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女性社長インタビュー3:
アイディアは数が勝負。
つまらないと言われるのを恐れずどんどん発信してほしい

アイランド株式会社 代表取締役 粟飯原 理咲さん
現在のお仕事

情報通信業・アイランド株式会社
代表取締役

お名前

粟飯原 理咲さんあいはらりさ

会社員から起業家へ

「お取り寄せ」「レシピ」「朝時間」といった切り口で、生活お役立ち情報を提供するポータルサイトを運営するアイランド株式会社。「次の時代、お取り寄せが流行る」という粟飯原理咲社長のひらめきから始まった同社の歩みを聞いた。

まずは起業する以前の経歴を教えてください。
大学卒業後、NTTコミュニケーションズで4年、リクルートで1年、新しいネットサービスを考える仕事をしていました。その後、立ち上げから間もなかったAll Aboutにリクルートから出向して2年間マーケティングに携わりました。
アイディアを形にできる新規企画事業は学生時代からの希望でもあったので、入社面接でアピールしていたことが運よく聞き届けられました。

2003年に起業することになったわけですが、どんな経緯がありましたか?
仕事で新サービスを考える傍ら、プライベートでも友人と一緒に新サービスを立ち上げていたものですから、社会人になってからの7年間はずっと新サービスのことばかり考えてきたことになります。その中で、当時まだ一般的でなかった「お取り寄せ」という言葉が流行るのではないかという確信が芽生えたんです。
その確信を事業化することを考えると、大企業の中で事業化するには市場規模が小さすぎる。かといって、プライベートで仕事と両立しながらやるには規模が大きすぎる。それなら、会社を辞めて新規事業として立ち上げようと思ったのです。

粟飯原流発想法。たくさん入力、たくさん出力

「お取り寄せがブレイクする」と確信できたのはなぜですか?
仕事でオンラインショッピングのマーケティングに携わる中で、オンラインショッピングの市場が拡大していることは肌で感じていました。当時は、「腐ったらどうするの?」「ケーキなんかどうやって運ぶの?」といったハードルから、インターネットで食品を扱う分野はそれほど活況ではありませんでしたが、これから伸びてくるというのはデータから予測できました。
さらに、プライベートで友人5人で運営していた食べ歩きのサイトがそれを裏付けてくれました。ユーザー登録をしてくれていた女性3万人に時々、お取り寄せについてアンケートをとってみるとアクティブに返事をくれていたんです。女性はお取り寄せが好きで、これは流行るだろうなという確信に変わりました。仕事でやってきたことと、プライベートでやってきたことがうまく掛け合わさった結果ですね。

よいアイディアを生み出す秘訣は何かありますか?
実はアイディアは数が勝負なんです。アイディアを出すのが苦手という人は、「いいアイディアを出さなきゃ」と難しく考えていることが多いと思います。冴えたアイディアを一発で閃く必要はなくて、100個出した中に一つでもあればいいんです。「つまらないアイディアって言われそう…」などと恐れず、気楽に発信してみること。とにかく数を出すことが大切です。
アイディア出しの練習は日常生活の中でも気軽にできます。練習といっても堅苦しいものではなく、ゲーム感覚でできることなのでやってみてください。たとえば、家族団らんや友人との雑談のときに、「食べ物の名前を使っていて、いかにも書店に並んでいそうな本のタイトルを10個ずつ考えてみよう」などとテーマを出して、互いに意見を出し合います。雑談の場なら、くだらないと思うアイディアでも恐れず発信できますから、いい練習になります。
私も、主人がこういうことを考えるのが好きなので、よく夫婦でこのゲームをしていますし、父が特許を取るのが好きだったため、実家でも「こんなサービスがあったらおもしろいんじゃないか」などとブレインストーミングはよくやっていました。そういう日頃の積み重ねが、アイディアを出す力になっているのだと思います。
それとやはり本もたくさん読みますね。「この人はトレンドを捉えるのがうまいな」と思うお気に入りの編集者さんがいて、その編集者さんがいまどんなキーワードを使っているかをチェックしています。本を読むというより、“本屋さんで傾向を読む”というほうが近いかもしれません。

会社の目指すビジョンとメッセージ。社員の入社で意識する

経営理念はありますか?
3年目を迎えたころ、ビジョンとメッセージという二つの軸で経営理念を明文化しました。ビジョンは「場を創造し続ける」、メッセージは「みんなの暮らしをもっと楽しく、わくわく、心地よく」です。つまり、みんなの暮らしをもっと楽しくするための場を創造し続けるということが私たちの目的ということになります。
ここでいう“場”はWeb上に限らず、雑誌・書籍・CDなどさまざまな形の場をこれまで創造してきました。2012年にはキッチンスタジオをオープンし、ネットで知り合った人とリアルに出会える“場”を創りました。リアルも媒体の一つと広い視点で、場を創造し続けていきたいです。


明文化した3年目には何があったんですか?
3年目に初めて、創業メンバー以外の社員を迎えることになったんです。その女性社員があるとき、「私はアイランドに勤めていて、身も心もアイランド人なので、アイランド人として仕事をしていきたい」と言ったことにハッとさせられました。
それまでは「事業を成功させたい」「いいサービスを作りたい」ということばかりに夢中になっていましたが、その社員は「会社に所属している」という気持ちを持っていてくれたわけです。それが「アイランドはどういう会社だろう?」と見直すきっかけになったんです。
創業メンバーだけの時は、言わずとも共有できていたので、あえて言葉にしていませんでしたが、創立当時から抱えていた思いをきちんと明文化しようと思いまいした。それがビジョンとメッセージなんです。


楽しくて夢中。だから苦労とは思わない

会社の中で事業を立ち上げるのと、起業とでは違った苦労があったかと思います。何か印象深いエピソードはありますか?
思い返せばいろいろあったような気もしますが、当時は楽しくて夢中だったので、苦労と感じたことはありません。ただ、最初の頃は不便なことはたくさんありましたよ。まずオフィスがありませんでしたから(笑)。
貯金はすべてサービスの開発に回そうと思っていたので、丸2年はファストフード店をオフィス代わりにしていましたね。創業メンバーは私を含めて3人いたので、早朝にLAN環境のあるファストフード店に集まって、タスクの確認だけして散会。私だけそのままお店に残って作業して、夜になったら再集合という生活でした。
FAXやコピーの用があるときは、その都度コピーサービスのお店を利用していましたし、打ち合わせは必ず先方に出向かなければなりません。勤めていた頃は、自分の席があって、パソコンが貸与されて、通信環境完備・コピー取り放題と設備が揃っているのが当たり前。総務も経理も他の部署でやってくれる。それがいかに恵まれた環境だったのか身をもって知りました。今では、この不自由さは最初に味わえたのは、貴重な経験だったと思っています。

最後に、就職活動をしている人にメッセージをお願いします。
「地に足のついたミーハーでいよう」。これは私が就活をしていた時に、自分で作った座右の銘で、いまでもずっと言い続けています。「自分はこうだ」と決め付けず、興味ある会社だったらどんどん受けてみて、チャレンジしてください。
それだけだと、ただのミーハーなので、興味があると思ったことを実体験してみる、調べてみる、発信してみるという風に掘り起こしてみると世界が広がると思います。そうすればきっといい会社・いい仕事にめぐり合えるのではないでしょう

社内は和気あいあいとした雰囲気に包まれている キッチンスタジオにて
Webサイトや書籍などコンテンツはますますの広がりを見せる
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