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株式会社 笹川製作所

株式会社 笹川製作所 最大直径2メートルにも迫る大型・特殊素材の部品を加工<br>専門書にも切削方法が記されてない新素材の加工も。「ほかがやれない」大型・難加工の金属加工業

株式会社 笹川製作所

最大直径2メートルにも迫る大型・特殊素材の部品を加工
専門書にも切削方法が記されてない新素材の加工も。「ほかがやれない」大型・難加工の金属加工業

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輝く技術 光る企業

株式会社 笹川製作所

最大直径2メートルにも迫る大型・特殊素材の部品を加工 専門書にも切削方法が記されてない新素材の加工も。「ほかがやれない」大型・難加工の金属加工業

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  • 社名:株式会社 笹川製作所
  • 設立年月:1952年
  • 資本金:1000万円
  • 従業員数:16名
  • 代表者:代表取締役社長 笹川 典一
  • 社員平均年齢:51歳
  • 初任給:大卒:230,000円
    短大卒:220,000円
    高卒:200,000円
  • 主な勤務地:東京都大田区仲池上2-20-15
  • 休日:休日:基本隔週土曜・日曜・祭日
    休暇:5月連休(振替含む)、7~8月連休(振替含む)、12~1月連休(正月休み・振替含む)
  • 本社所在地:東京都大田区仲池上2-20-15
  • 電話番号:03-3753-3155
  • 公式HP:http://www.pio-ota.jp/award/yukojo/92_22/post_87.html
  • ・発電関係や大型ポンプに使用されるステンレス/チタン製の大型部品を製作
  • ・未知の新素材を相手に、自分の頭で加工方法を考え、思い切って挑戦していく
  • ・「どの企業でも1人前として通用する」技術者を育てる
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業種

大型機械の特殊材質の機械加工

事業紹介

当社は最大径2m迄加工可能な汎用正面盤及びターニング、3m×2mのマシニングセンターを有しております。原子力を含む発電関係の部品及び半導体、液晶製造装置のチャンバー等、寸法公差の厳しい肉厚の薄いリング類中心に鍛造材料調達を含め、上場企業各社に納入しております。


笹川製作所は下記のような部品を作っています。


≪発電所部品大型ポンプの部品・水害防止用ポンプ≫
発電所にはポンプが必需品です。特に火力発電所・原子力発電所・水力発電所には欠かせない物です。そのポンプの主要部品、国外では出来ない部品を製作しています。
又、水害防止用ポンプは6秒で25mプールの水を空にする能力を持っています。そのポンプにも当社の部品が使われています。


他にも防衛省向けや、海洋調査用、新素材の研究用加工など、当社の設備と能力で出来る品物なら仕事を選ばずに営業している会社です。

何を作ってる?

モノづくりで有名な大田区には金属加工を手掛ける企業が数多くある。ただ「数多くある」と言っても、笹川製作所と同じことができる企業はほとんどない。最大直径2メートルにも迫る大型部品を加工しているからだ。 同社が製作しているのは、発電関係や大型ポンプなどに使用される大型部品。加工対象になるのは、ステンレスやチタンなど、硬度が高くて削りにくい素材だ。一般にはほとんど使用されていない、特殊な新素材の加工を依頼されることもよくある。従って、切削するための専用工具を作るところから始める仕事も珍しくない。 しかも“大型”部品でありながら、ごくわずかな加工の誤差も許されない。求められる加工精度は±100分の1ミリ。金属は温度次第で伸び縮みするため、切削加工によって熱せられた金属素材が冷えるだけで、平気でそれくらいの誤差は生じてしまう。 「難しいものをください。ほかがやれないものをやります」と代表取締役社長の笹川典一氏が語るとおり、大型・難加工の金属加工を手掛けている会社なのだ。

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会社の強み

笹川氏の言葉にあったとおり、笹川製作所に届く依頼には「ほかがやれない」ものがいくつも含まれている。以前に経験した加工方法を、そのままでは使えない仕事を任されることもしばしば。専門書にも切削方法が記されてない新素材を相手にして、自分の頭で加工方法・段取りを考え、思い切って挑戦していく姿勢が求められるのだ。 そうした挑戦の歴史が顧客からの信頼獲得につながっている。 「私の生まれる前に書かれた図面を渡されて、『これを形にしてください』と依頼されたこともあります。手書きで手順も分からなかったのでお客様に当時のことを尋ねたら、『分からないからこそ、笹川さんに頼んでいるのです』と仰っていただけました。そんな仕事にも何とか応えてきたことがとても良い宣伝になっています」(笹川氏。以下、同) また笹川製作所で加工された部品を納める先の一つは発電関係。発電関係の仕事では、加工する企業側の管理体制・連絡系統・緊急時の対応力が問われ、合格水準にない企業だと仕事を発注してもらえない。発電関係の仕事をしている実績があるだけで、ある種のお墨付きになるわけだ。

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職場としての魅力

それだけ難しい仕事をする職場だけに、社員には難しい仕事にひるむことなく取り組むことを推奨。加工直後の熱を持った状態と冷え切った後の寸法を測る習慣付けをすることで、±100分の1ミリの感覚をより短期間のうちにつかめるようにしている。そして加工などで失敗があったら、自分で原因を考えさせて書類にまとめさせ、毎年1回、1年の失敗を見つめ直す機会を設けている。失敗から得られる教訓をより漏らさず、自分のものにしてもらうためだ。 「万一、当社が会社を閉鎖することになったとしても、当社で1人前になった社員はどの企業でも1人前の技術者として通用するはずです」と笹川氏。技術者として成長する機会に恵まれていることこそ、笹川製作所で働く何よりの魅力だろう。

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社長メッセージ
覚悟さえあれば、技術者としての成長が早くなる

代表取締役社長
笹川 典一さん
――貴社と同じような加工を手掛けている企業は、どれくらいあるのでしょうか。 当社と同じくらい大型の部品を加工している企業は、東京都内には数社ほどしかありません。そうした企業がお互いの得意分野をよく理解していますから、「この仕事は、うちで加工するには少し小さい。笹川さんがやってくれないか」と適材適所で仕事を融通し合っています。 そうした企業の中でも、当社の「挑戦する」姿勢は強みになっています。「大型部品を加工できる」企業はほかにあっても、「加工したことがない部品を製作する仕事にも挑戦しようとする」企業はほとんどありません。 成功の確証がなくても挑戦することで、時には失敗することだってあります。ですが、挑戦することで社員は技術者として成長できますし、上手く成功すれば「笹川製作所に頼めば何とかしてくれる」とお客様に信頼していただけます。ですから当社はどんなに難しい仕事であっても、挑戦するようにしているのです。 特殊なステンレス材を加工したことでしょうか。鍛造(圧力を加えて素材を変形させる加工方法)が通用せず、溶接するしかありませんでした。ですが、溶接して熱を加えると素材がグニャグニャに歪んでしまいます。それでも普通に加工すると6~7ミリは歪むところを「1ミリ以内に収めてくれ」と依頼されたのです。 当社は歪みが1ミリ以内になるように何とか仕上げられましたが、当社以外の企業はすべて失敗。最終的にお客様から「笹川さん、何とかしてくれないか」と頼りにしてもらえるようになりましたね。 社員と私の距離を縮めることです。 例えば、飲み会の2次会ではダーツやボーリング、ビリヤードなどを一緒にやります。手を抜かれると私も面白くありませんから、真剣勝負です。 そうして遊びの場で社員と私、1対1の信頼関係を築いていくようにしています。そうすることで、仕事の場で厳しいことを言っても社員は容易に落ち込まなくなり、「社長は自分に期待しているから厳しく言ってくれているのだ」と真摯に受け止めて励みにしてくれるようになるものです。 「覚悟を決めてきてもらいたい」ということですね。面接をしていると覚悟のない人が多いように感じますが、生半可な気持ちで社会に出てきてもらっては困ります。就職活動をしている時から「内定が出た会社で骨を埋めるのだ」という気概を持ってもらいたいです。 しっかりとした覚悟さえあれば、早く成長できます。当社で1人前の技術者になるのには普通10年は必要ですが、わずか3年で技術を身に付け、4年目から1人で仕事を任されている社員だっています。 「仕事が嫌になったら、ほかの会社に転職すればいいや」という意識では、どんな企業で働いていても上手くいくわけがありません。「ここで働きたいのだ」と思える企業が見つかったのなら、就職活動のうちから覚悟を持って臨んでほしいのです。

07.jpg 代表取締役社長 笹川 典一さん

先輩メッセージ
いろいろな仕事に挑戦して、経験を積んでいくことで、自分を成長させていきたい

機械課
佐藤さん
――笹川製作所のどんなところに惹かれて入社されたのでしょうか。 景気動向に左右されない、どんな時にも必要とされる特殊な部品を製作しているところです。 私が就職活動をしていたのは、リーマン・ショックが起きたころ。量産するような部品を製造している会社の求人情報はまったく見掛けませんでしたが、不景気の折でも笹川製作所は人材を募集していました。 ほかの企業には作れない大型部品の加工を中心にしているからこそ、「この会社なら不景気の時でも大丈夫なのだろう」と感じられましたね。 まずお客様から営業担当者に加工してほしい部品の図面が届きます。特殊な材料を加工する時には、お客様から材料が送られてくることもあります。 私の仕事は図面を見るところから始まり、どういう段取りで加工するのか、自分で考えて加工機械の準備をします。それから加工をして、指定の寸法どおりに仕上がったかと検査するところまでが役割です。 薄い素材を加工する時が特に苦労しますね。薄いと熱が伝わりやすいので、切削加工をするとすぐに金属板が反り返ってしまいます。 ±100分の1ミリの精度で仕上げられるようになるには、とにかく経験が必要です。何年も大型部品に特化して経験を積んでいくことで、大型な部品であっても±100分の1ミリの範囲内に収めるために「こう加工すればできる」という感覚が培われてきます。 とにかく、難しい仕事の繰り返しです。気の休まる瞬間はほとんどありません。新しく届く図面はどれも精度に対する要求が厳しく、要求どおりの品物ができたその時だけは「終わったな」と本当に安堵します。そしてすぐ次には、また新しい難しい仕事がやってきます。そんな日常を繰り返しています。 どんなに難しい図面が届いても、図面を見ただけで「ああ、これならできるよ」と答えられるようになりたいです。 そのためには何でもできる技術者になっていかないといけません。とにかくいろいろな仕事に挑戦して、経験を積んでいくことで、自分を成長させていきたいです。 言い訳をしないことです。今となっては恥ずかしいことですが、私自身は仕事を始めたころ、いつも言い訳ばかりをしていました。 ある時、「言い訳をするな」と怒られて、それをきっかけに言い訳をすることを止めたのです。すると、どんな失敗も「自分の責任だ」と受け止められるようになり、「失敗しないためにはどうしたら良いか」と真剣に仕事と向き合えるようになりました。 つまり、責任感を持つことです。責任を持てば仕事を覚えるのも早くなります。そのことを覚えておいてほしいですね。

08.jpg 機械課 佐藤さん

先輩メッセージ
製造現場での経験が営業の仕事に役立っている。将来は技術力のある営業になりたい

営業部
吉崎さん
――笹川製作所を初めて知った時、どんな印象を持ちましたか? 「きれいな品物を作っているな」ということですね。形の整った部品が生まれてくるのを目の当たりにして、「自分の手で、こんなに美しい品物を作り出せるかもしれない」というところに魅力を感じました。 私は元々、モノづくりが好きでした。幼稚園のころから紙飛行機を作ったり、模型を作ったりしていました。大学でも機械科で学んでいましたし、こんな会社で働きたいと思いましたね。 最初の1年は、マシニングセンターを半年、旋盤加工機を半年担当しました。そして2年目になる今年から、自分が志望していた営業職で働いています。1年目の業務経験は、営業として「どんな方法で品物を加工しているのか」ということを理解するのに役立っていますね。 笹川製作所は、業界内でかなりの知名度がありますから、まったく新しい会社に飛び込んで営業することは、あまり多くありません。お客様から「この図面どおりの部品を加工できるか」といった相談があり、当社で作れるかどうかを検討し、いくらでなら提案できるかと金額を見積もります。材料の仕入れや、金属板を立体的な構造に仕上げていく切断・溶接作業を外部の協力会社に依頼することも営業職の仕事になっています。 営業の手法については、先輩の仕事を付きっきりで見ながら学んでいます。難しい加工が必要になる仕事を先輩から任され、材料を仕入れてもらうところから始めて、切断・溶接作業を外注し、完成品を受け取ったお客様から「しっかりできましたね」というお言葉をもらえた時には、心の底から安心しましたね。 営業職ではありますが、自分でも部品を加工できる技術力を身に付けたいと思っています。技術力があると「ここの加工にはどれくらいの手間が掛かる」「こうすると簡単に加工できるから費用を抑えられるかもしれない」といったことが分かるようになりますから。 ただ当面は、営業職としてすぐに必要な会話術を磨くところから始めていくつもりです。ある程度、会話術に自信を持てるようになってきたら、徐々に技術を身に付けていきたいですね。 私の就職先が笹川製作所に決まったのは3月末のことです。就職活動に苦労する人は多いでしょうが、最後まであきらめずにがんばってください。あきらめずに就職活動を続けることで、自分の望んでいる仕事に近づけるはずです。 もし万一、自分の望んでいなかった仕事に就いたとしても、どんな仕事でも社会に貢献できます。どこで働くにしても、勤勉に努力することが最終的には自分のところに返ってきて、報われるものです。 「就職活動に失敗した」「自分に合っていない仕事かもしれない」と感じても、何十年とやり続けることですね。その意気込みを持つことの大切さを私は当社に入社してから教わりました。

09.jpg 営業部 吉崎さん
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