます。医師向けの展示会に出展すれば、医師と直接会って話をして、自社製品の利点を説明できます。 良い結果さえ出せば、すぐに実力が認められる環境だったからこそ、天文・宇宙よりも医療に注力していくことを決めたのです。 太陽エネルギーです。望遠鏡から医療へと応用した技術を、今度はエネルギー問題のために役立てたいと考えています。 ただ太陽“光”発電はいけません。太陽光発電に必要なパネルは半導体でできていますから、製品が完成するまでに大量の二酸化炭素を排出します。太陽光発電で環境に優しくする以上に、地球を害しているのです。 当社は太陽“熱”に注目しています。これもコンピュータ制御で太陽を追うのではなく、天文の太陽観測の技術を使っています。既に長野で実験中ですし、中東の国々からも相談が来ています。 子供のころによく遊んでおくことが一番です。缶蹴りでも何でも自分たちでルールを作って、日暮れまで遊ぶ。遊びこそアイデアの源泉だと思いますね。 高校生なら、たくさん本を読むことでしょう。進学先も大学名で選ぶのではなく、どんな先生がいるか、図書館がどれだけ充実しているか。しっかりと調べておくべきです。 既に大学生になっているのなら、今から作れる財産は一つしかありません。信頼できる友達ですよ。困った時に相談できる友達を作ること。勉強よりも大切なことです。 友達がいれば、自分が「この方向に進みたい」と目標を定めた時、何をするべきかと助言してくれます。そういう人を大切にすることですよ。 進みたい方向が分からなくて、悩んでいる人もたくさんいます。悩んでいる人は、自分の趣味を思い出してみることです。カメラが好きならカメラのことなら無理なく覚えられますし、絵を描くことが好きならそれを自分の武器にしましょう。自分の特徴をつかむことです。 兵法家の孫子も「彼を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」と言っています。相手が大企業であっても自分の長所と相手の短所を分かってさえいれば、戦い方が分かります。 私は日本がバブルだった1990年代から社長をやっていますが、これまで1度も赤字を出していません。会社の規模が大きいか小さいかで就職先を選ぶ時代ではなくなっています。社長がどんな観点を持っているのか。しっかりと見極めて入社したい会社を探してください。

09.jpg 代表取締役 中村 勝重さん

先輩メッセージ
太陽熱集光装置の核になる太陽位置の算出式を担当。物理を学んだ強みを出せた

システム開発部
田中さん
――大学ではどのような研究を? 物理を学んでいました。所属の研究室で扱っていた内容は、光学を使った物性の研究。光学に興味を持つようになり、光学機器メーカーに就職して、独自技術を使った製品開発をしたいと考えるようになりました。 三鷹光器のことを知ったのは、偶然でした。就職活動で訪問した別会社の方から、社名を聞いたのです。家に帰って早速調べてみたら、中小企業ではありますが高度な独自技術を持っていることが分かりました。 実家にも近かったので、就職先として魅力的な会社だと思いました。ですが、ホームページには採用情報が載っていません。「社員募集していないのかも」とも思いましたが、会社に問い合わせてみたら「とりあえず来てくれ」と機会をいただけて、そこから選考に進んでいきました。 今年で入社して3年になります。これまでに医療機器の手術顕微鏡システム、太陽熱集光装置などにかかわってきました。 担当する領域は、機器の制御です。電子回路を設計し、ソフトウェアを開発することもあれば、電気配線をしたり、機械で部品を加工したり、部品を取り付けたりすることもあります。 太陽熱集光装置を開発した時には、太陽の位置を計算する担当をさせていただきました。「何年何月何日の何時何分なら太陽はこの位置にある」と計算し、ミラーを動かすことで効率的に太陽熱を集めようとする装置です。計算式の組み立て方は、大学のころからやっているので得意分野。ただ、太陽の軌道計算をするやり方は知りませんでしたから、専門書を読んで勉強し、それでも分からないところは天文に詳しい先輩社員に教えていただきました。 自分では「正しい」と思える計算式は作れましたが、装置が上手く動作しないと意味がありません。実際に動かしてみて、設計どおりに動いた時はうれしかったですね。 感動した思い出と言えば、医療機器の開発をしていたころ、病院の先生から感謝状をいただいたことを思い出します。「三鷹光器の装置は解像度がすごく良くて、使い勝手もすばらしい。感動しました。『不治の病』とされてきた病気の治療にも役立つかもしれません」とほめていただけました。今でも強く印象に残っています。 当社ではお客様のニーズに合わせて、1点物の製品や特注品を手掛けることが多いです。新しい製品の開発に挑戦できる機会が常にあります。 また会社は小規模ですが、一つ屋根の下で全社員が働いていて、社員同士の距離感が近いです。分からないところがあれば、その分野に詳しい先輩のところに行ってお願いすれば、優しく教えていただけます。そういったところが会社の魅力だと感じています。 制御を担当することで、電気や機械、ソフトなどの幅広い領域で経験を積むことができました。制御にかかわる全体を見ることで勉強になることもたくさんある一方、各領域で専門性を持っている先輩と比べると実力が全然足りません。少しずつでも実力を付けていって、1人の技術者として会社にも社会にも貢献できるようになりたいですね。 電気系や機械系のことを学んだ学生は「このメーカーに入れば良い」という指針がありますが、物理を学んだ学生にはそれがありません。自分も苦労しましたが、自分の培ってきたものを活かせる会社はきっとあるはず。私もそう思って三鷹光器に入りました。 あとは自分をしっかりと見つめ直すことですね。自分の弱みが強みになることもあります。私は心配性なところが弱みだと思っていましたが、仕事になると慎重なことで製品を仕上げる精度が高くなります。そうした自分の特徴を見つめ直してみてください。

10.jpg システム開発部 田中さん
11.jpg 田中さんも開発に携わった太陽熱集光装置

先輩メッセージ
宇宙関連の仕事に携わりたい。モノづくりの中にも新星発見とよく似た喜びがあった。

第一製造部
三池さん
――三鷹光器のことを知ったきっかけは? 就職活動中に大学の教授から「すごい技術力を持っている会社があるから、調べてみたらどうか」と推薦されたのが三鷹光器でした。 僕は「宇宙にかかわる仕事がしたい」と子供のころからずっと夢見ていました。就職活動でも探していたのは宇宙関連の仕事ができる会社。三鷹光器は宇宙関連の製品を開発した実績もありますし、技術力を身に付けることもできます。すごく良い会社と出会うことができたと思っています。 いいえ。まだ入社1年目ですので、最初に4カ月ほど医療機器を扱う第二製造部で働きました。それから今の第一製造部に移り、非接触で部品の表面性状を測定する装置の製造を任されています。 宇宙関連の仕事は数年に1度くらいの頻度でチャンスがやってきます。第一製造部は宇宙関連の製品に使われる技術を扱っている部署ですから、いつか夢がかなう日が来ることを願っています。 基本的に1人が1台の装置をすべて組み立てます。設計図を見ながら進めるのですが、設計図どおりだと部品同士がぶつかるなど、途中で上手くいかないところが見つかることもあります。そうした時には設計担当の先輩と相談をして、改善案を話し合います。組み立てた製品の評価も担当することになりますから、「製造の仕事」とは言っても製造だけではなくて、設計から評価まで、すべてを学べることになります。 当社はCADを使わない方針なので、実は3次元の完成品を初めて目にするのは製造担当者です。新星を発見した時のように、「誰も見たことがないもの」を初めて見た時の喜びを感じられる仕事です。モノづくりに携わってみて、初めてそうした喜びを知ることができました。 やはり技術力があるところではないでしょうか。先輩社員の技術レベルが高く、先輩に“一”を聞くと“十”で返ってきます。聞いたことへの答えだけでなく、その答えに至るまでに必要な視点や気を付けないといけないところなど、盛りだくさんです。入社前は「答えだけ分かれば十分」という考えでいましたが、さまざまな視点を持ちながら仕事を進めることの大切さを教わりましたね。 そして、それだけすごい先輩を独占できます。今年の新入社員は僕を含めて2名。それぞれ別部署の配属ですから、複数の先輩が何かと世話を焼いて教えてくれます。すごくぜいたくな環境です。 大学では電気系の専攻でしたが、今の業務内容は機械系です。機械のことはほとんど分かりませんから、勉強しているところです。金属などの材料の種類が違えば加工のしやすさ、曲がりやすさなどの性質が違いますから、性質の違いまで理解してモノづくりができるように学んでいきたいです。 あとは三鷹光器を従業員1万人以上の会社にすることですかね(笑)。自分の力で会社を成長させて、そこまで大きくしたいです。 働くまでは「モノづくりはプラモデルを作るような感覚なのかな」と思っていました。ところが、医療機器ではねじ1本の締め忘れも生死に影響があるかもしれませんし、測定装置なら平行・直角の精度が非常に問われます。大切なところを抑えて製造しないといけないことを思い知らされましたね。 あと、僕は両親から「どんな仕事であっても人の役に立つ」と教わりました。就職活動の結果、第一志望の企業に入れない人も出てくるでしょう。でも、入社した企業がどこであっても、必ずそこでの仕事は人の役に立ちます。そのことを忘れず、どんな結果になっても前を向いて働いてほしいですね。

12.jpg 第一製造部 三池さん
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