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三鎮工業 株式会社

三鎮工業 株式会社 0.001mm単位の高精度部品を数万個も大量生産<br>社員1人当たり十数台ものNC旋盤を扱い、1日に最大5000個もの部品を生産。エアコンや一眼レフカメラなどの重要部品を0.001mm単位で加工

三鎮工業 株式会社

0.001mm単位の高精度部品を数万個も大量生産
社員1人当たり十数台ものNC旋盤を扱い、1日に最大5000個もの部品を生産。エアコンや一眼レフカメラなどの重要部品を0.001mm単位で加工

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輝く技術 光る企業

三鎮工業 株式会社

0.001mm単位の高精度部品を数万個も大量生産 社員1人当たり十数台ものNC旋盤を扱い、1日に最大5000個もの部品を生産。エアコンや一眼レフカメラなどの重要部品を0.001mm単位で加工

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  • 社名:三鎮工業 株式会社
  • 設立年月:1967年2月 (創業:1955年1月)
  • 資本金:2,035万円
  • 従業員数:12名
  • 代表者:代表取締役 山田 浩司
  • 初任給:160,000円~250,000円
  • 主な勤務地:東京都羽村市神明台2-8-7
  • 休日:日曜・祝祭日・隔週土曜、夏期・冬期休暇、有給休暇
  • 本社所在地:東京都羽村市神明台4-10-10
  • 電話番号:042-513-0718
  • 公式HP:http://www.sanshin-i.com/
  • ・0.001mm単位の精度で何万個も。高精度と大量生産を両立
  • ・NC旋盤を徹底比較。高精度に仕上がる手順・段取りを研究
  • ・作業日程の工夫で大量に、品質管理を強化して高精度に
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業種

金属挽物加工業

事業紹介

精密挽物加工を専門に、医療機器部品、空調機器部品、光学機器部品、自動車部品等を製造しています。


めまぐるしい速度で社会が変化を遂げ、エレクトロニクス産業、IT産業、情報通信産業等がハイテク産業へと様変わりをしていく中で、私たちのお客様のニーズも多様化し、加工精度の難易度はますます高まると同時にコストパフォーマンスも求められています。
そのようなニーズに柔軟にお答えできるように、当社では業務の合理化、設備の近代化、またさらなる技術の向上に全社をあげて取り組んでいます。


小さな会社ではありますが、やる気のある社員に恵まれており、その意気をもって、これからも皆様に「信頼される会社」「必要とされる会社」であり続けたいと、努力を重ねていきます。

【事業内容】0.001mm単位の精度で何万個も。高精度と大量生産を両立

1点作るだけでも難しい0.001mm単位で仕上げる高精度部品を、何万個も生産してくれないか。そんな高精度・大量生産の依頼に、熟練社員1人当たり十数台もの工作機械を扱うことで応えているのが三鎮工業だ。 最も多く手掛けているのは、エアコンの冷媒流量を制御する電動弁。エアコンは冷媒を使って熱を吸収・放出し、部屋の温度を上下させる。冷媒の流量が冷暖房の強さを決めるだけに、安定して正確に動くように高精度が要求される部品だ。 その他には、一眼レフカメラのレンズ周辺に組み込む部品の加工も強み。オートフォーカス機能の性能を左右する重要部品だが、専用の工作機械を用意することで高精度・低価格・短納期での量産を可能にした。

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【加工技術】NC旋盤を徹底比較。高精度に仕上がる手順・段取りを研究

三鎮工業が得意とするのは旋盤加工。金属を高速回転させ、そこに刃を当てて削る加工方法で、軸・筒・リングなど、円柱状の部品加工に向いている。 工場では、プログラム制御で自動加工できるNC旋盤を主に利用。プログラム制御になるからこそ、NC旋盤の性能によって精度に差が出る。導入時には複数のNC旋盤を比較し、最善の旋盤を突き止めた。導入後はNC旋盤の癖をつかみ、より高精度に仕上がる手順・段取りを研究してきた。 そうした努力が実を結び、特に円柱状の金属をくり抜いて筒状にする加工では、高い評価を受けるように。くり抜いた削りかすが内側にたまらず、外に出ていくようにNC旋盤を動かす方法など、独自のノウハウを蓄えてきた。

04.jpg 工作機械がずらりと並ぶ三鎮工業の工場風景。
これだけの機械を数人の社員で取り扱う

【独自戦略】作業日程の工夫で大量に、品質管理を強化して高精度に

高精度の部品を大量生産する上で、重要になるのが作業日程の組み方と品質管理だ。 NC旋盤をできるだけ休まず稼働させるため、三鎮工業には旋盤工とは別に、作業の割り当てを決める担当社員がいる。その社員が中心になり、無駄のない作業計画を立てることで、多いときには1日に5000個もの部品を作り上げている。 さらに精度を高く保つため、品質管理を重視。どんな検査も社内でできるように検査機器をそろえるなど、品質管理部門を強化した。 作業現場でも品質管理を徹底。寸法のばらつきが小さく、安定した品質で作れているか、寸法の平均値を取ると設計図の指定値になっているかなどを現場で意識することで、不良の発生を最小限に抑えている。

07.jpg 出荷前の検査の様子。
常に正確に測定するのにも技術が要る

社長メッセージ
現状に甘んじず、常に挑戦する姿勢を忘れないで、成長を続けていってほしい

代表取締役
山田 浩司さん
――貴社が力を入れているのは、どんなところでしょうか。 品質管理です。当社の作る部品は、どれだけ正確な円・円柱になっているかを測定した真円度・同軸度、平面のきれいさを測定した平面度などのさまざまな項目で、お客様の求める基準を満たす必要があります。 そこで不良品が含まれていないかと自社で検査し、不良品が見つかったらすぐに改善できるよう、品質管理部門を強化しました。その結果、お客様に納品してから不良品が見つかることがほとんどなくなり、成果を感じられるようになってきました。 今後はさらにモノづくりの精度を高めていくため、加工現場で働く社員にも、品質管理への意識を高めていってもらいたいです。そのために少なくとも品質管理検定(QC検定)の4級は取得できるように、2013年から加工担当の社員にも品質管理の勉強を始めてもらっています。 社員から希望されたことは、できるだけ取り入れるように心掛けています。 子供を産んだばかりの社員から「仕事には戻りたいが、仕事中も子供から目を離したくない」と希望されたときには、社内にベビーベッドを置いて育児しながら働くことを認めました。社内に子供がいると、子供好きの社員がよくかわいがっています。社内がにぎやかになり、雰囲気がよくなりましたね。 その他には、社員からの要望を受けて、最新型のコーヒーメーカーを導入したこともあります。そのように社員が希望を伝えてきたら、できるだけかなえていくことで、働きやすい職場をつくっていこうと考えています。 高精度の部品を大量生産できるモノづくり企業は、それほど多くありません。当社に相談いただく企業は増えていますが、相談いただいても加工機械・人手不足から対応できず、断るしかないことが増えてきました。 2015年のうちには、現在の工場の近くにある2倍ほどの広さの場所に、工場を移転させる計画です。移転後は、工作機械と社員を今以上に増やし、これまで断るしかなかった医療機器関連の部品加工などの仕事も引き受け、売上を増やしていきたいです。 革新向上することです。現状に甘んじることなく、常に挑戦する姿勢を忘れず、成長を続けるように努力していってほしいですね。 仕事に慣れてくると、どうしても現状維持にとどまってしまいがちです。そうならないように、失敗しても構わないので絶えずやり方を変えてみて、現状をさらに改善できるように変化を続けていってもらいたいです。 モノづくりは決して派手な仕事ではありません。ですが、細かいところにまで気を配り、繊細に加工していくことに関して、世界的に見ても日本人は長けています。高精度のモノづくりの仕事は、日本から絶対になくならないと信じています。 ですから、若い人にはもっとモノづくり企業で働く魅力に気付いてもらいたいです。少しでも多くの若手が、この業界に飛び込んできてくれるとうれしいですね。

08_2.jpg 代表取締役 山田 浩司さん

先輩メッセージ
1人で十数台の工作機械を担当。難しい機械も上手に扱えるようになり、自信を持てた

製造
中澤さん
――こちらの会社に応募したきっかけを教えてください。 小さいころから機械を分解するのが好きでした。外から見えない中身の部品に興味を持っていたのです。 そのため就職先を探すとき、「部品を作る会社で働きたい」と希望しました。自宅から近いところにあり、部品加工を手掛けている当社と出会い、応募してみようと思ったわけです。 NC旋盤などを使って、部品加工をしています。 加工担当者は、社内に3人ほどいますが、その一方で、当社には40台以上の工作機械があり、1人で十数台を担当しています。 そうなってくると、工作機械の管理に気を配る必要があります。「次の部品加工に移るために、どの機械から段取りしていくか」「故障箇所の修理を頼んだ機械は、いつから使えるようになるか」といったことを、頭に入れておかないといけません。また、どの工作機械も不良品を出さずに加工できているかと朝・昼・夕に加工品の寸法を検査することも忘れないようにしています。 そうして仕事をうまく回せるようになってきたとき、当社で初めて同時に3種類の加工ができる機械を導入することになりました。3種類の加工を同時にできる分、作業時間は短くなりますが、3種類の加工が互いの加工を妨げないように動作内容や手順については従来以上に注意が必要です。 そんな貴重であり、かつ扱いが難しい機械を、社長は私に任せてくれました。今では上手に扱えるようになり、期待に応えられて自信になっています。 私は入社9年目になりますが、今も働いていて新しい発見があります。同じ機械を使っていても、段取りなどを工夫して新しいことに挑戦してみるたびに「この機械には、こんな特徴・機能があったのか」と新たな発見があるのです。 新しい機械も、毎年導入しています。そうした新しい機械を使うようになり、これまで気付かなかった特徴・機能に気付くたび、自分が成長できていると感じられます。 2015年に工場移転して、工作機械を増やす計画もあります。今後もっと刺激が多く、成長できる環境になると期待しています。 チタンなど、削るのが難しい硬い金属を使った部品加工には、今も苦労しています。 もっと簡単に加工できるようになるために、「どんな設定で削ればいいか」「どんな刃物を使えばいいか」と工作機械メーカーや刃物を作る工具メーカーの担当者と相談しながら作業を進めています。 そうして自分なりのノウハウを蓄えていくことで、近いうちに硬い金属も簡単に削れるようになっていきたいですね。 少し時間がかかっても、遠回りしても、自分の本当にやりたいことができる会社を見つけてほしいです。そうして好きなことを仕事にできたら、簡単にはあきらめずに、仕事を続けてください。 仕事を続けることで、初めて分かるやりがい・楽しさもあります。そのことを皆さんに、知っておいてほしいですね。

09.jpg 製造 中澤さん
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先輩メッセージ
不良箇所から原因を特定できる一覧表を作成。現場に浸透し、不良率を改善できた

品質管理責任者
伊藤さん
――どんな経緯で入社したのでしょうか。 もともとモノづくりが好きで、地元のモノづくり企業で組み立てを担当していました。ところが、その会社が倒産してしまい、ハローワークで人材募集中の企業を探すことになりました。 転職するなら、次は品質管理を仕事にしたいと考えていました。品質管理は測定機器を操作する技術が必要になりますし、「どんな項目を測定するか」「良・不良をどのように判定するか」など、経験がないと分からないことも多いです。品質管理を仕事にして、専門性を身に付けたいと思っていました。 それで「品質管理で人材募集中のモノづくり企業」という条件で探して当社を見つけ、興味を持って応募してみたのです。 お客様から仕事を受注したら、まずは打ち合わせをして、「部品のどの箇所を対象に、どんな項目について調べるか」「良・不良を判定する基準はどうするか」といった点について決めていきます。 その後、部品加工が始まったら、完成品の中から抜き取り検査をして、決められた項目について測定し、基準と照らし合わせて良品か不良品かと判定していきます。1つの部品について、真円度や同軸度など、10~15項目ほどは調べることになります。 品質管理の仕事は、検査だけではありません。検査結果を加工現場に伝え、不良率を減らすように改善を促すことも大切な役割です。 私の場合、これまで不良品になった事例を分析して、不良箇所から原因を特定できる一覧表を作成しました。「同軸度が悪い」などの不良例を40~50ほど挙げて、そこから原因を特定できるように工夫してみたのです。 その表を2年ほど前から使い始めてもらったところ、加工現場で働く社員にも少しずつ浸透してきました。不良品が出たら自分から進んでその表を参照し、加工方法を改善してくれるようになってきたのです。 不良率も減り、成果が出始めてうれしく感じています。社長にも褒めてもらえましたし、この取り組みを始めてよかったと思いますね。 伊藤さんが作った不良原因分析のための一覧表。加工現場に貼り、役立ててもらっている 伊藤さんが作った不良原因分析のための一覧表。 加工現場に貼り、役立ててもらっている 社員の仲がいいところです。 多くの会社では、品質管理の担当者が加工現場に顔を出すと煙たがれるでしょうが、当社ではそんなことはありません。私自身、よく加工現場に足を運んで不良率を減らすための改善策について話し合っています。「今度、どこに飲みに行こう」といった仕事以外の話も気軽にしていますね。 1つは、品質管理部門に新しく入ってきた若手社員を一人前に育てていくことです。 もう1つは、加工現場での「品質の作り込み」を強化することです。究極の目標は「不良品を作らない」こと。過去の不良事例を分析し、ノウハウとして加工現場に還元する仕組みを構築し、不良品を一切出さない会社にしていきたいです。 遊ぶことやお酒を飲むことが好きな人は多いと思いますが、それに加えて仕事も好きになれるといいですよ。好きな仕事をしてお金をもらい、そのお金を使って好きな遊びをしてお酒を飲む。好きなことだけで生きていけるように、自分に合った仕事を見つけることが大切だと思います。 大変だとは思いますが、就職活動をがんばってください。 注)掲載している情報は、取材日(2014年12月)時点のものです。

11.jpg 品質管理責任者 伊藤さん
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13.jpg 伊藤さんが作った不良原因分析のための一覧表。
加工現場に貼り、役立ててもらっている
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