<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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株式会社 タヤ

株式会社 タヤ 8割の有名アパレルで利用実績も。老舗のスチール製ハンガー<br>アパレル店などの要望を踏まえ、幅・曲線などの細部を変えたスチール製ハンガーを製造。ズボンが落ちないクリップなど、新製品開発に力を入れる

株式会社 タヤ

8割の有名アパレルで利用実績も。老舗のスチール製ハンガー
アパレル店などの要望を踏まえ、幅・曲線などの細部を変えたスチール製ハンガーを製造。ズボンが落ちないクリップなど、新製品開発に力を入れる

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輝く技術 光る企業

株式会社 タヤ

8割の有名アパレルで利用実績も。老舗のスチール製ハンガー アパレル店などの要望を踏まえ、幅・曲線などの細部を変えたスチール製ハンガーを製造。ズボンが落ちないクリップなど、新製品開発に力を入れる

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  • 社名:株式会社 タヤ
  • 設立年月:1970年9月
  • 資本金:1,000万円
  • 従業員数:10名
  • 代表者:代表取締役 杉田 發雄
  • 社員平均年齢:44歳
  • 主な勤務地:葛飾区東新小岩の工場
  • 休日:祝祭日、第1・第3土曜日
  • 本社所在地:東京都江戸川区南小岩5-6-4
  • 電話番号:03-3693-4155
  • 公式HP:http://e-taya.co.jp/
  • ・20色以上、幅・曲線の細部が異なるスチール製ハンガーを製造
  • ・6種類の溶接機を駆使し、最適な加工条件で溶接跡を最小に
  • ・ズボン等がずり下がる力を逆利用して締める新型クリップ
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業種

ハンガー、ディスプレイ商品の企画、製造、販売

事業紹介

アパレル向けディスプレイハンガーの「企画・開発・製造・販売」を行っており、ハンガーを作り続けて半世紀が経ちました。

その時代に必要とされる「新しさ」「楽しさ」「面白さ」を持った独自性のある商品を、お客様を原点に商品の企画から生産、発送までを一貫して行っています。

常に技術の革新を目指し、時代によって変化して行く感性に対応し、その時代に求められる最高のものを提供して行くことが私たちの使命です。

お客様の目的と私たちが培ってきた経験を商品のデザインに織り込み、シンプルでかつ存在感のある高品質な商品を提供いたします。

【事業内容】20色以上、幅・曲線の細部が異なるスチール製ハンガーを製造

アパレル店に入り、気になる服を手に取ってみたら、そのハンガーがスチール製だった経験はないだろうか。 タヤは、アパレル店などで使われる業務用のスチール製ハンガーを開発・製造する企業。その時々の流行にも左右されるが、スチール製が流行していたころは、渋谷などにある有名アパレル店の8割ほどが同社製品を使っていたほどだ。 一見、同じようなハンガーでも、納める店舗によって細部は大きく異なっている。「細身に見せたい」「なで肩で」等の指示どおりにハンガーの幅・曲線などを変更、「ブランド名の入ったタグを付けたい」「色は豪華な金色にして」といった細かな依頼にも丁寧に対応し、多くの顧客を満足させている。

04.jpg タヤが開発して人気になったマフラー・ストール用ハンガー

【加工技術】6種類の溶接機を駆使し、最適な加工条件で溶接跡を最小に

スチール製ハンガーの主な原料になるのは、1本の鋼線。それを折り曲げて形を作り、溶接してクリップや金属板などを取り付けていくことで、完成品になる。 特に細心の注意が必要になるのは、溶接の工程。溶接するとどうしても跡や張りができるものだが、完成品を納める先は、見栄えを大事にするアパレルの店舗。ハンガーに残す溶接跡を最小限に抑える必要がある。 そこでタヤは工場内に、溶接機だけで6機種8台を設置。加工内容ごとに最適な溶接機を選び、溶接時の電流の強さ、金属を押し付ける時間・強さなども試行錯誤。最も跡が残らない条件を突き止め、溶接が難しい薄い金属板や細い針金などもきれいに取り付けてみせる。

06.jpg さまざまな溶接機を使い分ける

【プロジェクト】ズボン等がずり下がる力を逆利用して締める新型クリップ

タヤが力を入れるのは新製品開発。過去には折りたたみ式の「エルハンガー」を生み出し、グッドデザイン賞に輝いたこともある。 最近の新製品の中での売れ筋は、「スカーフ・ストールハンガー」。スカーフやマフラー等を掛けやすい形状にした製品で、大手百貨店などにも導入された。 そして現在、売り出し中なのは「タヤクリップ」だ。クリップに挟んだズボンやスカートがずり下がってきても、その力を逆に利用して締める力を強くする構造。クリップの形も、従来の長方形ではなく、曲線を取り入れて細身に見せる形状で、「今までよりも、おしゃれなハンガーを使いたい」と考えているアパレル店などから問い合わせが増え始めている。

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08.jpg 売り出し中のタヤクリップ。ズボンなどが
下にずり落ちそうになると締める力が強くなる

社長メッセージ
さまざまなことに対応できる人材を、1人でも多く育てたい

代表取締役
杉田 發雄さん
――スチール製ハンガーメーカーとしての強みを教えてください。 まず、国内でスチール製ハンガーを製造しているメーカーの数自体が多くありません。その中で、当社の創業は1957年ですから、恐らく一番の老舗でしょう。 アパレルのお客様は、品質にこだわるところばかりです。ですが、当社の製品については、返品されたり、不満を言われたりしたことがほとんどありません。業界の中でも、一番いいハンガーを作っていると自負しております。 より優れたハンガーを作るため、こだわっているのは細部への気遣いです。ハンガーやクリップの端を滑らかになるように面取りし、使う人の手を傷つけないようにするなど、細部の加工にまで気を配っています。また、今まで以上に使いやすいハンガーにしようと、新しい機能・デザインを、業界で一番多く提案してきたのも当社だと思います。 これまでは業務用ハンガーを専門にしてきましたが、今後は家庭用ハンガーの開発・販売にも注力していきたいと考えています。 ホームページなどを使って一般の方々にも直接販売し始めた結果、家庭用ハンガーの売り上げが全体の10%ほどを占めるようになってきました。最近になって、ある大手ホームセンターから「タヤの家庭用ハンガーを店舗で販売してみたい」と声を掛けていただけました。これを追い風にして、家庭用の売上をもっと増やしていきたいですね。 業務用と家庭用とで、ハンガーに求められる機能・デザインも変わってくるでしょう。今後は、狭い収納でも有効活用できるものなど、利用者により喜んでもらえる家庭用ハンガーを考えていきたいです。 人材育成や新製品開発などがありますが、その中でも特に人材育成でしょうか。 当社の社員数は多くありません。「この人は製造、この人は営業、この人は経理」と役割を明確に区切るより、1人で複数の業務を担当できた方が、忙しいときにみんなで協力して乗り切れるようになります。 また、今後は家庭用ハンガーの販売に力を入れていきたいので、売る技術に長けた人材も必要です。さらに可能なら、海外で売上を増やしたいので、海外事情に詳しい人も求めています。そうしたさまざまなことに対応できる人材を、1人でも多く育てていきたいと考えています。 これまで業務用ハンガーを作り続け、お客様の要望に応えられるように、さまざまなハンガーを作り出してきました。 そんな経験を積んできて強く感じたのは、自分たちの技術・ノウハウを生かしてお客様のためにハンガーを作り、「タヤさん、このハンガーはすごくいいね」と褒めてもらえたときに感じられる喜びは、こうしたモノづくりの仕事でないと味わえないということです。 われわれは他の企業と比べて多くの給料を支払えないかもしれません。倒産する可能性も高いかもしれません。けれど、モノづくりによって得られる喜びは、他のどんな仕事の喜びと比べても、勝るとも劣らないものだと信じています。

09_02.jpg 代表取締役 杉田 發雄さん

先輩メッセージ
お客様にハンガーの仕様について提案することも。提案が採用されるとうれしくなる

営業部
本地さん
――どんな縁から、この会社に入社したのでしょうか。 兄の知人が当社で働いていまして、「仕事が増えて社員を募集しているから、1度会社を見学してみないか」と誘われました。工場見学させてもらったところ、とてもきれいな工場で、働いている社員ともその場ですぐに意気投合できました。「楽しく働けそうな会社だな」と思いましたね。 また新製品の開発にも力を入れ、かなりの数の特許を取得していたことを、頼もしくも感じました。「先を見据えて、製品を開発している」という印象を持ちましたね。 1年間、製造の仕事を経験した後、営業を担当しています。 当社の取引先は、アパレルの店舗を経営している企業や、そうした店舗に製品を卸す商社になります。当社はかなり高い頻度で新製品を開発していますから、新製品が登場するたびに説明資料を作り、アパレル企業や商社に情報提供するように心掛けています。そうすることで取引先と連絡を取り合う頻度を増やし、「そういえば最近、新しくこんな仕事ができたし、いい機会だからタヤに頼んでみようか」と思ってもらえるように努めているのです。その成果か、多品種少量でハンガーを作る仕事が、以前と比べて増えてきているように感じますね。 営業として、一番大切にしているのは、できるだけ丁寧にお客様の希望を聞くことです。アパレル企業の方々は、ハンガーの曲線の角度や色味など、細部にまでこだわります。「どんなハンガーを求めているのか」「特にどこを重視しているのか」といった情報を手に入れておかないと、せっかく当社で作ったハンガーが作り直しになってしまうかもしれません。そこで、新しいハンガーの注文を受けるときには、必ず直接会うか、電話で詳しく話を聞くようにしています。 時には、お客様から細部の寸法まで指定されず、「ワンピースのひもを掛けられて、滑り落ちてこないハンガーが欲しい」といった要件だけの抽象的な依頼を受けることもあります。そんなときは自分なりにハンガーの形状や仕様を考え、お客様に提案するようにしています。そうして提案したハンガーが採用されたときには、うれしくなりますね。 新しく売り出すハンガーについて、販売戦略を練っているところ 新しく売り出すハンガーについて、販売戦略を練っているところ 工場の中はきれいで明るいですし、社員もみんな明るい性格です。 また、アパレル店向けの製品を作っていますから、自然とファッションの話をすることが多くなっています。服好きな人にとっては、楽しく働ける環境だと思います。 営業だけでなく、モノづくりの仕事にも依然興味を持っています。自分の手で製品を作れるようにもなっていきたいです。 いつか自分の手で製品を作り、自分でその製品を売る経験をしてみたいですね。 社会に出てすぐに活躍できる人ばかりではないと思います。悩んだときには、誰か1人、目標になる先輩社員を見つけてください。 その人の考え方を学び、仕事の進め方をまねしていけば、時間はかかってもいつか一人前に成長できると思います。

10_02.jpg 営業部 本地さん
12.jpg 新しく売り出すハンガーについて、販売戦略を練っているところ

先輩メッセージ
以前は2~3時間かかった自動加工機のプログラム作成、今では1時間で済むように

製造部
石川さん
――この会社に入社したきっかけを教えてください。 仕事を探すためにハローワークに足を運んだとき、紹介されたのが当社でした。 正直なところ当時は、ハンガーと言えば「服をクリーニングに出せば無料でもらえるもの」という印象を持っていました。当社がスチール製ハンガーを作っていることを知り、「決して安くないお金を出してでも、いいハンガーを買いたい企業があるのか」と驚きましたね。 まずはアルバイトとして採用され、しばらく働くうちに、「モノづくりは自分に合った仕事なのかな」と感じるようになりました。1年後、社長から「正社員になってみないか」と誘っていただけたので、「この会社に入社しよう」と思ったのです。 当社では、どんな加工も1人でできるようになることが求められます。私も、溶接の他に、金属の角を削って滑らかにする面取り、鋼線を折り曲げてハンガーの原型を形作る自動加工機の操作など、幅広く担当しています。 その中でも、扱う時間が長いのは自動加工機です。鋼線を折り曲げていくプログラムを作って入力すると、その指示どおりに加工機が動いてくれます。最初のころはプログラム作成に慣れていなかったので、簡単な加工でもプログラム作成に2~3時間はかかっていました。少しずつやり方が分かってきて、今では1時間もあれば、プログラムを作成できるようになりましたね。 今はそこからさらに一歩進み、自動加工機でもっときれいに加工する方法を研究しているところです。例えば鋼線を曲げるとき、鋼線の自重なども影響しますから、曲げる方向が右か左かで角度がわずかに異なります。そこで右に曲げた場合と左に曲げた場合の違いを見極め、うまく曲がらなかったら複数回に分けて少しずつ曲げ、きれいに左右対称になるように加工しようと気を配っています。 自動加工機は、比較的最近導入した装置で、一番長く使っているのは私です。「この工程については、自分が一番よく知っている」と次第に自信を持てるようになってきました。 売上好調な年は 、社員みんなで旅行に行きます。以前は箱根温泉に行きましたね。 また、ホームページで販売する新製品の開発を、若手の私に任せてくれたこともありました。いろいろなことに挑戦させてくれる職場だと思います。 まずは工場で進められている加工なら、どんな加工でも装置の設定からすべて、自分1人でできるようになることです。 また最近になって、営業担当者に同行してお客様と打ち合わせする機会も増えてきました。私はまだ営業に慣れておらず、どんな話をすればいいのかもよく分かりませんから、今後力を付けて、営業面でも貢献できるようになっていきたいです。 社会に出てからも、毎日勉強することが大切です。日々の仕事から学び、経験を積み重ねていってください。 それを続けていけば、次第に自分の限界が引き上げられ、どんな仕事にも対応できるようになっていくはずです。 注)掲載している情報は、取材日(2015年1月)時点のものです。

11_02.jpg 製造部 石川さん
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