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株式会社吉増製作所

株式会社吉増製作所 最高水準の世界的認証も取得。航空宇宙産業から頼りにされる部品メーカー<br>「吉増は単なる外注ではなく“機能分担会社”」。「浜の真砂」の精神で育った人材を活かし、航空宇宙産業のリーディングカンパニーを目指す

株式会社吉増製作所

最高水準の世界的認証も取得。航空宇宙産業から頼りにされる部品メーカー
「吉増は単なる外注ではなく“機能分担会社”」。「浜の真砂」の精神で育った人材を活かし、航空宇宙産業のリーディングカンパニーを目指す

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株式会社吉増製作所

最高水準の世界的認証も取得。航空宇宙産業から頼りにされる部品メーカー 「吉増は単なる外注ではなく“機能分担会社”」。「浜の真砂」の精神で育った人材を活かし、航空宇宙産業のリーディングカンパニーを目指す

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  • 社名:株式会社吉増製作所
  • 設立年月:創設:1956年 設立:1960年
  • 資本金:2000万円
  • 従業員数:140名(平成27年9月現在)
  • 代表者:代表取締役社長 吉増 弾司
  • 社員平均年齢:37歳
  • 初任給:非公開
  • 主な勤務地:東京都あきる野市
  • 休日:土日祝祭日、夏季年末年始 年間計123日(2015年)
  • 本社所在地:東京都あきる野市二宮東三丁目6番地14
  • 電話番号:042-558-2151
  • 公式HP:http://www.yoshimasu.com/
  • 日々、空の上では無数の航空機が飛び交っている。だが、快適な旅も安全な機体を生み出す優れた技術あってこそ。あきる野市に本社工場を、そして新潟県村上市に第二工場を持つ株式会社吉増製作所は、航空機のジェットエンジンなどに用いられる特殊金属部品メーカー。戦後間もなく設立された同社は、半世紀以上にわたって航空宇宙産業に携わり、高い技術力を育成。技術革新を続けることで、製造部品の品質をさらに向上させようと取り組んでいる。
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事業紹介

航空機エンジン関連分野で採用されることの多いチタン、コバルト、ニッケル合金等の特殊金属。 これらの金属は加工が極めて難しく、高度な技術と経験が求められます。 当社はこの分野に深い経験と高い加工品質の実績を持ち、それらはジェットエンジンや宇宙ステーションの重要部品などで今日も活躍しています。

戦後、小さな町工場から始動。航空宇宙業界で名を馳せる存在に

航空産業と戦争は切っても切れない関係にある。現在名前が知られる世界的な航空機製造企業の多くも、軍用機の発展とともに現在の地位を築いてきた。株式会社吉増製作所の創業者も、戦中に航空機製造企業で技術者として働き、技術力を磨いてきた人物。そして終戦後、吉増製作所の母体となる小さな町工場を立ち上げる。1956年のことだ。 当時、近隣には自動車の部品工場が立ち並んでいた。「この小さな工場で他社に負けないためには、何を作ればいいだろう」──。そう考えて始めたのが、航空機部品の製作だった。 「『航空機部品』というと大きなものを連想されるでしょうが、実際には手のひらに収まるような小さな部品もあります。吉増製作所の出発点は、大きな航空機の中の、小さな部品だったんですよ」と語るのは、同社代表取締役社長の吉増弾司氏だ。 現在の同社は、航空宇宙産業などから依頼を受け、取引先にはIHIや川崎重工業など、大手企業が名を連ねる。中でもジェットエンジン部品の製作については定評があり、例えばボーイング機のエンジンにも同社の部品が用いられている。業界でも名うての技術力を持つ企業であることがうかがえる。 航空宇宙産業は、他業種以上に精密な技術が不可欠だ。というのも、航空機は高度3万フィート以上を飛ぶ重機。地上の機械よりも厳しい条件下で稼動する。万が一にでも不備があれば、多くの人命が失われる可能性もある。それだけに飛行機で使われる部品には、他業界以上の品質の高さが求められるのだ。

03_1.jpg 代表取締役社長 吉増弾司さん

軍用機より高度な技術が要る民間機。必要とされ続けるため、継続的な企業努力が必要に

不況で各国のGDPが伸び悩み、冷戦の終結によって防衛予算が削減される中、軍用機の生産台数も減少傾向にある。そんな時代の変化を受け、軍用機関連の案件が中心だった吉増製作所では、民間機関連の受注を増やそうと軸足を移しつつある。 ところで、軍用機と民間機とでは、どちらの方が高度な技術力を求められるのだろうか。 「軍用機のイメージがありますが、民間機は企業間競争が激しく、コスト低下と品質向上を同時に行う努力が求められます。また『NADCAP』といって、溶接や熱処理、非破壊検査などのいわゆる「特殊工程」と呼ばれるものについては世界的な認証が必要になります。民間機の方が高度な管理が必要なのです」(吉増氏) 参入障壁の高い航空宇宙産業。けれど、参入後も安泰ではなく、継続的な企業努力が必要になるわけだ。 例えば吉増製作所では、ある部品について製造時間を10分から8分に短縮するため、相当な改善活動を日々積み重ねている。しかし、小さな改善を積み重ねるやり方ではいずれ限界が訪れる。8分からさらに5分へと縮めたいと思うのなら、今までの方法を一新する技術革新が必要となる。同社ではそのような技術革新を生み出すため、大学と協力。実際、製造時間を劇的に減らす画期的な生産技術を生み出すことにも成功した。

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05.jpg 国内でも数少ない特殊工程作業者認定の
合格者が多数在籍する。

全社一丸となり困難に挑戦。「浜の真砂」の理念で日々成長

このように吉増製作所のことを見てみると、職人気質の企業のように思える。事実、同社には「浜の真砂」(はまのまさご)という経営理念がある。「覚える技術は浜の砂のように尽きない。現状に満足せず、技術力や人間力を成長させてほしい、との願いを込めた理念です」と吉増氏。常に新しいことに挑戦できる人、また失敗を恐れず取り組める人が、同社の社風には適していると言うのだ。 ただ、1人でそれを行うのは容易ではない。職人の世界には「技術は目で盗め」という慣わしがあるが、それでは非効率。同社が好む育成方法ではない。むしろ、熟練者が若年者を指導し、困難に直面した時には共に試行錯誤する。そして成功の暁にはみんなでその感動を分かち合う。同社にはそんな社風があるのだ。 「創業当時、同業者の中でも地位的に低かった当社が、1社抜き、2社抜きといった具合に成長できたのは、長期的ビジョンに従い、人を育ててきたからです。『板金プレスは吉増に』『吉増は単なる外注ではなく“機能分担会社”』。そんな評価を頂戴できるのも、プレスや機械加工はもちろん、管理の難しい溶接、レーザ加工などの特殊工程から非破壊検査まで、自社で一貫して手掛けられる基盤を持っているからです」(吉増氏) 投資さえすれば設備は整えられるが、人材は簡単にそろえられない。だからこそ同社の持つ人材という強みは、最大の武器になる。 「10年後、航空宇宙業界でリーディングカンパニーになるという目標がわれわれにはあります。その目標を共に追いかけてくれる人材を求めています」(吉増氏) 高い空を飛ぶジャンボ機のように夢は大きく、志も高く。そんな人材と「共に仕事がしたい」と吉増氏は話している。

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先輩メッセージ
熟練者の技術がとても高く、活気に満ちている職場に驚き


製造部仕上課 課長塚原さん

――転職して吉増製作所に入られたと聞いています。最初の印象はいかがでしたか?
熟練者の技術がとても高いこと、そして社員が活気に満ちていることに驚きました。みんなが前向きで、困難なことから逃げ出さない社風がある、と感じましたね。 私も前職である程度の経験は積んだつもりでしたが、ある時、初めて経験する仕事で行き詰まってしまったのです。その時、熟練の先輩が話を聞いて下さって、一緒に解決法を見出してくれました。そうして成功した時の感動と言ったら! この年で柄にもなく、心がシビれましたよ。
――課長として、職場の雰囲気作りの上で気をつけていることは?
作業者を精神的に1人にさせない、ということでしょうか。何年かに1度しか受注しないような、突発的な部品製作の仕事が来ることがあります。その場合、ノウハウを持つ技術者が既に定年退職していることがあるのです。そうした時でも、担当者1人にすべて任せるのではなく、みんなで仕事の進め方を考えて、支援することが大切になります。 また、航空機の部品は万が一のミスも許されない仕事ですが、失敗を恐れすぎて、担当者を固定してしまうと人が育ちません。そこで、ローテーションで担当を変更し、1人の作業者がさまざまな仕事にかかわれるようにしています。そうすると技術も伝わりますし、若年者も成功すれば自信につながり、さらに向上心を持てるようになるはずですから。
――今後、入社してくる若い人たちには、どのようなことを期待しますか。
覚えることもたくさんありますし、ミスが許されない厳しい仕事ではありますが、緊張感を持ちながらも、楽しく仕事をしてもらいたいと思っています。失敗を恐れず、どんどん新しいことに挑戦してほしい。それでいて、飛行機が好きな人なら大歓迎ですよ。

07.jpg 塚原さん
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