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株式会社 オビツ製作所

株式会社 オビツ製作所 キューピー人形、フィギュア、ドール素体など、知る人ぞ知る人形メーカー<br>MADE IN JAPANにこだわり。スラッシュ成形はじめ、職人の技術を発展させ継承し、日本から世界に向けて商品を作り続ける

株式会社 オビツ製作所

キューピー人形、フィギュア、ドール素体など、知る人ぞ知る人形メーカー
MADE IN JAPANにこだわり。スラッシュ成形はじめ、職人の技術を発展させ継承し、日本から世界に向けて商品を作り続ける

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輝く技術 光る企業

株式会社 オビツ製作所

キューピー人形、フィギュア、ドール素体など、知る人ぞ知る人形メーカー MADE IN JAPANにこだわり。スラッシュ成形はじめ、職人の技術を発展させ継承し、日本から世界に向けて商品を作り続ける

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  • 社名:株式会社 オビツ製作所
  • 設立年月:創業:1966年11月
  • 資本金:1,100万円
  • 従業員数:30名
  • 代表者:代表取締役社長 尾櫃 充代
  • 本社所在地:東京都葛飾区金町4-14-8
  • 電話番号:03-3600-2561
  • 公式HP:http://www.obitsu.co.jp/
  • ・キューピー人形から愛好家向けキャラクターフィギュア・ドールまで
  • ・人形作りに最適。職人が手作業で作るスラッシュ成形
  • ・現状に甘んじない。救助訓練用など、等身大の素体を開発
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業種

特許取得済構造のドール素体『オビツボディ』、種類・サイズ豊富に展開する『オビツキューピー』の製造、販売、自社通販。その他プラスチック成形玩具や文房具の製造等

事業紹介

1966年・創業当初から「MADE IN JAPANにこだわる、心を込めたものづくり」を企業理念としております。

近年は、日本国内だけでなく世界で特許取得している弊社商品「オビツボディ」の輸出および海外からの商品製作依頼が増え、弊社技術の認知度が拡大しております。

またロサンゼルスやシアトルで開催された日本のPOPカルチャーを紹介するコンベンションにご招待いただき、ものづくりの講演等を行う事で海外でも弊社のものづくりに対する真摯な姿勢を評価していただいていると確信しております。

今後も東京・葛飾の地場産業である「スラッシュ成型」を未来へ継承し、ソフビ人形、ドールフィギュア、アミューズメントパーツ他、多様なジャンルでのOEM生産およびオビツ・オリジナル商品製作に邁進いたします。

「MADE IN JAPAN」にこだわり続ける、オビツ製作所にご期待ください。

【事業内容】キューピー人形から愛好家向けキャラクターフィギュア・ドールまで

誰もが1度は目にしたことのあるキューピー人形や、マンガ・アニメ作品のキャラクターフィギュアなどをオビツ製作所は作っている。実は、世界中の愛好家の間では有名な企業。「クールジャパン」を代表する企業として、海外の展示会に招かれたこともある。 フィギュア、ソフビ人形については、相手先のブランドで販売するOEM製作も多く手掛けており、古いものから新しいものまで、数多くのマンガ・アニメ作品のフィギュアを手掛けてきた。 さらに自社製品として、ドールの素体「オビツボディ」を製造・販売している。国内・海外で特許、商標を取得している「オビツボディ」は精巧で美しい仕上がりや、人体のような関節可動が愛好家の心をつかみ、海外からも多数の注文が寄せられている。

03.jpg ドール・フィギュアの原型も製作

【加工技術】人形作りに最適。職人が手作業で作るスラッシュ成形

オビツ製作所が作る製品は、ソフトビニール製。品質にこだわる愛好家たちが支持する理由は、職人が長年の勘に頼って手作業で作る、スラッシュ成形という製法にある。 樹脂などを使って家電などの工業製品を作るときの主な製法は、溶かした樹脂を機械で金型に流し込んでいく射出成形が主。大掛かりな生産設備が必要で、大型で複雑な形状の成形には向かない。人形を作るには複数の部品を貼り合わせる必要があり、継ぎ目が残ってしまう。 対してスラッシュ成形は、金型にかかる費用が射出成形の15%ほど。たった1つの金型で複雑な形状の人形でも形作ることができる。少量からの生産にも対応できて、完成品は継ぎ目がなくて美しく、人形の製作に最適だ。

05.jpg 1点1点、手作業で加工する

【プロジェクト】現状に甘んじない。救助訓練用など、等身大の素体を開発

同じソフトビニール製品でも、キューピー人形、OEM商品のフィギュア、自社製品「オビツボディ」をベースとしたドール等、オビツ製作所は手掛ける製品の幅を広げてきた。 そのような現状に甘んじない姿勢から2013年に開発したのが、東京消防庁の注文を受けた救助訓練用素体「オビツボディタフネス」だ。 オビツボディの可動域の広さに加え、手足などの各部に重りを埋めることで人体の実際の重量を再現した新製品。災害時を想定した救助訓練等に利用されている。評判は上々で、今後は全国の消防署や警察・自衛隊などへの展開が期待されている。 さらに同社は全高150cmの素体「オビツ150」など、新たな自社製品を続々と開発。次の一手を模索し続けている。

06.jpg オビツ製作所が企画開発した大型電力炉を用いて
ローテーション成型を行っている。
本焼きして硬化させた製品を引き抜いているところ。

07.jpg 引き抜いた後の製品

社長メッセージ
職人の技が必要なスラッシュ成形を継承し、MADE IN JAPANにこだわる

代表取締役社長
尾櫃 充代さん
――事業内容について、詳しく教えてください。 自社製品の製造・販売と、他社ブランドで販売する製品の製造という大きく2つの柱があります。 自社製品としては、商標登録をしているキューピー人形「オビツキューピー」や、フィギュアや特許取得しているドール素体「オビツボディ」があります。オビツボディは、当社商品開発チームと愛好家から寄せられる意見・要望を取り入れながら開発してきたものです。 他社ブランドで販売する製品としては、マンガ・アニメに登場するキャラクターのフィギュア、ドール、ソフトビニール人形を製作しています。 スラッシュ成形は、葛飾区の地場産業です。中が空洞の金型を作り、そこに原料を流し込み、高熱にさらすことで原料を硬化させて人形の形を作ります。 複雑な形状でも1つの金型で済むので、継ぎ目がなく、きれいに仕上がります。非常に安価に生産できて、少量からの注文にも対応できます。 そうしたスラッシュ成形の利点が高く評価され、「葛飾区金町にあるオビツ製作所に相談すれば、これまで形にするのが難しかった商品も作ってくれる」と評判が広がってきました。創業以来、営業が1人もいなくても、事業を拡大できたのはそんな理由があります。今ではインターネットを通じて注文を受けることも増えてきました。海外の芸術家が思い描いた芸術品を、形にするお手伝いなどもするようになっています。 そんなスラッシュ成形に挑戦する企業が少ないのは、熟練した職人の繊細な勘が必要だからです。空洞の金型に流し込んだ原料の厚みを均一にしながら硬化させるところが特に難しく、そう簡単にまねできる技術ではありません。 おもちゃ業界は一時期、多くの会社が海外へ製造拠点を移しましたが、当社は「絶対に国内生産にこだわる」と国内生産を守り抜きました。職人の技が必要なスラッシュ成形をはじめ、オビツ製作所にしかできない技術を発展・継承させていき、MADE IN JAPANにこだわる商品づくりを続けていくことを使命と感じています。 今後は「オビツ製作所にしかできない」製品を増やしていきたいです。 そのためにホビー以外のジャンルにも挑戦し、救助訓練用素体「オビツボディタフネス」や医療用模型、業務用品、全高150cmの等身大素体「オビツ150」などの開発に力を入れてきました。並行して今後発売予定のオリジナリティある新製品もあります。 当社の仕事は決して楽ではありません。楽な仕事を求める方には、受け入れづらいものでしょう。 それでも私は、当社の仕事にはおもちゃ作りという夢があって、ものすごく面白い仕事だと誇りに思っています。モノづくりに興味があって、自分で目標を持てる人であれば、非常にやりがいを感じてもらえるはずです。 「モノづくり」や「職人の技」と聞くと、「とても敷居が高いのかな」と感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。企業に入って働くようになるまで、技術的には誰もそれほど大きな差があるわけではありません。興味があるのなら、ぜひ飛び込んできてください。夢を持ってモノづくりに取り組む若者が増えてほしいと願っています。

08.jpg 代表取締役社長 尾櫃 充代さん

先輩メッセージ
海外アーティストからの製作依頼が増大。国内外のお客様からの相談に応えて製品化を目指す

製作部長
菊地さん
――この会社に入社しようと思った理由を教えてください。 大きく2つあって、まずはMADE IN JAPANにこだわり、「葛飾に根付いたスラッシュ成形という技術を残していこう」とする会社の姿勢に惹かれたから。もう1つは、お客様の要求や自分の考えを具現化して、1つの物を作り上げていく仕事の進め方に魅力を感じたからです。 当社の製品は、成形・彩色・組み立てというそれぞれの工程に専門の職人がいて、各職人の技の集大成として人形が作り出されます。手作業にもかかわらず、どれも同じように仕上がった製品をお客様に提供するため、ものすごく努力して知恵を絞り出しながら各工程で技術を伸ばしているのです。 そうして1つの製品を、細部まで漏らさず検査して仕上げることは、本当に大変なことです。その分、無事に仕上がったときの達成感は、何物にも代えがたいものがあります。 当社の技術が海外でも注目され、ここ数年で、海外からの注文が増大しました。中でもアメリカの芸術家から「自分の絵をソフトビニールで立体化して販売したい」という問い合わせが非常に多く入るようになっています。 そうした案件では、どのようにして原画の特徴を損なわずに立体化できるか、本当に試行錯誤を何度も繰り返しながら、お客様に満足してもらえる製品へと仕上げていきます。成形・塗装・組み立てと、工程が進むたびに確認をし、改善点を聞き、修正を行います。工程ごとにお客様に確認を取るのは大変な作業ですが、苦労した分だけ製品は改善され、お客様には満足してもらえます。 しかも、1つの案件に専念することはできません。同時に複数の案件を受け持って仕事を進めることになります。それぞれの案件で、それぞれの工程を管理して、最終的な仕上がりに責任を持つことになります。かなり時間に追われて大変な仕事です。 それでも、よりよい製品になるように改善をして、それが認められて製品になっていくところに、この会社で働く醍醐味を感じます。 特許取得の自社製品「オビツボディ」は海外でも評価され、輸出量は年々増加しています。 今後はもっと、世界的に拡がったオビツボディのブランド認知を高めオビツ製作所の製品を消費者の手元まで届け、世界を相手に販売を増やしていきたいです。 製造業を志すなら、とにかく諦めずに続けることが絶対に必要なことです。途中で投げ出したら、本当にそれで終わってしまいます。 私はこれまで、さまざまな業界で仕事をしてきました。その中でも正直、製造業は1番厳しい仕事なのかもしれません。けれども、厳しい反面、喜びも大きいものです。1度自分で足を踏み入れたなら、最終的に目指すところまで、自分で突き詰めてやっていく気概を持ってください。目標地点が見えるとこまで来れば、絶対に大変な思いも喜びに変わります。

09.jpg 製作部長 菊地さん

先輩メッセージ
自分なりに彩色技術を工夫。何度も練習して倍以上の製作が可能に


八重樫さん
――貴社で働こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか? もともと趣味で模型を作っていたこともあり、この業界には興味を持っていました。当社に入る前は、人形やおもちゃの小売りの会社で働いていたのですが、店舗が閉店することになってしまいました。転職先を探していたら、当社に先に転職していた先輩から声を掛けてもらって、そんな縁があって入社しました。 前職の小売店でも当社製品を扱っていまして「精度が高く、こだわって作っている製品が多いな」と感じていました。ですから入社するまでは、よくテレビで見るような頑固な職人さんが多い職場だろうと予想していましたね。 でも、中に入って一緒に働いてみると、しっかりと若手の意見にも耳を傾けてくれて、新しいことに挑戦することも認めてくれます。和気あいあいと仕事ができて、楽しい職場ですよ。 成形が終わったフィギュアやドールの彩色を担当しています。例えば、キューピー人形の顔なども、私が彩色しています。 エアブラシの空気圧や塗料の濃度を調整するなど、試行錯誤を繰り返し行い、うまく彩色する方法を自分で模索することで、技術を磨いてきました。 フィギュアの目や口の彩色は、版画の多色刷りのように、下地になる色から順に塗り重ねていきます。色を塗りたいところだけ穴を空けたマスクという道具を人形に当てて、マスクの穴から色を塗って余計なところに色が付かないように進めていきます。 何色も塗り重ねるわけですから、工程は多くなり、どうしても途中で失敗することもあります。それでも工夫を続けることで、今では入社時の1日の彩色個数の2倍以上も塗れるようになりました。とはいえ、熟練の職人さんになると、3倍以上彩色できます。私の技量はまだまだだと思いますから、もっと成長していく必要があります。 もともと趣味でフィギュアなどの彩色をやっていたほど、彩色の作業は好きです。いつも楽しいですね。 中でも、順々に色を重ねていくことで、完成に向かっていくことが実感できるところが好きですね。「自分の手で顔を作り上げている」と実感できて、面白いです。 まだ私の力量が足らず、任されていない仕事があります。直近で目指しているのは、熟練職人さんたちに負けない技術を身に付けて、どんな仕事でも任せてもらえるようになることですね。 私は彩色の仕事を始めてまだ3年です。この業界では、まだまだ駆け出しと言っていいでしょう。「失敗なく、大量に、素早く、きれいに」と心掛けていますが、まだ満足できる水準にまでは達していません。まずは基礎になる技術を身に付けてから、より大きな目標を持てるようになりたいです。 私は、自分の好きなことを大事にして就職先などを決めてきました。趣味が高じておもちゃの小売企業に就職しましたし、当社への転職も彩色が好きだったから決めたことです。 私のように、好きなことや趣味を大切にして続けることで、仕事につながる例もあります。「趣味を仕事にしない方がいい」という意見もよく聞きますが、少なくとも私は趣味を仕事にして毎日楽しく働けています。 注)掲載している情報は、取材日(2014年7月)時点のものです。

10.jpg 八重樫さん
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