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多摩冶金株式会社

多摩冶金株式会社 ブランドは、どのようなことにも対応できる技術とそれを証明できる品質保証体制<br>航空宇宙部品と同等の品質管理体制が求められる新分野の金属熱処理加工を拓いていきます。

多摩冶金株式会社

ブランドは、どのようなことにも対応できる技術とそれを証明できる品質保証体制
航空宇宙部品と同等の品質管理体制が求められる新分野の金属熱処理加工を拓いていきます。

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輝く技術 光る企業

多摩冶金株式会社

ブランドは、どのようなことにも対応できる技術とそれを証明できる品質保証体制 航空宇宙部品と同等の品質管理体制が求められる新分野の金属熱処理加工を拓いていきます。

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  • 社名:多摩冶金株式会社
  • 設立年月:1951年12月1日(昭和26年)
  • 資本金:1,250万円
  • 代表者:山田 仁
  • 所在地:

    【本社】東京都武蔵村山市伊奈平2丁目77番地1

    【子会社】多摩冶金(大連)有限公司 中国 大連経済技術開発区41#

  • 公式HP:http://www.tamayakin.co.jp/index.html
  • 「多摩冶金の転換点は、株式会社IHIに納入されるロールスロイス社製航空機エンジン部品(V2500)の熱処理認定を取得したことですね。MIL規格品やAMS規格品等の生産体制整備のスタートさせる転機となりましたからね。それまでの、祖父や父が取り組んできた多品種小ロット生産形態への移行や、真空熱処理炉を他社に先駆けて導入し、高付加価値、精密部品の生産形態へと移行した努力が実を結んで瞬間だったと思います。」現在、経営陣の一人として多忙な日々を送られる山田専務は、インタビューの開口一番にこのようにお話しされました。「一方で、当社は武蔵村山市で操業しているので、今でも狩猟を趣味とされる個人の方が、ナイフの焼き入れをして欲しいと持ちこまれることがあります。創業当時からのお客様のようで、お断りする理由はないので、順次やらせていただいています。航空宇宙関連の最先端熱処理加工から、現代版刀鍛冶まで、どのようなことにも対応できる技術とそれを証明できる品質保証体制が、多摩冶金ブランドなのです。」
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事業紹介

機械、電気、電子部品の金属熱処理加工

航空部品の熱処理加工は、確実に実践できるか、それが保証できるかがポイントです。

山田専務に、航空機産業と他の産業の違いについてうかがいました。「航空機産業では、特に品質保証体制を厳格に遵守することが求められます。それは、2つの工程に大別されます。1つは熱処理、もう1つはその結果を検査・測定し、製品の合否を保証することです。しかし、熱処理の場合は、正しく工程が遵守されたのかどうかは外観検査や寸法検査では判別できません。破壊検査や試験をすればわかりますか、それを全部やっていたら、いつまでも製品ができないというパラドックスに陥ってしまいます。そこで、2番目の製品の合否を保証するために、1番目の熱処理の段階から、資格をもつ要員が、認定された設備を使用して、定められた工程を踏んでいく。これを資格のある検査員が検査をし、それまでの工程・検査結果をすべて記録し、いつでも必要な時には検索できるように保存する。航空機産業では、このような品質保証体制を基本動作として確実に実行できる体制が日常的に整備されていることが重要です。それにいち早く取り組んだ結果、多摩冶金は航空機産業への進出を果たすことができたのです。」 この品質保証体制が、多摩冶金の競争力の源泉と、山田専務の説明は続きます。「航空機産業におけるこれら特殊工程の多くは米国のAMS規格 (Aerospace Material Specifications)やMIL規格(Military Standard)にて要求事項として盛り込まれていますが、これらはいわば公表資料ですので、熱処理・検査の方法はどの企業でも知ることができます。問題は、それを実践できる体制ですね。熟練工・有資格者を配置し、そのスペックを実施できる会社は実は非常に限られています。多摩冶金では、他品種小ロット生産にして、しかも、真空熱処理炉等をいち早く導入し、技術の蓄積が既にあったことと、品質保証を厳格に遵守する体制を構築・維持してきたことが強みだと思います。」これまでは、ボーイングやエアバス等が独自で品質管理検査を行ってきたようですが、昨今では航空機製造のグローバル化によって、特殊工程認証プログラム「Nadcap」も登場していますが、多摩冶金と同様に特殊工程に携わる企業にとって新たな品質保証体制の構築も求められています。これらに向けた取り組みを既に、多摩冶金ではスタートさせました。

tama_ph01.jpg 山田 毅専務
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納期の短縮化・工程の進捗状況の可視化を目指した「営業/Webシステム」

航空・宇宙・防衛分野以外でも、多摩冶金では多くの産業部品の熱処理加工を行っています。「多様化するニーズの中で、特にお客様からいわれるのが、納期の短縮。そこで、多品種小ロット生産に合わせて、納期の短縮化にも取り組んできました。最短納期で1日。最長でも1週間を目標としています。中には、夜品物を持ちこんで、翌朝までに処理して出荷して欲しい等と言った緊急品もありますので、なんとかやりくりしながらも対応しています。」  そこで、多摩冶金では、短納期化に対応する為に、熱処理予定及びお預かりした製品の工程進捗状況をリアルタイムにお客様が把握できる「営業/Webシステム」を多摩冶金ホームページにて配信しています。「お客様が熱処理工程の前・後工程計画をしやすくするために導入しました。このことによって、当社工程計画とお客様の生産計画のミスマッチによる「予期せぬ加工待ち」を防ぐことができます。また熱処理工程後に直ちに物流や次工程に取り掛かれるため、無駄な待ち時間がなくなります。お客様からすると短納期化となり、当社では、熱処理炉の稼働率アップに貢献できます。」あらゆる産業界でいわれている『可視化』に取り組んだことによって、多摩冶金のお客様満足度という品質も保証されているといえます。

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中国の大連では大量生産に使用する連続炉を導入しています。

多摩冶金は平成15年、『多摩冶金(大連)有限公司』を中国大連市に設立しました。  「中国に進出した当時は、多品種小ロットで、中国でも高付加価値製品を手掛けていこうと考えていました。しかし、どうもお客様の反応を見てみると、バッチ炉で処理する高付加価値製品よりも連続炉で熱処理をベルトコンベアのように行う量産品のニーズが高いのですね。まだまだ中国では大量生産・大量消費の市場環境ですから、数が欲しいということなのです。そこで、連続炉を導入し、大量生産も実施できる工場へと変貌させました。」  この結果、中国と日本の2つの工場で、多摩冶金が処理できる加工メニューに幅ができました。

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英語ができる、メカ好きの人が来て欲しい。

山田専務が欲しいのは、これからの多摩冶金を共に育ててくれる人材です。「多摩冶金のカンバンは、航空機・宇宙・防衛産業の特殊工程ができる熱処理加工技術・品質保証体制を誇る会社だということです。そのカンバンをより強く・大きくするためにはAMSやMIL、Nadcap等の全て英文で公表されている規格や認証を読み込み、理解できる能力のある人が必要なのです。ですから、大学生が海外へ留学する程度、TOEICで600点程度の英語力は欲しいですね。あとは、機械いじりが3度のめしよりも好きな、メカ好きな人。品質保証体制を組んでいくうえでは、電気設備等を管理する能力も必要です。」山田専務がこのようにお話されるのには理由があります。「今の時期は当社のような中小企業にとっては、優秀な人材を獲得するチャンスだと思うのですね。また、将来は私の右腕となって、自分が持ち得ていない能力を補完してくれる人材が欲しいのです。」 堅固な品質保証体制を誇る多摩冶金。その将来を共に拓く人との出会いを大切にしたいと山田専務は考えています。

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先輩メッセージ
人類の科学技術発展の最先端である航空機産業のモノづくりに夢中で取り組んでいます。

技術グループ 課長 海老原 寿さん 私は多摩冶金に就職する前は自動車関連分野の熱処理加工に携わっていました。そこで前職の経験を活かして厳しい品質を求められる航空産業分野に関わりたいと考え、多摩冶金への入社を決意しました。航空産業分野に関わりたかったのは、人類の科学技術の発展を考えた時に必ず視野に入れておかなくてはならない分野だと確信していたからです。実際に携わってみて、航空産業分野と自分が携わってきた自動車関連分野では、かなりの相違点があることに気が付き、戸惑うことも多かったです。 代表的な事例としては、設備の管理方法です。熱処理の品質管理として、熱処理炉の温度が適切な範囲内に収まっているかどうか、確認することが求められます。各々の工場での管理方法・方針の違いもありますから一概にはいえませんが、私が経験した自動車部品の場合は年に1回程度なのですが、航空部品を扱う多摩冶金の場合は月1回実施しています。このために設備の稼働を一旦停止しますので、当然コストもかかりますが、それが厳格に求められるのが、航空産業分野の特殊工程の品質保証なのです。 私が今担当しているのは、このような熱処理技術・品質に関する外部との対応や折衝、工場に対して作業手順を指示・調整することや、MILやAMSという規格に従って設備を管理することです。航空分野の熱処理では専門用語も多く、完全に把握するまで日々勉強に追われております。全てを理解するのは大変ではありますが、それだけ金属熱処理は奥が深いものです。航空部品は過酷な環境下での使用に耐えうる能力が必要な、熱処理加工の最高峰の技術が詰まった製品です。そのモノづくりに携われることを私は誇りに感じています。

tama_ph08.jpg 海老原 寿さん
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先輩メッセージ
入社当時は周りの人が全て天才に見えました。半年経ったら、天才の一員になっていました。

真空グループ 佐藤 健一郎さん 父がいた多摩冶金に入社したのは、専務が入社し新体制となることで、社長に若手の一員としてきてくれないかと誘われたことがきっかけでした。それまでは、携帯電話の基盤製造に携わっていました。しかし、業務請負であることから、収入は市場が飽和状態になるに従って減少することに・・・。そろそろ最後の転職だな?というのは漠然と意識していましたので、安定したモノづくり企業である多摩冶金は、非常に魅力的な会社に見えました。 しかし、入社直後、そのような甘っちょろい期待は裏切られました。なにしろ目の前に、800度・900度の炉があって、ちょっとでも水分があると、水蒸気爆発をするような環境にきてしまったわけですから。(笑)でも、先輩社員がきちんと教えてくれました。そして、楽しめそうだなと思えるようになったのです。危険だな・怖いなと思える環境も、情報を得ることで不安感というものはなくなります。入社から半年位までは、先輩社員が全員天才に見えました。そして、こうしなきゃだめだと自然と動けるようになり、私も天才の仲間入りができたのでした。 今、私が担当している業務は、熱処理加工の受注に応じて、当社の熱処理炉を効率的に回すのはどうするべきかと考えることです。これは、電車のダイヤと同じで、効率よく回すことが求められます。急なお客様への対応も行います。そして、一番重要なのが、熱処理の順番を遅らせていいかというお客様との交渉もやっています。お客様の中には、ある程度の余裕を持って熱処理加工のスケジュールを組んでいる場合もありますので、その後の工程を確認していくわけです。 当社は多品種小ロット生産体制なので、素早く処理して送り返すこともできます。中には、夜中持ってきて、明日の朝に出してくれという無茶な要望にも応えなくてはなりません。でも、なんとかやりきった時のそう快感とお客様から「本当に助かった。ありがとう。」と、直接いわれるのは嬉しいですね。その一言で疲れも吹っ飛びます。 就職先を決めるにあたって、経験がないからという不安は当然です。でも、大切なのは、入社前に答えを出すために、自分が感じられるように行動を起こすべきだと思います。それと、入社後もじっくりと答えを見極めていくべきですね。いずれにしても、先入観でモノを見ないようにするべきです。そうしたから、天才に囲まれていた自分が、天才の仲間入りができたのですから。(笑)そのような自負が私は、自身の誇りでもあるのです。

tama_ph10.jpg 佐藤 健一郎さん
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