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東京彫刻工業株式会社

東京彫刻工業株式会社 「消えない信頼」を刻み続けること<br>「消えない刻印」技術で墨田区から世界へ!

東京彫刻工業株式会社

「消えない信頼」を刻み続けること
「消えない刻印」技術で墨田区から世界へ!

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輝く技術 光る企業

東京彫刻工業株式会社

「消えない信頼」を刻み続けること 「消えない刻印」技術で墨田区から世界へ!

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  • 社名:東京彫刻工業株式会社
  • 設立年月:1957年5月(昭和32年)
  • 資本金:1,000万円
  • 代表者:花輪 篤稔
  • 所在地:

    【本社】東京都墨田区亀沢3-23-12
    TEL:03(5611)7771(代)
    FAX:03(3625)6550
    【名古屋営業所】愛知県みよし市福谷町根浦77
    TEL:0561(36)3577(代)
    FAX:0561(33)0847

  • 公式HP:http://www.tokyo-chokoku.co.jp/
  • 世の中に流通しているさまざまな商品には、「刻印」というものがある。例えば腕時計。文字盤の裏側に製造会社の名前や製造番号など「刻印」されているはず。携帯電話やデジタルカメラ、音楽プレイヤーなどにも、「刻印」を見つけることができる。こうした刻印を専門に行っているのが東京彫刻工業株式会社である。
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業種

各種刻印機の設計・製造、素材の加工、彫刻、熱処理

製造番号や製造年月、社名などの刻印で、社会を縁の下から支える!

トレイサビリティという言葉を聞いたことがあるだろう。「商品の生産段階から消費段階、そして廃棄段階まで追跡ができる状態であること」を意味し、これは食品関係のものだけではなく、私達が日常使うさまざまな商品にも付けられている。これによって日本製の商品のクォリティが高品質であることが世界に認められているのだ。このトレイサビリティに「刻印」は重要な役割を果たしている。それを専業化している会社が、東京彫刻工業だ。墨田区にある本社を訪ね、花輪篤稔代表取締役に話を伺ってみた。 花輪「創業は大正8年で、私の祖父とその兄が、花輪刻印彫刻所としてスタートさせました。当時はもちろん手彫りですね。彫金やアクセサリー、それに工業品のシリアルナンバーなどを作っていました。現在は、とにかくあらゆるもの、つまり刻印が必要とされるものであれば、鉄鋼、自動車、鉄道、電器、貴金属、日用品、医薬品など多くの製品、部品に刻印しています」 たしかに「刻印」は、私達の暮らしの周囲にあるほとんどすべてのものに見つけられる。普段は気にしていないが、探してみるとすぐに見つけることができる。

tokyochokoku_ph01.jpg 花輪 篤稔社長

消えない刻印が大事!

花輪「私達が目指しているものは、一言でいえば〈消えない刻印〉ということです。10年、20年、あるいは100年経っても刻印された文字なりマークなり日付なりが消えてしまわないこと、これが最も大事なことなんです。なぜならトレイサビリティとして、その製品の生産における責任の所在をはっきりしなければいけないからです。最近ではレーザーによる刻印もありますが、年月経過や摩擦などにより消えてしまうこともあり得ます。消えてしまうことは私達にはダメなことなんですね。刻印業界というのは、昔からある業界なんですが、実際、刻印メーカーというのはあまり知られていないんですね。商品は知っていても、刻印まで多くの人は興味を持たないんだと思います。それで普通なんです。ということは、裏返せば、刻印メーカーには競争が少ないということになります。刻印する機械を作っている会社は現在日本国内に4社くらいでしょうか。海外には刻印メーカーは数多くあって、機械も海外製品が多く、輸入している商社は何社かあります。それでも世界全体で、いわゆる主流になりつつあるドット式刻印機メーカーは10社くらいしかないんですよ。驚きでしょ?」

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世界のベスト10に入る会社になる!

全世界を見渡しても、ドット式刻印機メーカーが10社ということを考えた時、花輪社長は「自社製のドット式刻印機械を製造すること」を思いついた。 花輪「需要は必ずある。うちで刻印機械を作って、できるだけコストを下げた製品であれば売れるのではないか。日本はものづくりに優れているから、できないことはないと考えたんです。そこで実際に、中国に工場を作って、世界を相手にできる刻印機械の製造を始めたんです。価格設定もできるだけ抑えて、売れる刻印機械を販売すれば、世界で10社くらいしかないから、うちの会社は世界ベスト10に入る会社になる! と」

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見学者の多い会社!

見学者が多いというのは、花輪社長が企画した「見える化・見られる化」によるもので、これは、刻印に関わる作業風景が外から見ることができるというもの。ショールーム風にすることで、作業するスタッフのモチベーションを上げる。そして見学者には社長が会社の説明をするのではなく、新人社員がおこない、自分が自信を持って仕事をしていることをアピールする。 花輪「見学者を受け入れるのは、職人が働いているところを見てほしいという構想からです。ものづくりというのは職人の腕にかかっています。それを高めて行くことが重要なことで、技が継承されて行きます。最新設備の整った工場ももちろんいいのですが、やはり私達は技術で未来を切り開いていきたいと考えています。将来的には、秋葉原にショールームを作って、多くの若者に作業風景を見て貰いたいな、と思っているんですよ」

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墨田区にこだわる!

そして東京彫刻工業株式会社の本社がある東京都墨田区。花輪社長は、この墨田区にこだわる。町工場が建ち並ぶこの地域には、日本の最先端技術を誇る職人がいて、工場同士が連携し、助け合い、前に進んで行こうと頑張っている。 花輪「世界を相手にやろうとしている面と、地域の企業に販売したいという夢があります。このどちらかが欠けてもダメなんです。両輪でやっていきます。私達の製品には【Sumida Tokyo】という刻印を付けています。これが私達の誇りです。墨田という場所で創業し、この墨田にこだわっています。となりの工場との行き来があって、貸し借りも自由にできます。そういう気風が昔からある町が墨田区なんです。だけど時代の流れと共に、工場が消え、マンションが多くなってきています。そこで墨田区が主催して「フロンティアすみだ塾」という中小企業の事業を継承し、次代を担う人材の育成を目指す私塾形式のビジネススクールを開いています。これによって、若手経営者を中心にモチベーションが上がり、ネットワークが広がっています。墨田区が日本各地とつながりを持つようになってきました。こうした地域に根ざして世界を目指す、これが私達、東京彫刻工業株式会社の未来へのビジョンなんです」 花輪社長は、地域をしっかりと見つめることで、世界という大きなステージを見据え、今後の活動の輪を大きく広げて行こうとしている。

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先輩インタビュー
健康的に仕事をする!

前田 隆明さん 入社4年目で、製造部のリーダーを務める前田隆明さんは、以前はコンピュータのプログラマーとして働いていました。しかし製造業に自分は合っていると思い、転職してきました。 前田「製造業は積み重ねが大事なので、年齢を重ねるごとにキャリアが上がっていくと思いました。最初は機械の組立などの仕事をし、部品組立、現在は旋盤などを主にやっていますが、精密度が要求されるので、なかなか難しい部分もあります。だけどまだ4年目なのに、新製品の開発や企画を任されています。ちょっとした会話から出た企画なんですが、すぐにOKが出て、開発担当になりました。こうしたところが中小企業の良さだと思うし、年齢の垣根を越えてやらせてもらえる会社の雰囲気がありますね」 「以前のプログラマーの仕事は徹夜したり、時間の拘束が長かったんです。しかし今は週休2日で、自分の時間を取ることができます。時間的余裕は精神的余裕になりますから、さまざまな発想ができますね。やはり生活というか、健康的な暮らしが製造業にとって大きな意味があると思います。それに、中小企業の工場というと、どうしても〈暗い、汚い、きつい〉というイメージがありますが、うちの社長はそういうイメージをとことん変えようとしています。見学者も多いんですよ。だから適度な緊張感もあります。他社の人も来ますが、中学生や学校の先生などもお見えになります」 後輩へのメッセージ 「日本で、刻印の機械を製造している会社はとても少ないんです。だからこれから私達の会社は世界に打って出ることができます。刻印は国を選ばないし、どこでも必要なものです。アジアや南米など、進出して行きたいです。日本の製造業は、臨機応変にその場の要望に対応できる高い技術があるので、世界が相手でも負けません!やるなら世界を目指せ!と思っています」

tokyochokoku_ph07.jpg 前田 隆明さん
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先輩メッセージ
会社の雰囲気は最高です!

佐藤 麻紀子さん 設計部に入社して1年目の佐藤麻紀子さんは、10年あまり雑誌など平面媒体の版下作りをおこなっていました。CADの技術も習得していたので、設計の仕事をやりたいと転職してきました。 佐藤「仕事の内容としては、刻印の図面作りですね。刻印する形もそれぞれ商品によって違いますから、さまざまな形のものを作るのが私の仕事です。相手先と打ち合わせをして私が図面を描きます。相手先によっては、いろいろな注文がありますので、それに対応する必要があります。たとえばボルトだと、小さなボルトから大きなボルトまであって、それぞれに刻印が必要ですから、その都度、設計します。やりがいがあります」 「何より、会社の雰囲気が大変いいと思います。上下関係もなくて、社員数も、コミュニケーションを取るにはいいと思います。それに社長が元気で、やる気があるのもいいですね。とても社員を大事にしてくれますし、最高です。前の仕事の時は時間も不規則で、身体的につらかったですが、今はとても健康に暮らしています」

tokyochokoku_ph09.jpg 佐藤 麻紀子さん
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先輩メッセージ
ひとりの意見に耳を傾けること・・・

斜森 宏ニさん 斜森宏二さんは、製造部で見習いとして働いています。 斜森「元々ものづくりの仕事がしたかったんです。工業高校を出ていましたし。だけど食品関係や商品販売の仕事など、あまり関係のない仕事をしていました。この会社を見学するとき、芸術的な彫刻の仕事かと思ったんですが、刻印という工業的な仕事だったんで、驚きました」 東京彫刻工業株式会社という社名、たしかに彫刻をする会社のように思えます。 「入社して、旋盤やスライスなど自分のまわりの人たちはレベルの高い人たちばかりで、果たして自分はやっていけるのか、不安でした。3ヶ月くらい、ついていけるのかな?と常に疑問を感じていました。だけど1年経って、気持ち的に落ち着いてきました。徐々に自信のあるものづくりができるようになって来たと思っています。現在はおもに腕時計の裏蓋や、自動車のエンジン部、メガネのフレームなどにも刻印します。食品関係でも、蒲鉾とかに刻印しますし、タイヤなどにもおこないます。刻印がこんなにも大事だということが分かりました。何しろ100年は消えないのですから、すごいと思います」 斜森さんには、新製品の開発製造という夢があります。 「具体的にはまだ形になっていないのですが、たとえば、ひとりの人がほしいという意見に耳を傾けることが、新しい製品を作っていくキッカケになるのではないかと思っています。ひとりがほしいということは、世界を探せば100人がほしいと思っているかもしれない。そういうことを考えてもいい、自由な発想がこの会社にはあります」 後輩へのメッセージ 「若い人に言いたいのは、自分に対していうのと同じなんですが、会社の力だけに頼るな、ってことです。大手企業やメーカーに頼るのは楽かもしれないけど、まず自分の力をつけることが大事。技術力を高めて、自分自身が大きくなることが最優先です。目標がなければ前に進まないので、ぼくも日々努力しています」

tokyochokoku_ph11.jpg 斜森 宏ニさん
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