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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第20回 長くイキイキと働ける環境が充実している企業特集

1社目 株式会社コーソル/8名参加

コーソルはデータベースの設計・構築、運用管理、保守サポート、コンサルティングなどを手掛けているIT企業です。今回は千代田区麹町の本社を訪問し、代表や社員の方々のお話を聞いてきました。  

社員の方々と記念撮影 社員の方々と記念撮影

ツアー内容

代表取締役からのお話
 ツアーは金山俊明代表のお話からスタートしました。「SNSやネットワークサービスのいわゆるBtoCの会社はご存じかと思いますが、これがBtoBとなるとあまりなじみがないのではないでしょうか」と前置きした上で、まずはIT業界についてお話してくださいました。

 「BtoCとは企業対個人のことです。例えば、パソコンメーカーから皆さんがパソコンを買うというのがBtoCに当たります。これがBtoBとなると企業対企業。企業のシステムを構築したり、ソフトウェアを開発したりといったものです。当社は企業のデータベースの設計・構築や運用管理、保守サポート等を手掛けているので、BtoB企業の一つになります」

 さらに、話はエンジニアの仕事内容に及びました。

 「エンジニアというと目に見える部分、つまりアプリケーションを作る技術者を連想すると思いますが、私たちが扱っているのはデータベースです。例えば皆さんが使っている就職活動のサイトのデータベースには、皆さんの名前や出身大学などのデータが記録されていますし、銀行では個人情報や残高といったデータをもとに入出金や振込といった取引が行われています」

 いまや、IT社会になくてはならないデータベースシステムを手掛けるため、相応の技術力を持ち備えておかなければならないといいます。そのため同社では、未経験者でも無理なく知識を身に付けられるように、体系化された教育環境や資格取得支援制度を導入するなどして、資格取得を奨励しているといいます。その結果、エンジニアのほとんどが、データベース技術の認定資格である「ORACLE MASTER」を保有。さらに、「ORACLE MASTER」の中でも最難関といわれている「ORACLE MASTER Platinum」に合格したエンジニアが50名以上在籍しています。この取得者数は、名だたる大手企業を抑えて国内1位だという話に、学生の間からどよめきが起こりました。

 同社では、高い技術力や育成制度もさることながら、高い定着率も自慢の一つ。その背景には子育て支援の充実など、社員にとって働きやすい環境があります。産休・育休取得後は、戻ってくるのが当たり前という風土が浸透しており、女性だけでなく男性も積極的にこうした制度を活用しているといいます。

 さらに金山代表は、今後の展望を次のように語りました。

 「当社は2004年に設立した、まだまだ成長段階の会社。群雄割拠の業界の中で勝ち残っていくためには、技術力だけでなく、サービス面も充実化を図っていかなければなりません。その一つの施策として準備を進めているのが、カナダオフィスの開設です。これは24時間対応に時差を利用しようという試みです。会社に従事するというよりは、一緒になって会社を成長させていきたいという人にはやりがいのある環境だと思います」

オフィス見学と座談会
 金山代表のお話の後はオフィス見学が行われました。顧客からの問合せに電話やメールで対応するサポートルームや会議を行うミーティングルーム、そして様々な本やダーツ台などが置かれた休憩にも使える共有スペースなどを見学しました。  

 その後、社員の方々との座談会が開かれました。学生からは、入社動機や社風に対する質問が投げ掛けられました。

 ある女性社員の方は、「コーソルという社名の由来は『共に解決する(CO-Solutions)』です。社員全員が同じベクトルを向き、協力しながら課題を解決していくというのにひかれて入社しました。大学では心理学を専攻していたので、データベースがどんなものかもよく分かっていない状態でしたが、研修で一から学べたので不安なく現場に出られました。文系でも未経験でも活躍できます」と語ってくださいました。

 また、ある女性社員の方は、「当社は困ったことがあれば、チームで解決していくという文化があります。ですから一人で悩んでしまうということはありません。無駄な残業もないので、プライベートとの両立もしやすいです」と社風について語りました。

 座談会は30分ほどで終了。最後に人事教育・広報チームの鳥井圭子さんに挨拶していただきました。

 「就職活動は様々な会社や色々な人と会う絶好のチャンス。就職活動というと苦しいイメージがあるかもしれませんが、出会いを楽しみながら自分に合う企業を見つけていってください」

 今回はツアーの後、特別に社員の方々とのランチ会が開かれました。食事を取りながら、就職活動や仕事のことなど、ざっくばらんに聞ける有意義な時間になりました。

  • IT業界について説明する金山俊明代表々IT業界について説明する金山俊明代表
  • オフィス見学の様子オフィス見学の様子

学生の声

 参加した学生からは「文系でも活躍できると聞いて、IT企業に興味を持ちました。視野を広げて就職活動をしていきたいです」といった感想や、「データベースは専門的な分野なので自分に務まるか不安はありますが、何より会社の雰囲気が良かったので興味が湧きました」といった声も挙がりました。いずれも、それぞれの就職活動が一歩前進したようでした。  

  • 座談会の様子。どんな質問にも真摯に答えてくれました座談会の様子。どんな質問にも真摯に答えてくれました
  • ランチ会ではリラックスした雰囲気で様々な話ができましたランチ会ではリラックスした雰囲気で様々な話ができました

2社目 株式会社吉村/8名参加

 吉村は主に日本茶のパッケージを企画・製造する会社です。今回は品川区戸越にある本社を訪問し、社長や社員の方々のお話を聞いてきました。   

橋本久美子社長を囲んで記念撮影 橋本久美子社長を囲んで記念撮影

ツアー内容

社長からのお話
 ツアーは、今回の会社訪問に協力していただいた社員の方々の自己紹介からスタートしました。この自己紹介は20秒という限られた時間内で行う、いわば吉村流の自己紹介。キッチンタイマーを使い、時間を区切りながら話すことで、効率化を促すだけではなく伝えるべきことを端的にまとめる力が身に付くため、普段の会議やミーティングなど様々な場面で取り入れられているといいます。   

 社員の方々が自己紹介をした後は、学生たちも20秒の自己紹介を行いました。その後、橋本久美子社長にお話していただきました。

 「当社は1932年創業で、私の代で3代目。社長職を継いでからは、デジタル印刷機の導入やセールスプロモーションの新企画といった事業改革から、時短勤務やつわり休暇といった働き方改革まで、多くのことを変えてきました。だからこそ、働く環境は与えられるものではなく自分で作っていくものという信念があります。皆さんが社会人になったときには、ぜひそうした意識も持って働いていってほしいと思います」

 続けて会社概要についてお話していただきました。

 「社員数は223名なので、全員の顔と名前が一致するぐらいの規模です。メイン事業は全国のお茶屋さんにパッケージの企画提案や包装資材の販売を行うこと。通常、デザインはデザイン会社、印刷は印刷会社などと分かれていますが、当社は顧客との打合せから、パッケージ制作、印刷、ラミネート加工、梱包まで一貫生産の体制を整備しています」

 橋本社長の代になって、もう一つ大きな変化があったそうです。それについて話してくださいました。

 「先代時代の会議といえば、社長の話が主なものでした。現在は先程体験した20秒スピーチのように、社員全員が区切られた時間内で発言する形になりました。組織全体がトップダウンから社員全体で話し合って物事を決めていくボトムアップの体制に変わったのです。また、昔は出産退職する方が少なくありませんでしたが、育児休暇や時短勤務と行った福利厚生面を整備するほか、社員の有志が集まり、制度を推進する『オレンジプロジェクト』を立ち上げたことで、出産退職する社員はゼロになりました」

 それだけに留まりません。経営の透明化を図るため、経営会議などの内容を知らせる社内報である「壁新聞」の発行、経常利益の4分の1を社長から新入社員まで均等配分する制度など、ユニークな制度を実施しているといいます。

 「会社を継続していくには社員の声が大事ですので、基本的にはどんな提案でも最初からダメと言ったことはありません」

 まさに社長と社員が一丸となって成長していく会社。学生たちも真剣な様子でメモを取っていました。

オフィス見学と座談会
 橋本社長のお話の後は、オフィス見学が行われました。企画推進やデザインなど、様々な部署が入っている執務スペースを見学。本社はフリーアドレス制(固定席がない形態)で、何と橋本社長の座席も固定ではないフリーアドレスだといいます。そのほか、橋本社長のお話にもあった壁新聞などを見て回った後は社員の方々との座談会が開かれました。学生からは、入社のきっかけやどのように考えて就職活動を行ったのかといった質問が投げかけられました。 

 ある女性社員は、「当社を知ったのは合同説明会です。そのときに会った当時の総務部長が、『良い人』を絵に描いたような方だったんです。この人が総務の部長をしているのなら、良い会社に違いない、この人と一緒に働きたいと思いました。就職活動の際には、事業内容や福利厚生も大事ですが、そこで働いている人にも注目してみてください」とアドバイスしてくださいました。

 また、企画推進部所属の若手社員の方は、「企画の仕事に就きたくて100社近くエントリーしましたが、なかなか受からなくて、その焦りから事務の仕事にも応募したところ内定を頂きました。でも、やっぱり企画の仕事を諦めきれなくて、当社のインターンシップに参加し、そこでやっと企画の仕事に就ける内定をもらいました。諦めていたら後悔していたと思うので、やりたいことがあれば、ぜひ最後の最後まで頑張ってみてください」と語りました。

 座談会は30分ほどで終了。最後に営業本部長の辻公二郎さんから挨拶をしていただきました。

 「当社には、一人ひとりがアイデアを出し合って良い会社にしていこうという文化が根付いています。その一員になりたい、少しでも興味があるという人は、またぜひお越しください。本日はどうもありがとうございました」

  • 事業内容を説明する橋本社長事業内容を説明する橋本社長
  • オフィス見学の様子オフィス見学の様子

学生の声

 参加した学生からは「座談会で、社員の方の就職活動について聞けたのが良かった」、「中小企業のイメージが掴めてきた」といった感想が挙がりました。また、「社長が社員一人ひとりを大切にしていることがひしひしと伝わってきた。就職活動の参考にしたい」といった意見も聞かれるなど、それぞれ有意義な時間になったようでした。   

  • 座談会風景。就職活動のヒントにもなりました座談会風景。就職活動のヒントにもなりました
  • 最後に挨拶していただいた辻公二郎営業本部長最後に挨拶していただいた辻公二郎営業本部長

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