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株式会社 大橋製作所

株式会社 大橋製作所 スマホなどの小型機器に電子部品を実装する実装装置メーカー<br>スマホ製造装置の世界的メーカーでありながら、2変数関数の金属オブジェ「数楽アート」を生んだ匠の技も

株式会社 大橋製作所

スマホなどの小型機器に電子部品を実装する実装装置メーカー
スマホ製造装置の世界的メーカーでありながら、2変数関数の金属オブジェ「数楽アート」を生んだ匠の技も

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輝く技術 光る企業

株式会社 大橋製作所

スマホなどの小型機器に電子部品を実装する実装装置メーカー スマホ製造装置の世界的メーカーでありながら、2変数関数の金属オブジェ「数楽アート」を生んだ匠の技も

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  • 社名:株式会社 大橋製作所
  • 設立年月:1959年(創業1916年)
  • 資本金:9600万円
  • 従業員数:99名
  • 代表者:代表取締役 大橋 正義
  • 社員平均年齢:39.2歳
  • 初任給:大学卒:205,000円、大学院卒:225,000円
  • 主な勤務地:埼玉県、東京都
  • 休日:土日祝日、有給休暇、夏期・冬期休暇など
  • 本社所在地:東京都大田区大森南3-1-10
  • 電話番号:03-3744-5351
  • 公式HP:http://www.ohashi-engineering.co.jp/
  • ・携帯電話などの製造工程に欠かせない実装装置の世界的メーカー
  • ・2変数関数を金属で具現化した数楽アートがテレビ・新聞などで話題に
  • ・科学と経験の両輪を重視し、他社が簡単にマネできないモノづくりを実現
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事業紹介

【機器事業部】
主要製品
・ACF実装装置
・光学樹脂ラミネーティング装置
・LEDフリップチップ一括実装装置



【メタル事業部】
主要製品
・精密板金加工技術を駆使した受託加工
・アーケードゲーム機の受託開発、量産
・数楽アート
・メタルクリスタル 東京スカイツリー®

何を作ってる?

スマートフォンなどの携帯電話やデジカメ、カーナビなどの製造工程に必要なACF実装装置が主力製品。 携帯電話のような小型の機器でも、中を開いて見ると、驚くほど多数の電子部品が含まれている。わずかな空間内に、電子部品を高密度に収納する上で欠かせないのがACF実装の技術だ。 ACFとは、はんだのように導電性のある接続フィルムのこと。加熱・加圧することで電子部品の回路と接着できる。接着した電子部品間で電流が通るようになると同時に、隣接する電極間の絶縁性も確保できるつくりになっている。 大橋製作所は、このACFを用いて電子部品を実装する装置を開発・製造している。大橋製作所のACF実装装置は内外の携帯電話メーカーなどの生産ラインに採用され、アジア、北中南米、ヨーロッパなど世界各地の工場で活躍している。 さらに2変数関数を具現化したオブジェ「数楽アート」を発売。人気テレビ番組『たけしのコマ大数学』のトロフィーに採用され、大手新聞などでも取り上げられるようになっている。

10.jpg ACF実装装置
03.jpg 2変数関数オブジェ「数楽アート」

会社の強み

スマホのような最先端の機器製造にかかわっていると、常に最新の科学技術を導入していかないと取り残されてしまう。今はACFが主流だが、これまでははんだやヒートシールが使われていた。ACFと同じような性質を持つペースト状のACPという新素材も出てきている。 そして新製品が頻繁に登場してくるだけに、電子部品を実装する手法も絶えず改善・調整していく必要がある。精度の高い新たな実装方法を短期間で編み出すには、熟練した技術者の勘が大切になってくる。 そういった環境だからこそ、後発企業の参入が難しく、一線を走っている大橋製作所に追いつくのは難しい。多様な顧客および市場ニーズに対応する豊富な製品開発と、長年にわたる営業・開発技術・生産に携わる社員が蓄積した経験が物を言うのだ。 数楽アートも同様に、数学教授のアイデアを、創業時から精密板金加工を手掛けてきた大橋製作所の技術力で実現した製品。会社として、他社が簡単にマネできないモノづくりを目指している。

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職場としての魅力

実装装置は、電子部品を所定の場所に運び込み、正確に位置合わせをして、仮圧着し、本圧着させるという一連のプロセスをわずかな時間で済ませてしまう。それだけのプロセスを扱える実装装置を開発するには、一連の仕組みを理解し、幅広い知識を身に付けることが必要になる。 一方、数楽アートを形にするには、数学者のアイデアを設計図に落とし込み、2変数関数の曲線を寸分違わず加工する匠の技が必要。業務の幅が非常に広い。 それだけに「技術者から見て日進月歩の世界。絶えず新しいものが出てくるので、学ぶ課題はいくらでもある」と代表取締役社長の大橋正義氏は語る。新しい知識を学ぶことが好きな社員にとっては、常に好奇心が刺激される職場と言えるだろう。

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06.jpg 最先端の実装装置と伝統の精密板金加工。
業務の幅が非常に広い

社長メッセージ
明日が分からない高リスク社会を克服するカギは、常に「時代の転換期に、新事業・新製品の開発に挑戦する」ことにある

代表取締役社長
大橋正義さん
――機器事業部とメタル事業部、かなり領域の異なる二つの事業を展開されています。 1916年、父が23歳の時に特殊な金属製品製造業を創業しました。さまざまな危機を乗り越え、今では世界で認められる産業用精密機械を開発・提供する研究開発型の企業へ発展しています。 1959年の第二創業以降、経営の原点になっているのは創業者の「無から有を生み出す」創造の精神です。 精密板金加工を軸とするメタル事業部の事業領域は、第二次オイルショックで物価が高騰し、取引関係は大きく変わりました。仕事を待つだけではなく、経営方針・計画を作成し、自ら自社製品を開発して市場を作ろうと心に決め、機器事業部が誕生しました。 携帯電話などの実装装置メーカーとして、当社は今でこそ世界で認められる会社になっていますが、始めのころは新しい製品を開発しては失敗する日々でした。 転機になったのは、1999年に卓上型の実装装置が日本経済新聞の「年度優秀製品賞」を受賞したことです。名もない大橋製作所が一躍有名になり、世界中から引き合いをいただけるようになりました。 メタル事業部では、新しいビジネスモデルへの挑戦として数楽アートを開発しました。ステンレス板金の輝きを活かし、数式の形をアートとして表現できたのは、創業以来培ってきた精密板金加工技術あってのことです。海外の大学の研究者から問い合わせが来たこともあるほどで、大学での導入も増えています。数楽アートをきっかけに大橋製作所のことを知り、新しい取引につながった例も出てきています。 何か新しい事業や製品開発にチャレンジする時には、科学技術の知識や経験、論理的な思考のほかに情熱と行動力が必要です。このことは二つの事業部に共通することです。 知識があれば公式的な問題を解けますが、モノづくりのプロセスには、理論通りの答えが出ないことが多々あります。そのような場面に直面した時、失敗と試行錯誤の繰り返しの中から打開策を見出してきた経験がないと解決の糸口が見つからないものです。 一方、経験だけでも成り立ちません。当社にも体験豊富で科学技術の知識を持ち、科学的手法を駆使できる人が外部から転職してきてくれたことで、研究・開発・製造のプロセスを大きく改善しつつあります。さらに、製品実現に有効な解析・評価ツールと開発設計環境が必要です。 現在は、明日どうなるかが分からない非常に高リスクな時代だと感じています。時代の転換期には新しいニーズが発生します。その時に新しい社会的必要性に対応できる新事業・新製品の開発を実現できる「科学技術の知識や経験、論理的な思考のほかに情熱と行動力」を持つ人材さえいれば、企業は生き残ることができますから。 会社としては、全社研究開発型の企業へと変わっていきたいと考えています。当社で働いてくれる社員のがんばりが十分に報われる事業構造へと転換していくつもりです。 絶えず新しい事業・新製品の開発に挑戦します。屋外で携帯電話の画面を見た時に、画面ガラスと本体の間に空気の溝があると非常に見づらくなります。そこで、樹脂を封入して空気の溝を埋め、屋外でも画面が見えやすくするための機械装置をすでに市場へ投入しています。もう一つ、従来とは違った技術でLED素子を実装できる装置を開発しています。 事業内容としては、数楽アートをシリーズ化して、今後も新しい商品を出していきます。 ほかにも、開発したい製品はたくさんあります。そのために一番必要なものはやはり人材です。これから2~3年計画で人材採用と教育に全力で取り組んでいきます。

07.jpg 代表取締役社長 大橋正義さん

先輩メッセージ
「机の上に置きたい」というお客様の声から小型の数楽アートを提案

メタル事業部 開発設計グループ
石井さん
――どのような縁で大橋製作所に入社されたのでしょうか。 研究室の教授からの紹介です。社長が母校の卒業生で、大学の教授とも知り合いでしたから、就職先として薦められました。 面接の前には、埼玉工場を見学し、会社について説明を聞く機会がありました。実装装置だけでなく、精密板金加工もやっている会社だというところに驚きました。大学では機械設計を学んでいましたから、入社してからも学んだ内容を活かせる機会がありそうだなとも感じましたね。 メタル事業部では、数楽アートを主に製作しています。私はその中で、CADを使った数楽アートの図面データ作成を担当しています。 数楽アートの形自体は数学の先生が考えてくださるのですが、どういう大きさなら見栄えが良くなるのか、バランスを考えながら図面に落とし込んでいます。 CADで数楽アートの曲線部分を図面化しようとすると、多数の細かい直線のつながりで表現することになります。数式にできるだけ忠実にCADデータを作ろうとすると、レーザー加工機で処理しきれないほどのデータ量になってしまいます。ですから、細かい直線をできるだけ間引いて、美しさを保ちながら曲線を再現するように心掛けています。 図面の設計だけが仕事ではなく、お客様と直接会える機会もあることです。例えば展示販売会などにも参加していまして、お客様から「きれいだね」と声を掛けてもらったり、買っていただけたりした時にはものすごくやりがいを感じます。 お客様の声を直接聞けるわけですから、できるだけご要望に応えたいと常に考えています。「小さなサイズの数楽アートを作って販売した方が良いのではないか」と社内で提案して発売が決まったことがありました。それもお客様の「机の上に置いてながめたい」という声があったからです。 動きのある製品を設計することですね。今はH型鋼に線を引くロボットの設計をしているのですが、なかなか思いどおりの精度で線を引けず、悩んでいます。 そうした時には自分の力不足を痛感しますが、少しずつ改善して良いものを作り上げられるようにがんばっています。 同じ設計の仕事であっても、複合的な知識・経験が求められます。自分で勉強したり、周りの先輩に「これはどうしたら解決できるのか」と教えてもらったりして、積極的に学ぶようにしています。 自分がどれだけ仕事を楽しめるか、熱意を持って仕事に取り組めるかが一番大事だと思います。そういう視点を持って会社を探してください。 そこさえ忘れなければ、必ず自分に合った会社と出会えるはずです。そこだけは譲らないようにがんばってください。

08.jpg メタル事業部 開発設計グループ 石井さん

先輩メッセージ
数学に興味がない人にも数楽アートの魅力が伝わるフレーズを考える苦労と楽しさ

総務部
若井さん
――モノづくり企業に興味を持たれた理由を教えてください。 ほかの業界と比べて、「実際に形として残るものを作るところにやりがいがあるのではないかな」と思い、製造業で働きたいと思うようになりました。 企業を選ぶ上では、「大企業では仕事の全体像があまり分からないのではないか」と思っていました。中小企業を選んだのにはそんな理由があります。 その中でも大橋製作所に入社を決めたのは、社長のお話を伺ったことがきっかけになりました。「日本全体のことを考えて仕事に取り組んでいらっしゃる方だ」と感銘を受け、強く興味を持つようになったのです。 社員の出勤・退勤の管理など、労務関係の仕事をしています。 それ以外にも数楽アートの広告やホームページを作成し、営業を支援する仕事も任されています。HTMLを覚えてホームページを自分で作れるようになったり、大型店で開催する展示販売会の案内をするハガキをデザインしたりしています。 広告などを制作する際にはセンスの必要性を感じています。数学に興味がない人に、数楽アートの魅力をどうやって伝えれば良いのかと試行錯誤しています。キャッチフレーズや説明文を考えるのは大変ですが、一方でどうすれば上手く伝わるかと考えていると楽しくもあります。 大変なところも多い仕事ですが、普段の労務の業務と違うところが新鮮で面白いですね。元々は埼玉工場の方で実装装置の営業として働いていた経験もありまして、その時の経験も活かせていると思います。 元々、形がないところから製品を設計し、加工して組み立てて形になるところまで、自分の目で見ることができるのはすごく良いですね。実際にできあがったことが実感を持って感じられます。 最近は大企業が人気なようですが、中小企業に入ればいろいろな経験が積めるので、中小企業に進むのも一つの選択肢だと思います。幅のある仕事ができますから面白いですし、将来的にもそうした経験が活かせるはずです。

09.jpg 総務部 若井さん
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