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日都産業 株式会社

日都産業 株式会社 地球儀型の回転式ジャングルジムを開発したのはこの会社<br>遊具業界の挑戦者。新型遊具や公園用健康器具の開発、グッドデザイン賞を目指すなど、新たな取り組みにも果敢に挑戦

日都産業 株式会社

地球儀型の回転式ジャングルジムを開発したのはこの会社
遊具業界の挑戦者。新型遊具や公園用健康器具の開発、グッドデザイン賞を目指すなど、新たな取り組みにも果敢に挑戦

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輝く技術 光る企業

日都産業 株式会社

地球儀型の回転式ジャングルジムを開発したのはこの会社 遊具業界の挑戦者。新型遊具や公園用健康器具の開発、グッドデザイン賞を目指すなど、新たな取り組みにも果敢に挑戦

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  • 社名:日都産業 株式会社
  • 設立年月:1944年6月
  • 資本金:2600万円
  • 従業員数:80名
  • 代表者:代表取締役社長 山中 慎吾
  • 社員平均年齢:41歳
  • 初任給:213,000円/営業職248,000円
  • 主な勤務地:東京都杉並区西荻南
  • 休日:年間休日118日(土日祝を基本に年間カレンダーで設定)
  • 本社所在地:東京都杉並区西荻南1-1-9
  • 電話番号:03-3333-0210
  • 公式HP:http://www.nitto-sg.co.jp/
  • ・ぶらんこやジャングルジムなどの遊具を製造。公園用健康器具にも注力
  • ・製品完成度の乱れは心の乱れ。整理・整頓を徹底して気持ちを引き締める
  • ・仕事に誇りを持って、最後までやり遂げようとする責任感のある社員ばかり
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業種

公園設計、公園遊具、学校、幼稚園、その他休憩所や広場等の遊具、健康器具、休養施設の設計、製作、販売、施工、保守管理

事業紹介

ぶらんこ、すべり台、鉄棒、ジャングルジム・・・公園を彩るさまざまな遊具たち。1939年に創業した日都産業は、以来、そのような遊具の専門メーカーとして、環境対応型製品やバリアフリー製品の開発、独自の製品保証制度の導入など、業界に先駆け、時代の一歩先をゆく積極的な事業を展開してきました。
 現在は、これからの社会状況に目を向け、高齢化社会に対応した製品開発にも力を注いでおります。当社は今後も、これまでに培った高度な製造技術とオリジナリティあふれる製品開発力、そして安全に対する高い意識を軸に、皆様に喜ばれる製品の開発に取り組んでまいります。

何を作ってる?

あなたが子供のころに遊んだ公園の遊具、それはもしかすると日都産業が作った遊具だったかもしれない。 すべり台やぶらんこ、ジャングルジムなどの遊具を中心に、公園などにあるぶら下がりなどの健康器具、ベンチや野外卓、パーゴラ(日陰棚)などの休養施設など、屋外の公共施設に置かれる施設全般を日都産業は手掛けている。 遊具メーカーが数ある中で、日都産業は業界初のさまざまな取り組みに挑戦してきたメーカーとして知られている。銀座の交差点にあった球体の広告塔を見て、「あんな風に回転する地球儀型のジャングルジムがあったら面白いネ」と声が出てきたら地球儀型の回転式ジャングルジム「グローブジャングル」を開発。弓形デザインのシーソーを開発して1986年にはグッドデザイン公共空間部門別大賞を受賞した。最近では「狭い公園内にいろいろな遊具を置きたい」という要望に応え、複数の遊具を組み合わせた複合遊具の開発に注力している。30年ほど前には、健康ブームを受け、業界初の公園用健康器具を作り出し、18年前から昨今の高齢社会に対応する製品を世に送り出そうと、業界初の高齢者用健康器具を作り出した。

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04.jpg 遊具はデザイン性も重視される

会社の強み

遊具メーカーである以上、大切なのは利用する子供がけがをしない遊具であること。日都産業は遊具メーカーがつくる協会が定めた「遊具の安全に関する規準」の策定委員を務める。頭部・胴体が挟まらないように、柵などの開口部は100ミリ未満の広さにするなど、利用者の安全を考えてきた。 遊具の加工にしても、「溶接・切断の跡が滑らかになっているか」「とがったところが残っていて子供にけがをさせないか」と遊具を出荷する前には入念に検査している。 「子供向けに夢のある遊具を作る以上、製造に当たる社員の気持ちから引き締めてモノづくりに取り組まなくてはいけません。 そこで当社の工場では、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)を徹底しています。モノづくりする人の気持ちが緩んでいると、遊具が完成したとき、どこかしらに表れてしまうものです。きれいな環境で気持ちを引き締めて作れば、きっと遊具の出来映えもよくなります。5S活動を進めてきたことで、私の目から見ても工場内はきれいになっています。当社の自慢の1つです」(山中慎吾代表取締役社長。以下、同)

05.jpg 独自の検査器具を使用して入念に安全検査
06.jpg 資格の取得も推奨している

職場としての魅力

子供が使う遊具を作っていることから、社員全員が自分の仕事に誇りを持っていると山中社長は顔をほころばす。「社員はみんな、モノづくりが好きで、子供が好き。だからこの仕事にも誇りを持っていて、責任を持って最後まで仕事をやり遂げようとする社員ばかりです」 自慢できる仕事だからこそ職場の雰囲気は自然とよくなり、業務外の活動も盛ん。昼休みには自然と社員が集まって卓球を楽しみ、また体育館を借りてみんなで運動をする。会社近くで駅伝が開かれると話を聞けば、有志でチームをつくって参加するほどだ。 「業務外の活動をすることで、普段は気付かない同僚の一面が見えてきたり、同じ駅伝チームの一員になることで先輩・後輩の垣根を取り払ったりすることができます。そうした経験を積んでから仕事に戻ると、上手くコミュニケーションを取れるようになるのです。駅伝などの活動は、会社にとっても有益なものになっていると思いますね」

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社長メッセージ
「この遊具、お父さんが作ったものだよ」と社員が子供に誇れる会社でありたい

代表取締役社長
山中 慎吾さん
――首都圏を中心に全国各地へ遊具を納めているそうですね。都内で育った学生の中には、貴社の遊具で遊んだことのある学生も多いのではないでしょうか。 都内の公園や小学校では、かなり高い確率で当社の遊具が使われています。当社では地元の小学生などの工場見学を受け入れることがよくあるのですが、当社の社章(ニットマーク)を見て「校庭の遊具にもこのマークが付いている!この会社で作っていたんだ」と驚いてくれる生徒さんがたくさんいます。われわれとしても、そういった反応が返ってくると本当にうれしいですね。 「他社がやらないことを先にやる」ことです。これまでにない遊具・健康器具を真っ先に開発し、グッドデザイン賞を取ろうとデザインにも力を入れてきました。 最近は遊具メーカーで協会をつくり、遊具を安全に利用してもらえるように、さまざまな規準を定めてきました。その成果が表れ、遊具の安全性については、どの企業も大きな差が開かないようになってきました。よいことではありますが、当社としては安全面で他社と差を付けにくくなっています。安全なことは当たり前のこととして、その上でどうやって他社との違いを打ち出していくか。そこを考え抜いて、今後も「他社がやらないことを先にやる」必要があります。 公園が新設されることは今後それほど増えないでしょうから、国内の遊具市場はこれ以上大きくならないと思っています。でもその中で、品質が良くて、安全で、子供がもっと「外で遊びたい」と思ってくれるような遊具を作っていきたいです。「今の子供は室内でしか遊ばない」と言われていますが、子供は本質的には外で力いっぱい走り回ることが好きなはずです。子供に喜んでもらえる遊具を作り、もっと外で遊んでくれる子供を増やしていきたいです。 もう1つ注力していきたいのは、お年寄り向けの製品を増やすことです。お年寄りの健康管理が大切になってきていますから、自分に合った形で健康改善・維持のための運動ができる器具を開発していきたいですね。 いずれにしても当社としては、若い社員がこれから家庭を持って子供が生まれたときに、公園に行って「この遊具、お父さんが作ったものだよ」と誇れるような事業を続けていくつもりです。社員が自分の仕事を誇れる会社でありたいですね。 自分の可能性を信じてください。会社に入ってしまうと、自分の意見を率直に述べたり、やりたいことを主張したりするのは、そう簡単にできないことなのかもしれません。けれども会社の中に入っても、自分の可能性を信じて、自分の良さを出せるようにがんばってみてください。

09.jpg 代表取締役社長 山中 慎吾さん

先輩メッセージ
希望していた機械設計の仕事ではないが、今の遊具設計の方がやりがいを感じる

技術部 設計課
俵さん
――就職活動のとき、こだわったことは? 「設計の仕事をしたい」と考えていました。「学生時代に学んでいた機械設計の仕事がいいかな」とぼんやり希望していたのですが、数多くの会社を調べるうちに当社のことを知り、興味を持ちました。 大きな会社の方が安定しているかもしれませんが、「大企業ではやりたい仕事ができない」という話をよく聞きました。「大きな会社で働くよりも、自分のやりたい仕事ができる会社で働く方が、自分には合っているだろう」と感じましたから、当社に入社することに迷いはありませんでした。 就職活動を始めたころに希望していた機械設計の仕事ではありませんが、遊具を設計する今の仕事の方がやりがいを感じられます。 遊具には、何よりも安全性が求められます。遊具メーカーがつくる協会で定めた安全に関する規準も、国土交通省から示された指針も守らなくてはいけません。子供が使うことを考えて、けがをしないように注意しながら設計する必要があります。 普段の仕事の中には、お客様に遊具の完成予想図をイラストで事前に見せて、企画やデザイン、価格などを評価いただいて受注できた仕事もあります。その場合、お客様に見ていただいた完成図のイラストを踏まえて設計していくことになります。「このイラストの部分、具体的にどんな部品で作ればいいのだろう?」「このイラストに忠実に設計し過ぎると、この部分の強度が足りなくなるから、もっと頑丈にしよう」などと考えながら設計を進めることになります。 設計の仕事をしていて、「この仕事に携われてよかったな」と思えるのは、やはり完成した遊具を目にしたときですね。入社1年目には、大型複合遊具の設計の一部を任せてもらいました。入社間もないころでしたから、先輩方にいろいろと教えてもらいながら、何とか無事に設計することができました。その遊具が完成した翌年、社員旅行で納品先へ見学に行ったのです。そのときには、完成した遊具を見て、思わず感動してしまいましたね。 仕事をしながら、「この部分の設計はどうしよう?」と迷っていると、自然と社員が集まってきて、活発な議論が生まれる職場です。製造の担当者にも、図面を渡すと「ここが分かりづらい」と率直な感想を言ってもらえますし、こちらから「こういう設計は加工しやすいのか?」と質問することもできますから、周囲の反応・意見をしっかりと確認しながら働けますね。 社員同士の仲もいいです。例えば最近、運動不足の社員が多いので自発的に「運動しよう」と声を掛け合って、1カ月に1回、体育館を借りて運動する日を作りました。社員はみんな、話しやすい人ばかりですね。 当社では複合遊具でも、1台すべての設計を基本的には1人で担当します。私も1人で1台の設計を任されていますが、まだまだ先輩方に助けていただくことが多いです。何度も先輩方に「この設計でいいか」と確認を取りながら仕事を進めています。そのように先輩に手間を掛けているところを減らして、自分1人でできる範囲を広げていきたいと考えています。 私は就職活動のとき、活動開始からしばらくは面接などで望んでいた結果を得ることができず、あまり興味のない会社の選考も受けてみましたが、やはり情熱が湧いてこないので、全力を出し切れていない自分がいることに気が付きました。 興味のないことには、どうしても全力を尽くせないものです。「やりたいこと」を見つけることが何よりも大切ですから、自分の直感を大切にして、「やりたい」と感じられることを見つけてください。

10.jpg 技術部 設計課 俵さん
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先輩メッセージ
プラモデル作りと通じるところが多い組み立ての業務、楽しみながら仕事できる

製造部 製造1課
伊地知さん
――モノづくりの仕事を志すようになったのは、いつごろからでしょうか。 子供のころからプラモデル作りが好きで、進学先も工業高等専門学校を選びました。そのころから「モノづくりの仕事に就きたい」と考え、当然のように就職先はモノづくりに携われる会社を探しました。 日都産業に興味を持ったのは、「学校の先輩が働いている」と伺ったからです。「これも何かの縁か」と思い、面接を受けてみることにしました。 製造業と言えば「機械を作るところ」という印象を持っていましたが、日都産業が作っているのは遊具です。会社説明を受けていて「面白いものを作っているな」と思いましたし、自分の作った製品を身近な公園などで見ることができます。仕事内容も、遊具の一部分だけではなくて全体を作ることができると聞いて、さらに魅力を感じました。 遊具の組み立てが主な業務になります。他にも溶接以外の加工を担当しています。 当社で作っている遊具の中には、滑車を滑らせるロープウェイのように、複雑な機構が必要な遊具もあります。そのような機構の組み立ては、工場の中でも2~3人ほどしかできない仕事です。そんな専門的な仕事を任せてもらえていることを誇らしく感じています。機構を組み立てる仕事は私の好きなプラモデル作りと通じるところが多く、楽しみながら仕事ができています。 年に1度の社員旅行を楽しみにしています。工場からだけではなく、全国の営業所から社員が集まってきます。普段、顔を合わせることのない人たちと交流を深められます。全社員が一堂に集まるなんて、大企業にはできないことなのではないでしょうか。 前回の社員旅行では、当社が大型遊具を納品した公園を見学してきました。私が入社する前に作られた遊具ではありましたが、「自分の作った遊具も、このように使われるのか」と実感が湧いてきましたね。 現在でも組み立て以外に、さまざまな工程に携わっていますが、より幅広い工具の使い方や装置の取り扱い方を学び、どんな仕事も自分の力でできるようになっていきたいです。 就職が厳しい時代だと言われています。そう簡単には、自分が働きたい会社に入社できないかもしれません。 もし働きたい会社に入社できなくても、そこであきらめないでください。第一希望の会社でなくても、前向きな姿勢で働いていれば、入社した会社の中でやりがいのある仕事をきっと見つけられるはずです。入社した会社で、自分のできることに全力で取り組んでみてください。 注)掲載している情報は、取材日(2013年12月)時点のものです。

12.jpg 製造部 製造1課 伊地知さん
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